ファーイーストガジェットが本日4月27日よりMakuakeにてクラウドファンディングを開始している新製品「デスクエニウェア」のプロトタイプを先行してお借りしたので、インプレッションを紹介していきます。
ファーイーストガジェットは以前紹介したMacBookのキーボード用のブラックアウトステッカーを作っているメーカー。今回は新しいアイデア商品を発明したので是非使ってほしいとのご連絡を頂いたので、クラウドファンディング前のプロトタイプをお借りして実際に使ってみました。
今回紹介する「デスクエニウェア」は、MacBookなどのノートパソコンやそのアクセサリを収納して持ち運ぶバッグにもなり、そのまま膝に乗せて机としても使えるモバイルワークデスク。リモートワーク・テレワークの環境をひとまとめにして持ち運び、どこでも作業環境を展開できるという製品です。
以下の公式のプロモーションビデオでは実際に使っているイメージを映像で分かりやすく紹介しています。
デスクエニウェアの外観
こちらがデスクエニウェア。膝上でクッションとして使える10cmの厚みがあり、中が収納スペースになっています。
上部には本革の取っ手が搭載されており、持ち運びが可能。今回の試作品では革厚が5mmですが、量産品は4.5mmになる予定。
片面が木の天板になっており、ノートパソコンを置いて作業が可能。角度をつけてもパソコンが滑り落ちないストッパーを装着できる溝も搭載しています。試作品ではワックス加工ですが、量産品ではニスになる予定。これにより汚れが拭き取りやすくなります。
側面にはノートパソコンなどが入る収納があり、ボタンで留める仕組み。
パソコンのポケットは13インチMacBook Air/MacBook Proがちょうど入るサイズ。
ACアダプタなどの小物を入れられるポケットも搭載されています。ここにSSDなどを入れて繋いだまま使うのも良し。
小物ポケットの深さは一番大きいiPhoneであるiPhone 12 Pro Maxがケース付きで収まるほど。浅すぎず深すぎず、適度で使いやすい深さです。
天板に装着するストッパーが格納できる専用のポケットも搭載。ここから出してセットアップします。
なお、今回試用したのは手作りの試作品となっており、量産品では上記の写真のようにポケットの中のステッチの処理が綺麗になり全体的に縫製がシャープになっているそうです。
ストッパーをつけてMacBook Airを天板に乗せたところ。ベッドの上など、角度をつけてリラックスしながら作業したい場合でも滑り落ちてこないようにできる快適なギミックです。
ストッパーの切込みはMacBook Proにジャストな形状。このあたりはブラックアウトステッカーをMacBookの寸法に厳密に合わせて作ってきたメーカーらしいこだわりを感じます。
天板は13インチまでのMacBookやiPadに対応
デスクエニウェアの天板は13インチのMacBook AirやMacBook Proが快適に乗るサイズ。メーカーとして確認しているのは以下のとおり。
- MacBook Air 13インチ(2011以降)
- MacBook Pro 13インチ(2016以降)
- iPad Pro 12.9インチ(2018以降)
実際に乗せてみた様子は以下のとおり。
13インチMacBook Air
13インチのMacBook Airを乗せると、上下左右の余白感もぴったりでジャストサイズ。しっくりくる組み合わせとなっています。
12.9インチiPad Pro
12.9インチのiPad Proを乗せたところ。十分に収まるサイズ感で、快適に作業できます。
在宅ワークに必要な「場所の切り替え」を実現するアイテム
実際に一週間ほど「デスクエニウェア」を使わせて頂きましたが、率直な感想としては膝上デスクとしての使い勝手だけで見ても従来型の市販品と比べても快適。最大10cmの厚さと10°の傾斜が絶妙に使いやすく、以前購入して使っていたサンワダイレクトの膝上テーブルと比べても高さがある分タイピングやトラックパッドの操作が楽に感じました。
2020年以降、感染症対策でリモートワーク・テレワークといった在宅勤務形態が導入された会社も多いかとは思いますが、通勤やオフィス内での移動などの自宅にこもったままのワークスタイルは視界がずっと同じままなため閉塞感を感じがち。
そこで「場所を変える」というリフレッシュ方法が非常に有効になってくるのですが、この「デスクエニウェア」を使えば手軽に自宅内に第二・第三の作業場所を作って上手く気分転換することができます。リクライニングチェアやソファー、ベランダなど自宅でリラックスできる好きな場所を使って快適な姿勢でパソコン作業ができ、その環境を収納して持ち運べるという所まで一つの製品で完結しており実用性の高いアイテムだと感じました。
また、収納した状態でMacBook本体を充電する事もできるため、仕事が終わったらデスクエニウェアにPCを格納して充電器を繋いで片付ける、といった毎日のルーチンにも最適。膝上のPC作業台、場所移動用のバッグ、更には仕事を終えた後のPCの居場所まで兼ねて使えるため、フルリモートで働く人の毎日の生活に組み込みやすい製品です。
気になった点としては、使用と移動を繰り返しているとストッパーの出し入れ・着脱がやや面倒なこと。ここに天板からワンタッチで格納・展開できたりするギミックなどあれば更に便利に使う事ができるかもしれません。まだ試作品とのことなので、量産品までの改良に期待したいところです。
デスクエニウェアは本日4月27日よりMakuakeにてクラウドファンディング開始。また、noteにてテレワーク生活の中で今回の製品を作るに至った開発ストーリーも公開中。
在宅勤務環境を改善したい方にはおすすめのアイテムなので、気になった方は是非Makuakeをチェックしてみてください。