iPhone 12シリーズの「MagSafe」機構に装着して充電できる、社外品のマグネット充電器を試してみました。
今回購入したのはAmazonにて販売されているノーブランドのApple社外のサードパーティ製品。Apple純正品が4,950円のところ、この製品は1,899円とかなりリーズナブル。Apple純正品同等の最大15W出力対応を謳っているので、実際にその出力で充電が可能かも含めて確認していきます。
カラーバリエーションもホワイト・ブラック・ブルーの3色展開で選べるため、今回は純正品では選べないブラックを選んでみました。
こちらが充電器本体。コンパクトな丸みを帯びたフォルムに収まっており、ケーブル含めてブラックで統一。純正品同様、USB type C接続となっています。
表側は純正品同様中央が滑り止めの素材で出来たマグネット充電パッドとなっています。
裏側は最大15W出力である旨の表記のほか、キックスタンドを搭載。
引っ張る事でこのように展開する事ができます。
iPhone 12 Pro Max(ケースは先日レビューしたもの)の背面に装着してキックスタンドを展開したところ。磁力は安心感がある強度で、充電中は本体を落とさないように補助するスマホリングとしても使えそうです。
実際に試してみると、iPhone 12 Pro Maxのサイズだとキックスタンド利用時の角度はかなり浅くなってしまいます。
iPhone 12 miniであれば中々使いやすいアングル。
動画視聴にも良さそうです。
MagSafe充電表示は出るものの計測値は10Wに届かず
今回買った充電器はApple直販モデルでもないサードパーティのため、いわゆる「磁石のついたQiワイヤレス充電器」だと思ってiPhoneに実際に装着したところ、MagSafe充電器を接続した時だけにでるMagSafe充電画面になりました。ただこの画面が出る=15WのMagSafe充電ができているという訳ではないので、実際にUSB type C端子にUSBテスターを噛ませて電力を計測していきます。
AUKEY Omnia Mini 20Wに繋いでiPhone 12 Pro Maxを充電しながら数値を観測したところ、電力は10W弱の9W台で安定していました。最大15Wを謳っているものの、実際は10W程度になるようです。
出力は劣るものの、見た目良し&利便性のある充電器
15Wの最大出力には届かないものの、マットブラックでコンパクトな筐体は見た目が良く、キックスタンドも搭載という事で純正品には無い利便性も兼ね備えており、マグネット充電器としてはリーズナブルで費用対効果は感じられます。
Apple純正品のMagSafe充電器は4,950円と何本も買うには中々高価なので、ケーブルを背面に繋いだままゲームを遊びたいリビングやベッドでの常設充電器としてや、持ち運び用にお手頃価格のマグネット充電器を増やしたいといった場合の2本目3本目といったニーズには今回の1,899円のマグネット充電器はちょうどいいのではないかと思います。