金属を網目状に組み合わせた「ミラネーゼループ」はAppleからも発売されているApple Watch用バンドですが、社外品も格安で販売されているため、実際に買って試してみました。
BRGはApple Watch用の低価格なバンドを販売しているメーカー。先日2種類のレザーバンドを購入し低価格に対するクオリティの高さに驚いたのは記憶に新しいですが、同社の金属製ミラネーゼループバンドも試してみたので紹介していきます。
上の写真はパッケージですが、レザーバンドのエルメス風のオレンジの箱と比べると随分と簡素です。
こちらがバンド本体。構造上Uの字に1本のバンドを折り返して使う仕組みのため、レザーバンドのように上下別に分かれておらず、1つのバンドとなっています。
マグネットで吸着する面は出荷時には青い保護フィルムが貼ってあるので、忘れずに剥がしていきます。
剥がしたところ。
1本のバンドで折り返して留めるため、バンド自体の長さは長め。
Apple Watch Hermès Series 4に装着したところ。ステンレスモデルとの相性は抜群です。
革バンドのように穴を通して留めるわけではないため、腕に密着したジャストサイズで固定できるのが魅力。フィット感は抜群です。
金属バンドの中でもメッシュ構造のお陰でしなやかで独特の付け心地となっています。
Apple Watchに接続する金具の精度は若干気になるところ。写真で見て分かるとおり、若干の隙間があります。
マグネットの留め具の磁力はかなり強めで、Apple Watchが腕から外れるという心配はまず無いのではないかと思う強さです。
バンド自体の見た目の質感はかなり高め。
網目も綺麗に揃っています。
999円には見えない金属バンド
Apple Watch純正のミラネーゼループを模倣した製品である事は明らかですが、ぱっと見で純正品と見分けられる方は少ないという意味では見た目のコスパはかなり高いのではないかと思います。
一方で、細かい作り込みはやはりApple純正が上。Apple Watchとの接合部の精度や、ミラネーゼループの帯が通る穴の隙間が純正よりも大きく、左右にあそびがあったりと、やはり純正と比べると価格差が出ている部分は見受けられます。
そもそもの純正ミラネーゼループ自体、大幅な値下げを経て20,800円→9,800円に値下がりしているので、高い精度の本家ミラネーゼループもApple純正バンドとしてはかなりの低価格で手に入る状況。約10倍の価格差ではありますが、細かい精度を気にする方であれば値下がりした純正の方が狙い目かもしれません。
一点注意しなくてはならないのが、このバンドは留め具のマグネットが内蔵されており、Apple Watch Series 5以降に搭載されている電子コンパスと干渉する可能性があるという事。純正品が値下げられた理由とも言われていますが、純正であれ社外であれ、Series 5で電子コンパスを使っている方はミラネーゼループは避けた方が無難です。
Apple Watch Series 4以前を使っている方であれば、かなりコスパは高いバンドかと思います。普段のファッションに999円という低価格で金属バンドのApple Watchを取り入れたいという方には狙い目なのではないでしょうか。
今回紹介したバンド以外にも、今までこのブログでレビューしてきたバンドの中から厳選しておすすめのおしゃれなApple Watchバンドまとめ記事にてまとめているので、是非参考にしてみてください。