2015年12月の現時点で中国はApple SIMの対応エリア外ですが、実際に使ってみるとどうなるか試してみました。
Apple SIMは最新のiPadに搭載されたSIM書き換え機能により書き換え可能なAppleの万能SIMカード。渡航先で現地のSIMカードとして振る舞ったり、現地に対応したローミングSIMのサービスとして振る舞うことでSIMカードを差し替えることなくその場で契約して使えるというもの。契約にあたってWiFiなども必要なく、契約前から現地のローミング電波で通信して契約を行うことができるので海外渡航時の強い味方となっています。国内でも最近Apple Storeで取り扱いが始まり、au/SIMフリー版でのみ対応。ということでしたが、以下の記事ではドコモ版iPad Air 2で国内のドコモ回線に繋ぐ事に成功したので紹介しています。
中国でApple SIMを試してみる
結論から言うと「現在の地域で利用できるプランはありません。お近くのキャリアショップでiPadのモバイルデータ通信を有効にしてください。」と表示され、中国現地で契約できるプランが無いためApple SIMは利用できませんでした。ただし電波は掴むようで、以前日本で開通したGigSkyのサービスが中国の電波を掴んで契約画面をロードしてくれています。つまり、Apple SIMの対応エリア外の国でも現地の回線を掴んで非対応である旨のメッセージを表示してくれるのは予想外でした。
中国でApple SIMが使えなかったのはAppleの対応国リストどおりであまり面白みはありませんでしたが、対応エリア外での挙動が見られたのはひとつの収穫でした。なお、国内販売されているiPadのセルラーモデルは国内キャリア以外に対してはSIMロックがかかっていないため、普通に海外で現地のSIMカードを使って通信することができます。中国に行く際におすすめなのは通信を検閲されない香港のChina MobileかChina UnicomのSIMカード。以下の記事にて紹介しています。