温度・湿度をクラウド上に記録できる、SwitchBotの「温湿度計プラス」レビュー

家の様々な機器を自動化できるガジェット「SwitchBot」シリーズから、温度・湿度のデータを取得できる「温湿度計プラス」をレビュー用に頂いています。


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SwitchBotの温湿度計プラスは、従来機の「SwitchBot温湿度計」をパワーアップさせた上位モデル。温度・湿度を画面上で確認・データを本体に記録しつつ、スマホやクラウドサービスと連動させられるという基本的なコンセプトはそのまま、卓上に置いたりマグネットで貼り付けたりといった設置方法の拡大、スタンドアロンで記録可能な日数の増加、快適度のピクト表示、画面の見やすさの改善などが施されています。

SwitchBot製品のクラウドサービス連動や赤外線リモコンを内蔵したSwitchBot Hub miniと組み合わせる事でオンラインにデータを記録してスマートフォンアプリでどこでも確認できたり、一定の温度・湿度になった時に他の機器と連動させるといった設定が可能です。

左が従来モデル、右が今回レビューする「プラス」。数字の可視性が大きく改善されており、データの記録だけでなく目視での確認にもより適したモデルとなっています。

パッケージ内容はシンプルで、マニュアル・本体・設置用のマグネットプレートが入っています。

こちらが本体。白基調のシンプルな外観です。

背面には初期設定等で使う物理ボタンのほか、内蔵キックスタンドと壁掛け用の穴が搭載されており、様々なシーンに設置できるようになっています。

キックスタンドを開けると電池の蓋にアクセスできます。

電池は単四で、出荷時には電池が同梱されています。

キックスタンドは2段階で開くようになっており、キックスタンドを使わない状態を含めて3通りの角度で卓上に設置できます。

画面の数字はフォントサイズ・太さともに通常モデルよりも拡大され視認性が大きくアップ。

過ごしやすい温度・湿度の場合「COMFORT」の顔文字がアプリで設定した数値内で表示されます。数値はカスタマイズ可能で、初期状態では温度20〜26℃以内、湿度30〜70%以内となっています。

記録されたデータはアプリから参照可能

記録された湿度・温度はSwitchBotのiOS/Androidアプリから参照可能で、温湿度計プラス単体では最大68日間のデータを記録してBluetooth経由でアプリにダウンロードして参照でき、SwitchBot Hub miniを介せばSwitchBotのクラウドサービス上に無制限に記録してどこからでもインターネット経由で確認する事が可能。

またSwitchBot Hub miniを経由すれば温度・湿度をトリガーに他の機器を作動させる事が可能で、例えば「温度が20℃を下回ったらエアコンの暖房をオンにする」「湿度が40%を下回ったらSwitchBot加湿器を作動」といった自動化が可能です。

またiOSアプリはウィジェット機能にも対応しており、温度・湿度をウィジェットで確認する事ができます。

「プラス」は買うべき?

従来機のSwitchBot温湿度計も併売されており、今回の「プラス」は後継というより上位モデルに位置付けられているモデル。性能差としては「画面が見やすい」「単体の保存期間が30日→68日に増えている」といったところです。

もしSwitchBot Hub miniを経由して温度・湿度を記録し、スマートホームの自動化トリガーとして活用するのであれば通常のSwitchBot温湿度計で全く問題無いでしょう。クラウド上にデータを保存すればどちらの機種も無制限に保存できるようになるため、性能差は無くなります。

逆に目視で温度・湿度・快適度をチェックしておきたいのであれば、今回のSwitchBot温湿度計プラスをは視認性が大きく上がっているのでおすすめです。卓上で見やすい角度にできるようになったのは勿論、壁掛けなどもできるようになり様々な場所に設置して確認ができるようになりました。

目視でデータを確認できる卓上小物として

従来のSwitchBot温湿度計は部屋・物置き・防湿庫などの温度・湿度をモニタリングする用途で長らく使っていましたが、あくまで記録用のセンサーとしての利用で画面はほぼ見ていませんでした。今回の「プラス」は目視でそのデータに目を向けられるアイテムとしては使い勝手が大きく改善しており、目で見る位置に置きたい方はこちらが断然おすすめ。

欲を言えばどうせなら小さくで良いので時刻も表示してほしいと思いましたが、そこまで製品コンセプトを肥大化させるのであれば「SwitchBot Clock」のようなスマート時計の形になっていきそうです。あくまでミニマルに温度・湿度を取得するのであればこの辺りが落とし所なのでしょう。

SwitchBot温湿度計プラスは通常価格2,780円で販売されているところ、11/25〜12/1のAmazonブラックフライデーでは2,310円のセール価格で購入可能。温度・湿度をチェックして部屋の快適度を可視化したい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。