iOS 8になってからmineoをはじめとするKDDI網を使ったau系MVNOで通信できなくなっていた問題ですが、MVNOサービスIIJmioを提供しているIIJがこれを可能にするAPN構成プロファイルを公開しました。
mineo、UQ mobileなどのau系MVNOのSIMカードでは現在SIMフリー版iPhone/iPadであってもiOS 8以降ではデータ通信ができない状態です。しかし、今回IIJがiOS用構成プロファイルにCellular Payload用の特定のパラメータを追加する事でdocomo網のLTE接続が安定し、更にIIJの法人向けKDDI LTEのSIMカードでもデータ通信できる事を発見し、試験的に構成プロファイルを配信しています。詳細は公式技術ブログから。
また、これを元にしたmineo・UQ mobile用の構成プロファイルをTwitterにて@factorymarkさんが公開しています。
IIJ堂前氏の解析内容を元に、iOS8+KDDI系MVNOが利用可能になるAPN構成プロファイルを作成しました。
mineo: http://t.co/j4KRypITan
UQ mobile: http://t.co/QNmZEP97HP
※ただし不安定らしいので自己責任で— 電波の妖精 (@biz4g) July 13, 2015
現状ではこの方法では通信が安定しないようですが、mineoを提供しているケイ・オプティコム社などがこれを元に動くのか、気になるところです。mineoは初のKDDIのLTE網を利用したMVNOサービスで、個人的にもauで利用していた回線を解約して乗り換えた結果、iOS 8で使えなくなったため現在mineoのSIMが活用できず寝かせている状態のため、こういったニュースは希望が見えてきて嬉しいですね。