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Galaxy S8×DeX Stationレビュー。マルチウィンドウでWindows 10 MobileのContinuum以上の使い勝手

キリカ(管理人)

Galaxy S8とGalaxy S8+で利用できるドッキングステーション「DeX Station」を使ってみたので実際の使い勝手を紹介していきます。




DeX StationはGalaxy S8とGalaxy S8+で利用できるドッキングステーション。HDMI出力でPC用モニターやTVに画面を出力し、マウスとキーボードを使ってAndroidアプリをPCのように利用できるのが特徴です。

外観



パッケージ内容はシンプルにクイックスタートガイドと本体のみ。



こちらが本体。丸みを帯びたお椀のような外観をしています。



背面にはUSB端子x2、LANポート、



HDMI、給電用のUSB type C端子が搭載されています。



上部の蓋をスライドさせるとGalaxy S8/S8+本体を装着する端子が出現します。



Galaxy S8を装着したところ。

利用できるACアダプタ

DeX Stationは利用できるACアダプタが限定されており、非対応のものだとそもそも利用開始することができません。今回は手元にあったUSB PD対応のもので試したところ、MacBook Pro用Apple 87W USB-C電源アダプタでは利用可能で、MacBook用Apple 29W USB-C電源アダプタでは利用不可でした。いずれもケーブルはApple純正USB-C充電ケーブルを使用。

実際に使ってみた



接続した際のデスクトップはこういった感じ。Windowsのように左下にスタートメニューに相当するアプリドロワーが配置されており、その横にマルチタスクのボタン。右下が通知領域となっています。



ドロワーを開いたところ。起動中のアプリに関してもWindows風に下部にアイコンが表示されます。



DeXに最適化されていないアプリを起動すると、このようにスマートフォンのシミュレータのように画面に小さく表示されます。画面回転に対応したアプリにおいては回転も可能ですが、拡大は不可。



対応したアプリに関してはこのようにマルチウィンドウでWindowsのように自由にウィンドウのサイズをリサイズして使うことが可能。Galaxyプリインストールの純正アプリや多くのGoogleアプリがDeXに最適化されており、マルチウィンドウで使えるようになっています。詳しくは後述。

利用できるアプリ

手元で確認した限りでは、DeXに最適化されておりウィンドウをリサイズできるアプリは以下のとおり。
・ブラウザ
・マイファイル
・Eメール
・ギャラリー
・ミュージック
・メッセージ
・リマインダー
・ビデオ
・カレンダー
・カメラ
・ダイヤル
・電卓
・連絡先
・Samsung Notes
・Galaxy Apps
・設定
・Google Chrome
・Google Maps
・Googleカレンダー
・Googleフォト
・Googleハングアウト
・Googleドライブ
・Gmail
・Google Play
・Play Music
・Playムービー&TV
・YouTube
・Slack
・Twitter
・Photo Editor

Galaxyにプリインストールされているブラウザやファイラーなどのアプリのほか、GmailやGoogleマップ、YouTubeなどのGoogleのアプリの多くが最適化されており、MicrosoftのOfficeも最適化済み。OS標準やGoogle、Officeのリソースを使った基本的な作業はほぼほぼ網羅しており実用性があります。サムスン、Google、Microsoft以外のサードパーティのアプリで確認できたのはSlack、Twitter、Photo Editor。Windows 10 MobileのContinuumにもいち早く対応したTwitterは今回も仕事が早いのは想定内でしたが、チャットツールのSlackがいち早くDeXに対応しているのは驚き。Slackを使ってチーム作業している方には朗報です。

逆に、以下のアプリは実行が不可でした。
・Amazonプライムビデオ
・テレビ
・TeamViewer

著作権コンテンツはDeXでは利用できず、TeamViewerもスマートフォンに最適化されているためDeXで使うことを禁止しているようです。

4K出力対応ハードだが4Kはミラーリングのみ

DeX Stationはハード的には4K対応を謳っていますが、DeX利用時の解像度はFullHDどまり。4K出力はDeXモードを利用しない通常のミラーリング時に有効化されます。

スマホのPC化アイテムの中では高い完成度

スマホをPCライクに使えるというコンセプトではWindows 10 MobileがContinuumで先行していましたが、Windowsの名前が表す通りのPCの最大のメリットであるマルチウィンドウが使えず全体表示のみ、対応アプリが少ない、非対応アプリはContinuum表示以前にそもそも起動できないなどの問題がありましたが、DeXに関してはマルチウィンドウを最初から実現、対応アプリも純正・Google・Microsoftを中心にローンチ段階で幅広く、非対応アプリに関してもスマートフォンの画面サイズでそのまま出して使えるという高い利便性があります。

一方でContinuumにあったスマートフォンのタッチパネル本体をトラックパッド&キーボード代わりにするという機能はDeXに搭載されておらず、必ずマウス・キーボードをBluetoothあるいはUSBで接続する必要があります。また、Continuumのように画面出力を有線・無線で行えれば使えるというわけではなく、専用のDeX Stationでのみ利用可能と、利用にあたってのハードルはContinuumより高いものとなっています。

とはいえ、実際に使ってみた完成度としてはDeXはこのコンセプトの製品の中では抜群の完成度です。DeX Stationの価格は記事執筆時点で送料を入れるとAmazonで約1.3万円、Expansysで約1.7万円。DeX Stationを普段使いのGalaxy S8用の充電台にしてマウスとキーボードを繋いでおけば家に帰ってすぐ充電を始めつつスマートフォン内のデータで作業を開始することができ、スマートフォン自体をPCライクな使い方をする製品が欲しい方にはおすすめできるアイテムです。購入は以下のリンクから。

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