買う前に品質は要チェック?HTC J One HTL22辛口フォトレビュー

今月発売されたauの夏モデル「HTC J One HTL22」ですが、アルミで出来たフルメタルボディが非常に特徴的なので、細部の写真を撮影してみました。

アルミ、ガラス、プラスチックの美しい造形

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本体の外装がほぼ金属で出来ており、更にそこに国内向けの独自機能を追加しているため、グローバル版より17g重い157gとかなり重量感のある端末となっており、金属の質感との相乗効果で高級感を演出しています。auだけでなく、今期3キャリアのスマートフォンの夏モデルの中でも異色を放っているデザインです。

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側面の波紋状デザインの金属ボリュームキーも前作のHTC J butterflyから引き継いでいます。

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スリープボタンは黒。この配色は賛否両論かもしれません。

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背面は日本独自機能として赤外線とFeliCaをカメラ周りに搭載しています。
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裏蓋にはFeliCaのアンテナを搭載。
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裏蓋の内側にはmicroSDスロットとmicro au ICスロットを搭載。グローバルモデルのHTC Oneは裏蓋がありませんが、国内市場のニーズに合わせてmicroSDスロットのために裏蓋を搭載したとの事。



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背面最下部にはauとbeats audioのロゴ。

前モデルHTC J butterfly HTL21との比較

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5インチだったHTC J butterfly HTL21と比べると4.7インチになり、やや小柄なボディになりました。

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背面に書かれていた認証情報は裏蓋の中に移動したため、背面の文字がかなりクリーンに。

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9.1mmのHTL21から分厚くなり、10.5mmになっています。

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butterflyでは特徴的だったラウンドガラスはフラットに。GALAXY S4のレビューでもGALAXY S3αで採用されていたラウンドガラスがフラットになった事を書きましたが、サムスンとHTCは同じ傾向にあるようです。逆にOptimus it L-05Eのようにフラットだったガラスがラウンドになっているものもあり、各社逆方向に向かっているのが面白い所。HTC J butterflyのラウンドガラスの欠点としては割れやすい事が指摘されていましたが、今回はアルミボディにフラットガラスという事で、耐久性は上がっているのではないでしょうか。

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前回は小柄だったパッケージは、丸みを帯びた四角のパッケージに変更。
グローバル版と同じ形のパッケージです。

MacBook Proのような質感

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Appleのノートパソコン「MacBook Pro」と非常に質感やスピーカーの造形が似ており、
隣に並べると本家iPhone以上に一体感があります。

製造品質に疑問

今回アルミのフルメタルボディに挑戦したHTCですが、製品の品質があまり安定していないようにも見えます。

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背面のマイクの穴の加工が粗く、プラスチックの削りかすが混入していました。

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裏蓋のエッジも若干凹んでいます。

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裏蓋の下部が浮いています。

今回のHTCはHTC J、HTC J butterflyにも増してデザインに力を入れているのが感じられるHTC J Oneですが、本体のデザインに対して製造技術が追いついていない印象を受けました。ただ、本体の質感、フォルムなどは非常に良く、持ちやすく、高級感と所有する満足感を感じられる機種ではあります。購入時は必ず本体に問題が無いかチェックできるので、購入時には念入りに確認する事をおすすめします。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。