Insta360から、AppleのDockKitに対応したスマートフォン用ジンバル「Insta360 Flow Pro」が発売されました。
Insta360 Flow Proは以前レビュー記事で紹介したInsta360 Flowをベースに、Appleの新しい被写体追従技術「DockKit」に対応し、インジケーターのリングライト、360度回転などの新要素を盛り込んだモデル。
Apple DockKitに対応した事でInsta360アプリを離れても被写体追従を行う事ができるようになり、Apple純正のカメラアプリで追従しながらの撮影ができるようになったほか、ZoomやFaceTimeなどのビデオ通話アプリで自分を追従させながら通話したり、TikTokやYouTubeアプリで追従させながら配信を行ったりという事が可能になりました。
DockKit対応にあたってワンタップでのペアリングも可能になっており、利便性も向上しています。
Insta360 Flowの魅力であった自撮り棒部分の伸縮機能、台座部分の内蔵三脚などはそのまま引き継いでいるため、Flow Pro本体さえあればiPhoneを自立させて追従させる事ができ、様々な撮影やビデオ通話がオールインワンで実現します。
今回から新たに純正アクセサリとしてMagSafeに対応した「Insta360 Flow/Flow Pro 磁気スマートフォンマウント」もラインナップ。価格は3,600円。こちらは新型のInsta360 Flow Proだけでなく、Insta360 Flowにも対応しています。
Insta360 Flowのレビューでは同機能のサードパーティ製品を紹介しましたが、MagSafeで着脱可能になる事でiPhone利用時の利便性が大幅にアップ。Flowでの撮影とiPhone単体での使用をシームレスに行き来する事ができ、都度クランプマウントの着脱が不要になるので、強くおすすめできるアクセサリとなっています。
Insta360 Flow Proは「Pro」というネーミングでありながら、日本向け価格は従来機のInsta360 Flowの20,900円を下回る19,800円での発売となっており、機能向上していながらも価格設定は良心的に感じます。
ラインナップは通常版のほか「万能三脚」が付属する「プロ三脚キット」が24,900円で用意されていますが、Insta360 Flow Proには三脚が内蔵されているため、風の強いアウトドア環境での撮影で安定感を強化したいなどの理由がなければ多くの方は通常版がおすすめ。差額で新登場のMagSafeマウントを購入した方が利便性に繋がりやすいのではないかと思います。
今回Insta360 Flow ProはApple DockKitに対応した事で、動画撮影だけでなくビデオ通話や動画配信などにも活用の幅が広がったのは面白いところ。動画制作者だけでなくビデオ通話をよく使う方などにも便利なガジェットになったのではないでしょうか。気になった方は是非公式サイトをチェックしてみてください。
