コンテンツを満喫できる機種 HTC J One HTL22レビュー

先日のフォトレビューに続き、auの夏モデルHTC J One HTL22を使ってみて感じた点をレビューしたいと思います。

カメラのフォーカス音が改善

HTC J butterflyまでは非常に特徴的な「ウィーン」という機械的なカメラのフォーカス音がマナーモード状態でも大音量で鳴る仕様でしたが、今回のHTC J Oneはフォーカス音が無くなりました。出先で撮影する際にかなり気になる仕様だったので、カメラを頻繁に使いたい人には嬉しい改善です。

暗所に強いUltraPixelカメラ

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写真はHDRをオンにしてHTC J One撮影した写真。HTC J Oneのカメラは「UltraPixel」のセンサーを搭載しており、画素数はHTC J butterflyの800万画素の半分の400万画素と少ない数字なものの、画素1つ1つのサイズを通常のスマートフォンの2倍確保する事により、光を多く取り込めるため暗所に強いカメラを実現しています。更に静止画・動画ともにHDR撮影に対応しているため、明度差が大きいシーンにも強いカメラとなっています。

トグルはサードパーティアプリが必要

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HTC J butterfly同様、HTC J Oneには通知領域にトグルボタンが搭載されていません。通知領域に追加されているのは省電力モードのチェックボックスのみなので、Power Togglesなどのサードパーティのアプリを使ってトグルボタンを追加すると便利です。

マルチタスク補助アプリが便利

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HTC J OneはHTC J butterflyにあったアプリ起動履歴ボタンが削減されており、端末下部にはバックキー・ホームキーの2種類のみとなっています。ホームキーを2度押しでアプリ起動履歴、長押しでGoogle Nowを起動出来るようになっていますが、ワンタッチでマルチタスク操作をできるアプリを導入すると便利です。おすすめはSidebar Proで、利き手側の端から起動するように設定する事で、画面端からスワイプするだけでアプリ切り替え、タスク終了ができます。

物理メニューキーが無くても意外と問題ない?

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物理ボタンが少なく、アプリ起動履歴は2度押し、メニューキーは利用不可という癖のある仕様になっているHTC J Oneですが、Android 4.0以降はメニューキーが無くとも画面上で利用できるアプリが多く、思いの外不便しないと感じました。

むしろ、使っているうちに画面下部まで指を伸ばすよりも、画面右上部分のUI上にあるメニューボタンの方が押しやすいのではないかと感じるようになり、Android 4.0のメニューキーをアプリ上に移動させるという指向の使いやすさを体験できる機種だと感じました。筆者は右手でスマートフォンを使うため使いやすく感じましたが、左手の場合、右上まで指を伸ばすのはやや大変かもしれません。

なお、グローバル版のHTC OneにはAndroid 4.2.2のアップデートでメニューキー機能をホームキーに追加するオプションが追加される予定であるため、国内版のHTC J Oneもアップデートで従来のメニューキーの使い方も出来るようになる見込みがあります。

コンテンツを楽しめるステレオBoomSoundスピーカー

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HTC J Oneは従来のスマートフォンとは別格のステレオスピーカー「BoomSound」を搭載しています。実際に使ってみると、HTC J Oneはコンテンツを楽しむスマートフォンとしてはワンランク上だという事を実感できます。動画再生、音楽再生だけでなく、Android専用のゲームアプリをプレイする際も臨場感ステレオスピーカーで楽しめるため、ゲーム機としても非常に良い機種だと感じました。

横持ちでスマートフォンを握った際に通常のスマートフォンでは裏側のスピーカーを塞いでしまう事もありますが、HTC J Oneではステレオスピーカーが前面に設置されているため、スピーカーからの音を直接聞きながらゲームをプレイする事ができます。

アスファルト7:Heatなどの臨場感を感じられるレーシングゲームや、先日リリースされたラブライブ!スクールアイドルフェスティバルなどの音楽重視のゲームを楽しむにはもってこいの機種なのではないでしょうか。

HTC J OneはHTC BoomSoundテクノロジーのステレオスピーカー、4.7インチの高密度FullHDディスプレイ、握りやすくずっしり手に収まるラウンドボディなどを併せ持っており、Androidでマルチメディアコンテンツを楽しむには素晴らしい端末だと思いました。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。