第3世代Echo Dotレビュー!家電操作、音楽再生など使い道を紹介。音質は大幅進化、microUSBは非搭載に

先日購入したEcho Dotが届いたので早速開封して使ってみました。


今回購入したのはAmazonのEcho Dot 第3世代。Amazonの音声アシスタント「Alexa」を搭載したスマートスピーカーEchoシリーズの中では最もコンパクトかつ低価格なエントリーモデルとなっています。一度スマートフォンでセットアップすれば、音声操作だけで様々な機能を利用する事ができます。

開封、外観の紹介

こちらがパッケージ。Echoシリーズで統一されている青い外装に黒い内装のダンボール箱に入っています。

開封すると一番上にはEcho Dot本体が入っています。

同梱物一覧。付属品はシンプルにACアダプタのみとなっています。

こちらが本体。第2世代はファブリックケースが別売りでしたが、今回から本体のデザインに組み込まれる形になっています。

背面はACアダプタ用電源端子と3.5mmAUX出力端子。

上部はボリューム操作ボタンが上下に搭載、左はミュートボタン、右はアシスタント起動ボタンとなっています。なお、電源はACアダプタを繋いだ瞬間から自動で入るため、電源ボタンは無し。

ミュートボタンを押すとリングが光り、ミュート状態である事がわかりやすく明示されます。

セットアップはスマホアプリから

ACアダプタを接続すると自動で電源が入り、Alexaアプリからセットアップするよう促すメッセージが流れます。

AlexaアプリはiOS、Android向けに配布されているので手元のスマートフォンにダウンロードしてセットアップします。

Echo Dotが利用するAmazonアカウント、WiFiのパスワードなどをアプリ側で設定すればセットアップ完了です。

2代目Echo Dotと比較

先代の2代目Echo Dotを以前から使っているので、並べてみました。サイズ感的には一回り大きくなっていますが、デザインは洗練された印象を受けます。

機能的な違いとしては、2世代はmicroUSBで本体に給電できたのが、今回からはmicroUSB非対応になっています。イレギュラーですが、先代モデルはmicroUSB給電を活かしてモバイルバッテリーやカーチャージャーを使って自動車に車載して使うユーザーなども居たので、そういった飛び道具的な使い方ができなくなってしまったのは残念なところ。また、卓上で多ポートのUSB充電器を使っている方であれば先代はACアダプタを使わずに電源がまとめられたのですが、今回はそれができなくなってしまったのはちょっと不便かもしれません。

一方で、スピーカーとしての性能は大幅改善。2世代目Echo Dotは音楽用スピーカーとしてはあまりにスカスカの音質だったので期待していなかったのですが、3世代目はいい意味で期待を裏切る音質。主に低音が前回から大幅に進化しており、作業用BGM程度であればこれで良いのではないかと思えるレベルです。

2世代目Echo DotはAUX端子で外部スピーカーに繋いで使っていたのですが、今回もAUX端子は搭載しているものの、Echo Dot単体で使おうと思わせてくれる程度には音質が改善していました。

Echo Dotの使い道

結局Echo Dotにできることがイマイチ不透明でセールで買ってもお蔵入りしてしまっている方も多いかと思うので、自分の使い道を紹介します。

1. 着替えながら「今日の天気は?」「今日の予定は?」

定番ですが、ハンズフリーで使えるスマートスピーカーは他の何かをしながらでもハンズフリー情報を確認できるのが最大のメリット。シャワーを浴びた後などに「今日の天気は?」と聞くと天気や気温を確認できるので、着る服を選ぶためにPCやスマホを開いて天気を確認して、という手間が省けて便利。地味に一番重宝している機能かもしれません。

更に「今日の予定は?」と聞くと、Googleカレンダーなどを連携しておけばその日に入れているスケジュールを読み上げてくれます。朝寝坊して時間が無い時に準備しながらスケジュールが確認できてこちらも便利。時間が無い時の「ながら」作業には便利です。

2. 寝る前に「おやすみ」で部屋の照明・エアコンを消す

Alexaにはスマート家電リモコンを接続する事で赤外線リモコンで操作できる家電をそのまま音声操作できる機能があり、「電気を消して」「エアコンを切って」「テレビを消して」などとそれぞれ単独で操作する事ができるのですが、これを「アレクサ、おやすみ」のコマンドにまとめて全て一気に実行する事ができます。

布団に入ってからでも、それぞれのリモコンを探さずとも、全ての家電や照明を一気に落とせるので便利です。

3. 「アレクサ、リビングでナナヲアカリを流して」で全てのEcho連動でナナヲアカリを再生


Alexaには「スピーカーグループ」という機能があり、複数のAlexa搭載スピーカーをグループ設定し、タイミング同期して音楽再生する事が可能。自分は複数のEchoシリーズを持っているので、部屋を跨いでEchoを設置しておく事で全てのEchoで音楽を同時再生する機能を使っています。

1台のスピーカーだとリビングからキッチンに移動したりすると音楽が遠くなってしまいますが、この機能を使えば家の中を移動していても常に音楽が途切れずに流れているという環境が構築できて楽しいです。Amazon Primeミュージック、Amazon Music Unlimitedなどの自社サービス以外にもApple Musicなどのサービスにも対応しているので、自分の使っている配信サービスで音楽再生できるのも嬉しいポイント。

4. 購入履歴から「アレクサ、ジュースを買って」で補充


大手ECサイトのAmazonが提供する製品だけあり、やはり買い物もできるのもEchoの醍醐味のひとつ。購入履歴にある既に購入したものが優先されるので、例えば冷蔵庫の中のジュースが少なくなってきたら「アレクサ、ジュースを買って」で以前購入したジュースをそのまま追加注文する事もハンズフリーで完結します。これも地味に便利。カートに入れてから内容を確認したい場合はスマートフォンのAmazonアプリに通知が行くのでそこから確認する事も可能ですが、買うものがはっきり分かっていれば音声コマンドのみでチェックアウトまで実行できて楽ちんです。

活用の幅は広く、セールであれば買って損しないガジェット

今回紹介した機能は全てAlexa標準のコマンドで実行できるものばかり。複数台を家族で使うのであればEcho同士の通話、メッセージの送受信などもできるので子供部屋やリビングなどに分けて設置するのも面白そうです。これ以外にも「Alexaスキル」で機能追加できたり、WebサービスのIFTTT経由で任意のアクションを作成して様々なWebサービスに繋いだりと、活用の幅はかなり広く、とても遊べるガジェットだと思います。

デメリットを強いて挙げるとしたら、以下のとおり。

  • 2世代目にあったmicroUSBが非搭載
  • 画面が無いのでタイマーは少し不便

電源がmicroUSBでなくなってしまったのは先述したとおり。タイマーに関してですが、Echoシリーズでは先日、画面を搭載したEcho Show 5も買っているので、タイマーを設定した際などに残り時間が見えず確認するには声をかけなくてはいけない点が相対的に不便だとは感じたものの、それはスマートスピーカー全般同じ。弱点だった音質も今回かなり向上し、特段これといって大きなデメリットを感じない製品に仕上がっています。

3世代目になったEcho Dotは従来オマケ程度だったスピーカーの音質も向上し、単体で音楽やラジオを再生するスピーカーとしてより満足度がアップ。質感・音質ともに完成度が高くなったことで、個人的に前モデルよりも気に入っています。購入は以下のリンクから。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。