6.1インチのAndroid電子ペーパー端末「BOOX Palma」をKindle Oasisからの乗り換えで購入してみた

6.1インチの電子ペーパーディスプレイを採用したAndroid端末「BOOX Palma」を購入してみました。


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BOOX PalmaはOnyx Internatinal社の電子ペーパーディスプレイ端末「BOOX」シリーズに新たに登場した6.1インチディスプレイを搭載したスマートフォンライクな形状のAndroid端末。

電子ペーパーを採用しているためKindleのように目に負担をかけずにデジタルコンテンツを閲覧する事ができ、OSにAndroidを採用する事でGoogle Play上のKindleをはじめとするAndroidで楽しめる電子書籍などのコンテンツが基本的に全てそのまま閲覧可能。

更に他の電子ペーパー端末と比べた特徴としてGPU処理を駆使したモード切り替えによってアプリごとに画面の精細度・電子ペーパーのリフレッシュ頻度・フレームレートの3点の優先度を切り替える事ができ、残像の少ないくっきりとした表示にしたり、動きを優先して動画などのコンテンツを再生したりと、従来の電子ペーパーデバイスよりも活用の幅が広がっている点が強み。

個人的に電子書籍リーダーはKindle Oasisを先代・現行モデルと愛用しており、物理ボタンで快適にページ送りをしてKindle本を読むのに重宝していましたが、形状的にポケットに入れて持ち運びにくい点、未だ充電がmicroUSBどまりでUSB type Cにならない点が不便に感じており、いずれ乗り換えたいと思っていたところに登場したのが今回のBOOX Palma

6.1インチの縦長のスマートフォン型の形状のためポケットに入れての持ち運びがしやすく、充電もUSB type Cになり、かつKindle Oasis同様に物理ボタンでのページ送りや片手で電子書籍を快適に読めるので、Kindle Oasisで抱えていた悩みを解決してくれると思い購入に踏み切ってみました。

9月に先行してブラックモデルが販売されていたものの、端末の雰囲気から是非ホワイトモデルを使ってみたいなと思って入荷を待っていたところ、10月中旬に入荷が確認できたので注文に至った格好です。

スマホ型ながら通信はWiFiのみでモバイルデータ通信に対応していないものの、電子書籍は一度ダウンロードしておけば常時通信は不要で、むしろ読書中に気が散る選択肢が少ないのはメリットに感じます。

画面が縦長のためKindleと比べて横幅は狭まったものの、この形状は縦書きの日本語との相性が良く、日本語で読む活字の電子書籍に向いているように感じます。

価格は46,800円となっており電子書籍リーダーとしては高め、スマートフォンと比べると安めといった価格設定。広告無し+上位ストレージ+4Gありを選んでも4.1万円のKindle Oasisと比べると少し金額は高めになってくるものの、内蔵ストレージが128GB+microSDにも対応しており、8GB・32GBのラインナップのKindle Oasisと比べて大容量のデジタルコンテンツをまとめて持ち運びやすい容量です。

ファーストインプレッションとしてはかなり好感触で、持った際の軽快感・背面の質感といったところでの読書体験の質が高いのに加え、BOOX特有の機能で電子ペーパーの特性を画質重視・書き換え重視・動き重視にできるお陰で電子ペーパーの弱点を上手くカバーしていてAndroid端末としても少ないストレスで操作ができるのが非常に新鮮なデバイスに感じました。

更に使い込んでみての詳しいレビューは追って書きたいところですが、取り急ぎ現時点での感想としてはAmazonのKindle Oasisからの乗り換え先としての満足度は抜群に良く、この手のデバイスを求めていた方にとっては本命が来たのではないかなと思いました。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。