3.5mmオーディオジャックの無い端末で有線ヘッドホンを使うためESRのType C to 3.5mmアダプタを買ってみました。
今回購入したESRのType C to 3.5mmアダプタは、USB type C端子に接続して3.5mmジャック(AUX)の有線イヤホンやヘッドホンを使いつつ、USB type C電源から充電も同時にできるという2in1の製品。
最近のAndroidスマートフォンは3.5mmジャックを撤廃してUSB type C端子のみになる傾向にあり、Xperia 1、Galaxy Note 10共にUSB type Cのみ。USB type Cを採用したiPad Proに関しても有線イヤホンは直接接続できず、USB type C変換が必要。
イヤホンジャックが無くとも音楽を聴いたり動画の再生(遅延する音声に対して映像が調整されるため)を行う分にはワイヤレスのイヤホン・ヘッドホンで問題はありませんが、ゲームとなってくると話は別。超低遅延のApple AirPodsですら遅延はゼロではないため、やはり操作に対して音がリアルタイムに返ってくるゲームに関してはスピーカー or 有線接続のイヤホン・ヘッドホンが欠かせなくなってきます。
そこで今回購入したのがESRのこのアダプタ。3.5mmステレオジャックとUSB type Cジャックが搭載されており、これであれば充電しながらヘッドホンでゲームをプレイする事が可能です。
Xperia 1に今回のESRのアダプタを接続、有線のヘッドホンとUSB type Cの充電ケーブルを接続したところ。問題なく充電・音声の出力ができました。
ただESRのアダプタ自体の問題ではないのですが、Xperia 1自体、3Dの高性能なゲームをプレイしながら充電すると放熱が不足気味になる傾向があるため、今回プレイしたCyber Hunterでは1時間以上の長時間プレイは熱で画面のフレームレートがコマ落ちしがちになり、厳しいと感じました。放熱性能の高いReno 10X Zoomでは長時間プレイでもサクサクで問題無し。
今回のようなアダプタを使って充電しながらゲームを遊ぶのであればスマホ選びの際は処理性能だけでなく放熱性能も見ておくと良いかもしれません。
アダプタを同様に11インチiPad Proに接続したところ。充電、音声出力ともに問題無し。相性問題などもなく、あっさり使えました。
Type C端末で充電しながらゲームしたいなら必携アイテム
定番アイテムではあるものの、実は今まで充電+オーディオのY字アダプタは購入したことがありませんでした。ヘビーなスマホゲーマーであれば熱中して長時間ゲームをやり込んでいると電池残量が気になった事はあると思いますが(iOSだと特に、プレイ中に良いところで残量が20%を切った警告がポップアップしてきてプレイを妨害されてしまい最悪)、こういったアダプタがあれば最近のイヤホンジャックが独立して搭載されていない端末でも電池残量を気にせずやり込む事ができて安心感があります。実際とても便利なので、もっと早く買っておけば良かったと思いました。
Amazonでの販売価格は記事公開時点では1,899円。普通のUSB type C→3.5mmの変換アダプタよりもやや高いですが、充電が同時にできる利便性は価値があると思います。USB type C搭載かつ3.5mmジャック非搭載の端末を使っているゲーマーには必携アイテムなのではないでしょうか。