ドコモ版iPad Air 2で開通できると判明したApple SIMですが、他の端末で利用できるのか検証してみました。
まずはSIMロック解除したドコモのiPhone 6s。SIMフリーなので、ドコモ以外のSIMであるApple SIMでも問題なく利用できるはずです。
SIMカードを挿入しても当然ながらアクティベーションを求められる事はなく、キャリア表示にはdocomoと出ています。ここからモバイルデータ通信の設定を開くとAPNとしてeeの初期APNが設定されているので、これをGigSkyのAPN(APN:gigsky、ユーザー名・パスワードは空欄)に変更し、データローミングをONにします。
すると通常のローミングSIMのように、問題なく3Gでデータ通信が可能。LTEは使えませんが、しっかりデータ通信できています。
ドコモ版iPhone 6s Plus(SIMロックあり)では利用不可
するとアクティベーションを求める表示が出現し、利用できませんでした。Apple SIMをドコモ回線を利用したGigSkyのSIMカードに書き換えても、ドコモ以外のキャリアのSIMカードとして扱われるため弾かれてしまうようです。
SIMフリーAndroidで検証
以前中国で購入したSIMフリーのHTC One E8でもApple SIMで日本にローミングできるか検証してみました。
インターネットに無事接続できました。アクセス元のキャリアがGigSkyだからか、Google.comにアクセスするとGoogle.seに転送されるようです。
Androidは現在接続中のネットワークオペレーターとSIMカードのキャリアを分けて表示してくれるのが便利ですね。
今回の検証から、Apple SIMは一度対応するiPadで開通してしまえば、他の機種でも利用可能な汎用SIMカードとして使える事がわかりました。SIMカード自体も税抜600円と非常にお手頃なので、海外に行く際は複数枚持って行き、iPadで開通して他のスマートフォンなどに挿入して使うのも便利なのではないでしょうか。