Rakuten Miniにアプリから導入できる、グローバルeSIMサービスの「GigSky」を試す

Rakuten Miniにアプリから導入できる、グローバルeSIMサービスの「GigSky」を試す

eSIM専用でSIMスロットの無いRakuten Miniですが、楽天回線以外にIIJmioのeSIMが使えると先日分かったので、他に使えるeSIMが無いか試してみたところ、GigSkyが使えたので紹介します。


GigSkyはグローバルでローミング通信サービスを提供している通信事業者。様々な国へのローミングに対応しており、世界中で使えるグローバルプラン、地域限定で複数国を跨いで使えるリージョンプラン、一つの国の国内だけで使えるカントリープランなど使いたいエリアに応じて料金プランを選べるのが特徴。今回試したeSIM搭載機向けのAndroidアプリのほか、2015年に発売されたiPad用のApple SIMから直接契約できる通信事業者の1つにも選ばれており、iPhone用のeSIMも専用アプリを入れれば画面上から購入して簡単にインストールすることができます。

海外渡航時に重宝するGigSkyですが、日本国内でも日本向けプラン・アジア向けプラン・グローバルプランを契約し、国内キャリア網でのローミング接続が可能となっています。ローミングかつeSIMという事もあり格安SIM系と比べると単価は高めですが、今回は実験も兼ねて実際に購入して試してみました。

Rakuten MiniへのGigSkyの導入方法

楽天回線のeSIMやIIJmioのeSIMはQRコードの読み込みが必要ですが、GigSkyはアプリ内で完結するのが特徴。別のデバイス上でQRコードを表示しなくてはいけないなどの落とし穴が無く、端末単体で完結するのがメリット。まずはGoogle PlayからRakuten MiniにGigSkyのアプリをインストールします。なお、支払いはクレジットカード払いとなっています。

アカウント登録(既に会員登録済みの場合はログイン)、地域を選択するとプラン選択画面に進みます。

地域を「日本」に設定すると、国別プランの「Japan」、地域プランの「Asia Pacific」、全世界プランの「World Plan」の選択肢が出現します。何故かJapanプランより日本以外のアジア諸国でも使えるAsia Pacificプランの方が安いので、今回は800MBの1日プラン(1,200円)を選択。

読み込み画面に移り、無事決済が完了するとeSIMが自動的にRakuten Miniに読み込まれます。この際、楽天回線やIIJmioのeSIMが入っている場合は自動でGigSkyに切り替えられ、他のeSIMは設定画面から再度選択可能な状態になります。

追加に成功すると、回線の残り有効期限が表示されます。この状態ではまだ通信ができないので、APNを手動で追加します。

「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「アクセスポイント名」と進み、APNを新規作成。名前は任意で、APNは「gigsky」で、他は空欄でOK。

APNを設定するとアンテナピクトにローミングを示す「R」が表示され、通信が可能に。Rakuten Miniはデフォルトでオンですが、ネットワーク設定の「ローミング」がオンになってなければいけないのでオフにしている方は注意。海外ローミング経由のため国内キャリアで直接接続するような速度は出ず、スピードテストしてみた結果10Mbpsに届かずというところですが、無事接続が完了しました。

海外のeSIMも使える汎用性の高いスマホ

今回は日本国内でGigSkyの接続を試してみましたが、GigSkyが無事動作するという事は、海外渡航時に一定期間だけ使うeSIMを好きな時にインストールして通信できるという事。そもそも楽天の自社回線は海外ローミングにも力を入れており、現在実施している無料サポータープログラムでは海外ローミングも無料とはなっているためこういった別会社のeSIMをわざわざ導入する必要はないのですが、楽天回線が無くとも任意のグローバルeSIMサービスから好きなeSIMを選んでアプリから直接インストールできるRakuten Mini単体でのハードウェアの汎用性の高さを感じる実験でした。

また、一部基地局とはいえauローミングができる楽天、ドコモ網を利用したIIJmio、GigSkyが同じ端末に共存していて、いつでも切り替えられるというのも中々ロマンのある構成。複数キャリアをこのサイズの端末に詰め込んで使い分けられるのは純粋に面白い以外にも、エリアがシビアな山間部などに出かけた際全てのキャリアを1台で使えるというのは意外とピンポイントでニッチな実用性もありそうです。国内事業者のeSIMサービスは現状IIJmioと楽天(Rakuten Mini専用)しか無いですが、今後eSIM提供事業者が増えれば更に活用の幅が広がりそうで楽しみですね。

キリカ

キリカ

ガジェットショットを作った人。最近まで学生生活の傍ブログを書いていましたが、今はデザイナーとして働いています。休日は愛車の「エリーゼ」「ジュリエッタ」に乗ってドライブに出かけたり、写真を撮ったり楽しんでいます。