Mac用のApple純正キーボード「Magic Keyboard」の白いキーの印字を隠し、真っ白な無刻印状態にできるアクセサリ「ホワイトアウトステッカー」が新発売されたので、早速サンプルをメーカーに頂き試してみました。
ホワイトアウトステッカーは、以前レビューした「ブラックアウトステッカー」のファーイーストガジェットの新製品。元々のキーが黒いMacBookシリーズを無刻印化するブラックアウトステッカーに対し、ホワイトアウトステッカーは「Magic Keyboard」の白いキーを白く塗り潰すアイテムです。
以前の黒いキーの上に重ねるブラックアウトステッカーからは素材が変更されており、白くても透けない素材を選定した結果より薄く、質感も異なるものに。黒いブラックアウトステッカーは2015年の最初のレビューからアップデートを繰り返し販売されてきましたが、Magic Keyboard向けの白いものは今回が初。
今回はブラックアウトステッカーからの素材の変化などにも注目しつつ、実際に使ってレビューしていきます。
今回ホワイトアウトステッカーを貼り付けるのはApple Siliconチップ搭載Mac用のTouch ID搭載Magic Keyboard。以前デスクツアー記事でも紹介した、自宅でメインで使っているキーボードです。
今回レビューするのは「ホワイトアウトステッカーPro」のJIS配列向けモデル。
ホワイトアウトステッカーには2種類のモデルがラインナップされており、キーの文字をモチーフにした切り欠きヒントを入れる事で使用ハードルを下げた通常版「ホワイトアウトステッカー」、切り欠きのヒント無しの「ホワイトアウトステッカーPro」が用意されています。
いずれも日本語JIS配列用、US配列用の2種類がラインナップされているため、USキーボード派も安心。
四隅のキーが丸角処理されている2021年発売のTouch ID世代のMagic Keyboardの他、2017年発売の旧モデルにも対応。
丸角処理されていない四隅のキー用のシールも付属しているほか、テンキー付きモデル用のシールも用意されており幅広いモデルに対応しています。
貼り付けのため、今回も前回のブラックアウトステッカーのレビューで使用したピンセットを使ってみました。Amazonで100円台で購入できます。
ブラックアウトステッカーと比べてホワイトアウトステッカーは薄い素材でできており、貼り付け難易度は相対的に高め。貼り付けにはピンセットの使用がおすすめです。
ホワイトアウトステッカーの背面を見ると銀色の用紙になっており、透けない素材が選定されていることがうかがえます。
実際に貼り付け終わったところがこちら。印字が綺麗に隠せてすっきりとした印象になりました。
今回変更された素材のキーのタッチはしっとりしたマットホワイトで、高級感のある質感。タイピングしていて心地よく、ビジュアル面での変化に加えてタイピング時のフィーリングも好みになり満足度の高い素材だと感じました。
Magic Keyboardに高級感を足せるアップグレードアイテム
2015年のレビュー以来ブラックアウトステッカーでMacBookのキーボードを無刻印で使ってきた中で、やはり心の片隅に「あったらいいな」と長年登場を待ち望んでいたMagic Keyboard用の白い無刻印化ステッカー。今回は待望の登場という事でとても楽しみにしていたのですが、実際に使ってみるとその期待以上の出来で、高い満足度でした。
今回黒から白になるにあたって素材が大きく変更されていますが、これが個人的に大当たり。ブラックアウトステッカーよりも高級感を感じる質感で、タイピング時のフィーリングからチープさが軽減され、主観ですが文字を打つ気持ちよさが明らかに向上しました。
長年同じ配列のMacのキーボードでタイピングしているので普段使いでは印字が無くなる事に特に不便は感じませんでしたが、5月は自動車税の時期という事でオンラインの納税で長い数字の羅列を紙から読み取って打ち込むシーンではやはり1文字1文字確認するためキートップの数字を見れないと少し心許ないと感じる時はありました。
ただ、普段から画面に視線を向けながらMacBookシリーズの内蔵キーボードやMagic Keyboardでタイピングしている方であれば、大方無問題で導入できるアイテムかと思います。
元の文字をモチーフにした形に切り欠きヒントが施された通常版、ヒント無しのProの2種類がありますが、今回のホワイトアウトステッカーはブラックアウトステッカーにも増してProが強くおすすめ。キートップの滑らかな質感とミニマルなルックスは、やはりキーの端から端までしっかり覆うProでこそ真価が発揮されるものだと感じました。
実際に使ってみた感想としてはホワイトアウトステッカーを貼り付けたMagic Keyboardはタイピングが楽しく、かなり文字を打つモチベーションを底上げしてくれました。無論、キー配列が分からない初心者であればタイピング速度は落ちてしまいますが、キー配列が手に馴染んでいるパワーユーザーであればむしろ文字を打つペースは上がるのではないかと思います。
ホワイトアウトステッカーの価格は2,050円。刺さるユーザー層は限られると思いますが、Magic Keyboardユーザーで少しでも琴線に触れた方であれば是非体験してほしい心地良さです。
MacBookユーザーにはブラックアウトステッカーもおすすめ
MacBook AirやMacBook Proを使っている方であれば、今回紹介したホワイトアウトステッカーの元になった製品「ブラックアウトステッカー」もおすすめ。当ブログでも以前レビュー記事・レビュー動画にしているので、気になった方は是非チェックしてみてください。