Xperia Z4からプリインストールされているカメラの「プレミアムオート」が料理を自動認識し美味しそうに撮れるようになったとの事なので、Xperia Z3と比べてどれぐらい美味しそうに撮れるようになったのか比較してみました。
Xperia Z4はXperia Z3からインカメラこそは220万画素から510万画素に進化したものの、Z1・Z2・Z3から引き続きメインカメラは2070万画素。スペックシート的には変化はありませんが、今回ソフトウェアが大幅改善されているようなので、実際に試してみました。
Xperia Z4からは食べ物を自動認識し最適化
Xperia Z3までには無かった新機能として、Xperia Z4はプレミアムオートのモードで料理にカメラを向けると「料理」と表示され、自動的に料理が美味しそうに見えるようにチューニングして撮影するようになっています。
実際の作例
先日のXperiaアンバサダーイベントの会場の飲食店で同イベントに参加した「どろあそび。」のうかさんと食べた海鮮丼。こちらはXperia Z3で撮影したものです。
比較
上記の作例から分かりやすいアイスクリームを並べて比較してみました。明るさを中心にかなり補正がかかっている事がわかります。確実にXperia Z4の方が美味しそうな写真に仕上がっていると言えるのではないでしょうか。
ラーメンの写真を比較したところ。こちらもアイスクリームほどではないものの、Xperia Z4の方が美味しそうな印象です。
Xperiaアンバサダーイベントでお借りしているXperia Z4ですが、こうも美味しそうに撮れるとXperia Z3から乗り換えたくなりますね。今までXperiaのカメラは「マニュアルモードで手動で色温度などを設定して撮れば上手く撮れる」といった印象でしたが、プレミアムオートの自動認識でサクっと撮れてサクっとSNSに共有できると、食事の前にカメラを弄っていて料理が冷めてしまうといった事が無くなりそうです。Xperia Z4はまさに「全自動飯テロマシーン」として優秀に仕上がっていますね。「何も考えずにシャッターを切って良い感じに仕上がる」というポジションでは今までiPhoneが優位でしたが、XperiaもZ4になってようやく同じラインに立てる仕上がりになったと言えるでしょう。
風景撮影ではおよそ1年前に書いた「GALAXY S5 VS Xperia Z2カメラ対決!日の出から比較撮影してみた」にてXperia Z2は非常に優秀な性能を見せつけていますが、今回のZ4で「風景が得意だけど料理は苦手なXperia」から脱却できたのは次の大きな一歩。カジュアルにサクっと良い感じに撮れるのはスマートフォンのカメラとしては理想形なので、大きな進歩だと言えます。
SNSに外食の写真を頻繁に上げている人や、モブログでグルメレポートをしているブロガーさんにとっては良い相棒になる一台になりそうです。懸念があるとすれば先日ヒートシンクでの冷却記事で紹介したとおり、カメラが熱を持ちやすいためにあまり長時間カメラを使えないという事。これは4K動画撮影にとどまらず、アツアツのラーメンの上で具を撮影しているとすぐにカメラが終了してしまったりします。そのため夏場はプレミアムオートで一発でサクっとシャッターを切って済ませるのが良いかもしれませんね。