auの回線を使ってサービスを提供しているMVNOのUQモバイルが、基本データ容量を2倍に増量すると発表しました。
UQモバイルはUQコミュニケーションズの提供するau回線を用いたMVNOサービス。au本家のKDDIのグループ会社の提供するMVNOだけあり、機種のラインナップや回線速度に非常に力が入れられているのが特徴。
今回発表されたのは「おしゃべりプランS/M/L」および「ぴったりプランS/M/L」の基本データ容量の増量。内容としては従来の2倍となる、「プランS」の場合は1GBから2GBへ、「プランM」の場合は3GBから6GBへ、「プランL」の場合は7GBから14GBへ増量します。
また、既に「増量オプション」で基本データ量と同じ容量が加算されている場合も重複適用。合計3倍のデータ容量となり、プランSは3GB、プランMは9GB、プランLは21GB利用する事ができるようになります。本来増量オプションは500円の有料オプションとなっていますが、キャンペーンで新規契約・機種変更の際に2年間無料で付与されるため、基本料金は変わらず実質的に3倍のデータ容量を使う事ができる形になっています。
新容量の反映は2018年12月1日からとなっていますが、「増量オプション」ユーザーに対しては反映に先駆けて2018年9月1日から11月30日までの間、同等の容量が加算される「データ特盛キャンペーン」が実施されます。
UQモバイルはKDDIグループの提供するMVNOというだけあり、格安SIMのカテゴリでありながら回線品質は非常に快適で、個人的にも愛用しているMVNO。今回のキャンペーンでプランSが3GB、プランMが9GB、プランLが21GBとかなり余裕のあるデータ容量になり、品質・容量ともに死角が非常に少ないMVNOになりました。
増量の背景にはソフトバンクのサブブランドY!mobileが同等のデータ増量を実施した事もあり、大手キャリアの提供する低価格ブランド同士の競争で蚊帳の外のMVNO各社は厳しい戦いを強いられそうです。