本日WWDC 2015で発表されたMacの最新OS「El Capitan」に搭載される新機能を紹介します。
El Capitanの名前の由来はヨセミテ国立公園にある花崗岩の一枚岩となっており、現行OSのOS X Yosemiteの後継らしいネーミングとなっています。
1. 画面分割機能「Split View」
同時に公開されたiOS 9と同じく、画面を分割してマルチタスクを行えるSplit View機能を搭載。今まで1つのアプリケーションしか利用できなかったフルスクリーンモードがマルチウィンドウに対応しました。
2. Mission Controlの強化
3. 日本語IMEがライブ変換可能に
変換するためにスペースバーを押す前にIMEが入力した文字をリアルタイムで変換していくライブ変換が搭載されました。Appleの解説ページによると「OS X El Capitanは、日本語の入力を劇的に簡単に、飛躍的に速くします。増えた語彙と改良された言語エンジンを活用して、あなたがひらがなを入力するのとほぼ同時に、自動的に変換していきます。変換のために一語ずつスペースバーを押す必要はもうありません。」と掲載されています。また、クレー、筑紫A丸ゴシック、筑紫B丸ゴシック、游明朝体+36ポかなの4種類の新しい日本語フォントが追加され、ヒラギノ角ゴシックの太さのバリエーションが増えました。
4. Spotlightが強化
Spotlight検索が強化され、試合の得点や株価、天気予報などが表示できるようになった他、文脈を理解して「昨日作った予算に関するプレゼン」などと打っても見つかるようになりました。
5. メール強化
メールアプリがジェスチャーに対応したほか、フルスクリーン時のUIが強化され、文脈を解釈して予定をカレンダーに追加する事が可能になりました。
6. メモアプリ
プリインストールのメモアプリのiOS 9同様、写真やチェックリスト、手書きメモ、地図、URLが挿入できるように。また、Mac版ではメモに追加した画像や手書きメモ、位置情報などがサムネイルで一覧できます。
7. 写真アプリに拡張機能が追加可能に
8. Safari
Safariはサイトのタブをピン留めしてブラウザ起動時にロードしておくことができるようになり、バックグラウンドで音の出ているタブを突き止めてミュートする事ができるようになりました。機能自体はChromeの後追いといった感じ。
9. マップが公共交通機関の路線図に対応
iOS 9の機能に合わせてOS Xに搭載された機能が多い中で、しれっと日本語のライブ変換が搭載されたのが個人的には衝撃的でとても気になります。開発者向けには本日から配信開始となっており、iOS 9同様一般向けのβ版はApple Beta Software Programに登録する事で7月に入手可能に、正式版は秋に公開予定となっています。