上海行きのフライトで機内WiFiサービスであるJAL SKY WiFiを使ってみました。
JAL SKY WiFiはJALが提供している機内WiFi接続サービス。衛星通信によって提供され、時間課金のため容量制限はかかっていないのが特徴。今回使ってみたところ比較的快適だったのでレポートしていきます。
MacBookから接続を試す
JAL SKY WiFiのSSIDはJapan Airlinesで、暗号化はされていません。そのため、接続後はVPNなどで通信を暗号化して自衛したほうが良さそうです。余談、機内では通信機器は機内モードにしてWiFiのみで使う必要がありますが、乗客の物と思われるGL06PやHWD11のSSIDが見えています。WiFiルーターの電源も切るようにアナウンスした方が良いような気もします。
Japan AirlinesのSSIDに接続してブラウザを開くと申し込みページにリダイレクトされます。「お申し込みはこちら」ボタンをクリックして申し込みの手続きへ進みます。
プランは1時間プラン・3時間プラン・フライトプラン(24時間)の3種類で、料金はそれぞれ10.15ドル、14.40ドル、18.80ドル。また、JAL提携カードで支払うと割引があります。今回は3時間プランを選択してみました。どのプランも通信容量無制限となっています。
支払いはPayPalとクレジットカードがありますが、PayPalは今回なぜかエラーで使用できなかったのでクレジットカードを利用。
速度計測結果
speedtest.netで回線の速度計測をしてみた結果、Ping 982ms、下り5.53Mbps、上り0.20Mbpsという数字に。衛星通信だけあってPingが返ってくるのが遅いですが、3G時代のスマートフォン回線程度の速度は出ています。上空の衛星通信なので速度やpingに振れ幅はありましたが、思いの外安定して使えてFacebookへの写真投稿などもストレスなく行えました。
また、T-mobileのサービスを利用して接続するためアクセス元がドイツになります。そのためGoogleなどのサービスから海外からログインがあったとの警告メールが届く場合があります。
今回初めて衛星通信のインターネット接続サービスを使ってみましたが、思いの外便利でした。今まで飛行機に乗っている間はオフライン作業を強いられていましたが、上空でもインターネットに繋がるという安心感はとてもありがたく思いました。速度こそは地上のモバイル回線には及ばないものの、現地に到着する前に上空で下調べが出来たり、SIMカードの準備をしたりといったことができるのは今までに無かった便利さです。
料金も2000円未満とリーズナブルで、通信容量も制限無し。JAL SKY WiFiのサービスは個人的に文句無しの満足度です。