
EXPANSYSさんからグローバル版のXperia Z1 C6903をお借りできたのでレビューしたいと思います。
外観レビュー

Xperia Z1の外観は一枚板のすっきりしとしたデザインになっています。

au版のXperia Z1 SOL23と同じく本体前面上部にはSONYロゴ。ドコモ版のXperia Z1 SO-01Fはこの部分がキャリアロゴになっており、SONYロゴは下部に移動しています。
背面も中央のSONYロゴに下部のXPERIAロゴと、すっきりした印象。国内版のような型番の刻印がありません。
下部はステレオスピーカーを搭載。

今回レビューさせて頂いたブラックのフレームの色はiPhone 5sのスペースグレーに似た印象の色となっています。

カメラの物理シャッターキーも搭載。

電源キーは歴代のXperiaシリーズと比べると小さめのサイズ。
micro SIMスロットは防水キャップの下にあり、着脱可能。トレイが独立しているため、iPhone 5/5s/5cのnano SIMカードを使い回す際に使うNano SIM変換アダプタを入れても比較的安全な形状となっています。

microSD、microUSBスロットも防水キャップがついています。
電源ボタンと反対側の側面には卓上ホルダ用の端子を搭載。なお、国内版と違いグローバル版は卓上ホルダが付属していません。
イヤホンジャックはキャップレス防水仕様となっています。

カメラ部分は国内版と違い赤外線ポートが搭載されていないため、周りがすっきりしています。
グローバルモデルでもストラップホールは健在です。
STAMINAモード搭載
遊べるカメラ

2070万画素の圧倒的画素数だけが注目されがちですが、カメラアプリのソフトウェア側も様々なエフェクトで遊べる非常に楽しいものとなっています。

「パートカラー」のエフェクトで撮影したところ。画面の特定の部分の色だけを抽出し、残りをグレースケールで撮影します。難しい画像加工無しにユニークな雰囲気の写真が撮影できます。

「ARエフェクト」は被写体の上に任意のテーマのARが出現するモード。話題作りにはぴったりなのではないでしょうか。
LTE
Xperia Z1 C6903の対応LTEバンドは1/2/3/4/5/7/8/20。国内キャリアの展開するLTEサービスと照らし合わせると、ドコモ/au/SoftBankの展開するBand1のLTEに加え、SoftBankがイーモバイルLTE網で展開するダブルLTEや、ドコモの東名阪エリアで展開している下り最大150Mbpsのエリアで利用されているBand3にも対応。さらにSoftBankが来年春よりサービスイン予定の900MHz帯で展開されるBand8のプラチナバンドLTEにも対応しています。劣化する防水維持には専用ケーブルが推奨
Xperia Z1は防水ですが、microUSBポートはキャップで覆われており、何回も開閉し続けると防水性能が劣化します。そこで卓上ホルダに使われているポートから充電できる専用マグネットケーブルを使うと防水性能を落とさずに充電できておすすめです。グローバル版を買うメリット
既に国内ではauからはSOL23、docomoからはSO-01Fの型番で同等機種が発売されており、ドコモ版に関しては有償サービスにてSIMロックが解除できるためSIMフリー化も国内で完結します。一方でグローバル版はおサイフケータイなどの国内機能を搭載しない代わりに、背面がに無駄な印字が無いすっきりとした外観。さらにLTEの対応バンド数も多く、国外での利用が多い方はより多くの国でLTEが利用できます。
また、グローバル版ならではのメリットとしてアップデートがキャリアの認可を通さないため、いち早く最新の機能を利用できる点もあります。現状でもSTAMINAモードに関してはSO-01Fではドコモの要求に沿った仕様にしなければならないため配信されておらず、au版のSOL23では配信予定の発表はありません。
Xperia Z1自慢の2070万画素のハイスペックなカメラに関しても現在ソフトウェアのチューニングの問題でポテンシャルが活かしきれていないようで、これに関する改善のアップデートもグローバル版であればいち早く入手する事ができます。
価格に関しても以前は「SIMフリー版は高い」といった状況だったのが今では逆転しており、ドコモの販売価格が一括9万円弱なのに対しEXPANSYSでの実売価格は現在6万円強。3万円近くの価格差があるためグローバル版の方が安く手に入るといった状況になっています。おサイフケータイなどの国内機能を必要としないユーザーにとってはお買い得なのではないでしょうか。
投稿日:2013年10月27日
最終更新日:2013年10月28日