紹介するまでもないコミュニケーションツールのデファクトスタンダードとなったLINEですが、しれっとChromeアプリ版が公開されています。
これがChrome版LINEの画面。すっきりとした画面分割となっています。機能的にはタイムラインやノートなどの機能が利用できない簡易版となっていますが、他のLINEアプリに無い「LINEメモ」機能が搭載されています。また、1GB以上のファイルの送受信にも対応。
こちらがLINEメモ。写真やスクリーンショットを貼り付けておけるメモ帳アプリとなっており、こちらはログアウトして別のChromeからログインしてもデータが引き継がれるようになっています。
かつてタブレット向けとしてWeb版が存在したLINEですが、いつのまにかスマートフォン1台でのみログイン可能な状態となり、マルチデバイス非対応としてガジェットのヘビーユーザーからは敬遠されていました。しかしスマートフォンと同時にログインできるWindows/Mac版も2012年には公開され2台の同時ログイン、2014年にはiPad版が公開されPC/iPad/スマートフォンの合計3台で同時にログインが可能に。そして2015年の今年に新たに公開されたChrome版を使えばiPhoneもしくはAndroidスマートフォン、iPad、MacもしくはWindows、Chromeの合計4台から同時ログインが可能になりました。
Android版LINE、iPhone版LINEはそれぞれAndroid Wear、Apple Watchからも通知の受け取り・返信ができるので、既に現状では実質5台の端末で同時にLINEが利用できる状況になりました。未だにAndroidスマートフォン+Androidファブレット/AndroidタブレットといったAndroidの複数デバイスのユーザーには依然と歯がゆい状況が続いていますが、徐々にマルチデバイスの世界に適した体制に切り替えが進んでいるのは喜ばしいところです。
今回リリースされたChrome版はChromeアプリのためWindowsやMacは勿論、Chromeアプリが使えるデバイスであればChromebookやLinuxのノートパソコンでも利用可能なので、そういったOSのデバイスを主軸に使っているユーザーにとっては死活問題がひとつ解決されたのではないでしょうか。
個人的にも今までは自宅のMacBook Proと出先で使う新型MacBookを交互に使っていたところが、今回のChrome版配信開始によってiPhone(&Apple Watch)+iPad+MacBook Pro(Mac版)+新型MacBook(Chrome版)の4台体制でLINEが送受信できるようになったので、大変嬉しいですね。