先日大阪会場の様子をゲスト寄稿してもらったXperia X Performanceのタッチ&トライイベントですが、今回運良く名古屋会場に当選したので参加してきました。
今回のイベントはXperia X Performanceの魅力を開発者から直接聞きつつ、実際に実機を借りて体験できるというもの。東京・大阪に続き、3会場目の名古屋会場にて参加しました。
今回のXperia Xシリーズの「X」はお客様と様々な体験がクロスする瞬間に常に寄り添うパートナーというテーマの新シリーズ。
Xperia Zから始まったXperia ZシリーズはXperia Z5で完結し、今回から新たにXシリーズになりました。
今回新たに投入されたライムとローズの2色のゴールド。
Unified designをテーマに、フォルム・カラー・UIの3つを通して開発。外装のガワだけでなく、中身のUIも統一したデザインが今回のXperia Xシリーズの特徴となっています。
メカニック
続いてメカニックの話。
今回採用されたアルミの背面パネルは白黒がヘアライン加工、2色のゴールドがサンドブラスト加工となっています。通常は同じ機種は1種類の金型で作られるところ、Xperia X
Performanceはこの2種類の加工の違いで寸法に差が出ないように金型を2種類用意してこだわって作っているとのこと。
アンテナ部分はフレームの内側の樹脂パーツに埋め込むことによって、極力背面のアルミの影響を受けずに通信する事ができるようになっています。
前面に2.5Dのラウンドガラス、背面のメタルの絞りを湾曲させる事によって連続した持ちやすいカーブを実現したラウンドデザインに仕上げています。また、背面のメタル部分は小さなR(曲面)を施す事によってエッジがフレームとシームレスに繋がるようになっています。
従来は割線のあったフレームが、コの字に端末に回りこむ一体のパーツとなった事で連続した割線の無いデザインに仕上がっています。この点は組み立ての工程を変更する事で実現できたとのこと。
システム
続いて、システムについて。
今回クアルコムの最新チップを使用したXperia X Performanceは従来の2倍のCPU性能、1.4倍のGPU性能を実現。また通信性能や音質等もキャリアの最新のものに対応し改善しています。
従来のカクカク感を改善し、ゲームなどでヌルヌル感が感じられるように。スクロールレスポンスもXperia Z5の71.9msから42.5msに改善しています。
今期モデルの中ではバッテリー容量の小ささが目立つXperia X Performanceですが、CPUのチューニングで消費電力が大幅に削減。実用上の電池持ちは前モデルから伸びています。
従来機種と加えてバッテリーの劣化を防ぐ新しいアルゴリズムが導入されており、充電サイクルを繰り返しても長く使えるようになっています。
今回背面がメタルになったことで放熱性能が強化されており、Xperia Z5比で30%改善しています。
USB機器の検出方法も最適化されており、メニューからの操作が不要になりました。
カメラ
続いてXperiaの目玉であるカメラ性能について。
技術の進化・使い勝手の進化の2点から改善が施されています。
従来機種と比べて起動速度が改善。
撮影時のもたつきも改善しています。
撮影後のアルバムアプリでのプレビュー画面への遷移も高速かつスムーズに。
Xperia Z5より搭載している先読みオートフォーカス。最速0.03秒のAFを実現しています。
被写体の動きを予想することで先取りでピントを合わせる事が可能。
先読みありと無しでの作例の比較。
電車など被写体が向かってくるシーンで効果を発揮します。
フロントカメラも新開発。暗いシーンでも明るくノイズを少なく撮影する事ができます。
1300万画素のExmor RSイメージセンサーにより高い解像度と高感度を実現。
Xperia Z5や他社端末との比較。解像感がアップしています。
ピクセルを重ね合わせる事でノイズを1/4に削減。
マルチショットノイズリダクションありと無しでの作例の差。
Z5とX Performanceでは夜のシーンでのノイズの差があります。
Z5との比較。
Camera UIがXperia Z5のAndroid 6.0アップデートに含まれたCamera UI 5.0からCamera UI 5.1になり、レスポンスがアップしセルフィーに特化した使いやすいUIを搭載。
画面の上から下にスワイプする事でメイン・インカメの切り替えができるようになりました。
フロントカメラに目線を合わせる工夫もされています。
ディスプレイ
続いてディスプレイについて。
色域・コントラスト・精細感の3つの要素でソニーの高画質は構成されています。
まずは広色域。
ディスプレイの3原色を濃く改良。緑は新開発のカラーフィルタを採用しています。
テレビのBRAVIAのチューニングエンジンを移植することでディスプレイ色域を美しく表現。
ユーザーが意識する事なく写真と動画にそれぞれ最適化されたチューニングが自動選択されます。
続いて高コントラスト。
Z5と比べると斜めから見た際のコントラストが大幅に改善しています。
映像を自動認識して最適なパラメータを適応。
続いて高精細。
X-Realityを搭載。設定画面から比較デモが可能です。
まとめ。FullHDの解像度ながら、画面の綺麗さの作り込みが感じられます。
オーディオ
続いてオーディオ。
今回のXperiaは録音に注力しています。
左右対称なマイク、ノイズリダクション、バイノーラルレコーディングの改善など、録音関連の改善が多く盛り込まれています。
マイクの位置が左右対称の位置に移動しています。
ノイズリダクションにはソニーのハンディカムのノイズリダクション技術を採用。内部で発生するノイズに関しても除去する仕組みになっています。
バイノーラル録音に関してもチューニングを見直し、Z5よりもダイナミックに、より綺麗に。
高音質の録音が可能になることでYouTuberなどのクリエイターにも最適な機種となっています。
Xperiaアプリ
続いて、Xperiaのアプリについて。
ムービークリエイターの紹介。
ムービークリエイターはただ撮るだけでハイライトムービーが届くというもの。サーバーへのアップロードなどはなく、スマートフォンの内部で処理されます。
Facebookと連携してイベントの動画が作れる機能も登場。
Google+のコミュニティに参加することで新機能をいち早く試す事ができます。
今回のイベントではドコモ版のXperia X Performanceをお借りできたので、追って使用感などを書いていく予定です。第一印象としては従来機種と比べて動きが非常にサクサクになっており、指紋認証性能も体感できるレベルで改善していて、フィーリングは良好。予想以上に快適な機種に仕上がっている印象です。