「Mu6 Space2」レビュー。クラファン発ノイキャンヘッドホンが2代目になり、性能向上&タッチ対応で一層進化

「Mu6 Space2」レビュー。クラファン発ノイキャンヘッドホンが2代目になり、性能向上&タッチ対応で一層進化

クラウドファンディング発のノイズキャンセリングヘッドホン「Mu6 Space2」のサンプルを製品化の一歩先にメーカーに提供頂いたので、紹介していきます。


Mu6(ミューシックス)はクラウドファンディング発のGenHigh社のワイヤレスのノイズキャンセリングヘッドホン。昨年レビューした初代Mu6は既存のソニーやBoseなどのノイズキャンセリングヘッドホンに対して低価格ながら競合力を持った製品として2018年にクラウドファンディングを実施し、無事製品化。高性能なノイズキャンセリング性能に加え、外音取り込み機能や着脱時の自動再生停止など、モダンな機能も兼ね備えています。

今回そのMu6が今回2代目となる「Mu6 Space2」がクラウドファンディングに登場。製品化に先駆け、サンプルを頂いた格好となっています。Mu6 Space2の公式プロモーション動画は以下のとおり。

初代Mu6からMu6 Space2への主な変更点は以下のとおり。

  • 最大遮音値が32dB→40dBに強化
  • 本体の操作がボタンからタッチ方式に変更
  • 折りたたみ機構を搭載

従来モデルのMu6でも既に強力だったノイズキャンセリング機能の最大遮音値が32dB→40dBに強化され、より一層遮音性能がアップ。操作方法も物理ボタンから側面のタッチパッドのスワイプ方式に変更され、よりモダンな製品にブラッシュアップされた格好となっています。

それでは早速、パッケージの中身を見ていきます。

今回のMu6 Space2は先代モデルのMu6にあった充電スタンドが省かれているため、パッケージがコンパクト。その代わり、今回はしっかりとしたケースが付属しています。

ケースの中にはそのままMu6 Space2本体が入っています。

付属品として、充電用のUSB type A→type Cケーブルと有線接続用のAUXケーブルが入っています。

こちらがMu6 Space2本体。

右パネルはMu6が「3Dタッチ機能」と呼んでいるタッチジェスチャー操作パネルとなっており、前後のスワイプで曲送り、上下のスワイプでボリューム調整、タッチで再生・一時停止ができるようになっています。

左側にはAUX端子、USB type C端子、電源&電池残量確認ボタン、ノイズキャンセリングON/OFF/外部音取り込みトグルボタンを搭載。また、先代モデルに引き続き手をかざすことで一時的に外部音を取り込む機能も搭載しています。

内部にはLとRのアルファベットがプリントされており、左右がわかるようになっています。L側には先代に引き続きセンサーが搭載されており、着脱時に音楽を停止・再生する機能が利用できます。

ノイズキャンセリングは非常に強力

Mu6は先代モデルのノイズキャンセリング性能にも大変満足しており、個人的に昨年から日中のオフィスでの集中作業時用に愛用してきました。Mu6のノイズキャンセリングの特徴としては、無音時の「サーーー」というホワイトノイズが他社製品と比べて極めて少ないという点が挙げられます。これが非常に強力で、ノイズキャンセリング機能だけで言えば今まで使ってきたBose製品よりも快適

新作のMu6 Space2はその強力なノイズキャンセリング性能が更に引き上げられており、今年は密集した騒音のシビアなコンディション中で試す機会こそは得られなかったものの、日中に窓を開けて外からの自動車の通過音などを遮断するには十分活躍してくれました。

ノイズキャンセリング目当てであれば、強くおすすめできるヘッドホンだと感じます。

アプリの機能は現時点では初代Mu6未満

Mu6 Space2は先代モデルに引き続き「Mu6 Connect」アプリでの操作が可能になっていますが、使える機能は現時点では非常に限定的。初代Mu6に用意されていたイコライザやパーソナライズEQ機能は削られており、ノイズキャンセリングレベルの調整、自動スリープ機能のオン・オフ、着脱時の自動再生&停止機能のオン・オフのみ利用可能となっています。

先代のMu6では聴覚レベルに合わせてテストを実施してEQをパーソナライズできる機能があったりと充実していた部分なので、この辺りはアップデートで先代同等に引き上げられるのか気になるポイントでした。

ボタン操作→タッチ操作への変更は個人的に疑問

上記の写真のように、初代Mu6は物理ボタンによる操作を採用していました。今回のMu6 Space2はタッチ操作にアップデートされ近代化されましたが、個人的には従来のオールドスクールなボタン操作の方が好みでした。

タッチ操作は慣れれば便利なものの、直接目で見えない位置のパネルでスワイプ操作を行うため、やはり物理的に触れられるボタンの方が安定感を感じます。モダンな印象にはなったものの、やや誤操作も増えたのでここは初代Mu6の方が良いなと思った点でした。

ノイキャンは引き続き超強力。操作性・音質はもう一歩か

今回は先代モデルに続き新型モデルを体験しましたが、ノイズキャンセリングに関しては相変わらず満足度が高く、作業中の騒音をシャットアウトしたい方にはうってつけの一台。在宅勤務・テレワークなどで騒音を遮断して作業したい方には活躍しそうなヘッドホンです。

一方、操作性に関しては先述したとおり、個人的にはボタン操作の旧モデルの方が安定感があって好きでした。ただ、耳に手を被せて外の音をすぐに取り込めたり、ヘッドホンを外したら自動で一時停止、つけたら自動再生といった機能の使い勝手は良好。タッチ操作に慣れることができれば便利なヘッドホンだと思います。

音質に関しては、やはりソニーやBoseといった有名ブランドと比べると劣るなと思った所。解像感が求められる楽曲などはそれほど得意ではない印象で、ノイズキャンセリングを使って静かな環境を作った上でしっかりリスニングする、といった用途にはあまり向かない一台だと感じました。ただ音がそれほど悪いというわけではないため、ノイズキャンセリングでしっかり音を消した上で作業用BGMで蓋をする、といった作業のお供としては十分に合格点だと感じます。

先代モデルで便利だった充電スタンドが今回省かれてしまったのも地味に残念な点で、USBケーブルを毎度接続せずともサクッとスタンドに掛けて充電できた旧モデルの使い勝手は正直恋しいです。

総評としては「騒音を消して作業用BGMを聴くヘッドホン」として非常に優秀かつコストパフォーマンスに長けており、オフィスワークはもちろん、家族が居る自宅での在宅ワークなどのシーンで使うヘッドホンとしては良い製品だと感じました。

Mu6 Space2は現在クラウドファンディングサイトのMakuakeでプロジェクトを公開しており、市販化後の一般販売予定価格24,800円のところ記事公開時点では17,856円のコースで応援購入が可能。クラウドファンディングは2020年5月29日まで実施予定となっているので、クラウドファンディング価格で手に入れたい方はお早めに。

旧モデルから充電スタンドを省略したMu6 Space1もAmazonで現在販売中。価格は15,980円となっており、こちらもコスパ良好なノイズキャンセリングヘッドホンです。

キリカ

キリカ

ガジェットショットを作った人。最近まで学生生活の傍ブログを書いていましたが、今はデザイナーとして働いています。休日は愛車の「エリーゼ」「ジュリエッタ」に乗ってドライブに出かけたり、写真を撮ったり楽しんでいます。