Appleが直販サイトにて、自社製の「MagSafeバッテリーパック」を販売開始しています。
MagSafeバッテリーパックはiPhone 12シリーズ以降に搭載されている「MagSafe」で本体に磁力で装着し、充電も行えるモバイルバッテリー。バッテリー単体で利用する場合は最大5W、20W以上のUSB PD充電器とUSB-C – Lightningケーブルを接続する事によって最大15Wのワイヤレス充電が可能となっています。
公式ページにはバッテリー容量の記載は無いものの、製品画像を拡大して見ると「1460mAh (7.62V 11.13Wh)」と表記されています(電圧は一般的なリチウムイオン電池に採用されている3.7Vの約2倍となっており、3.7Vの3,000mAh相当)。
また発売に併せて公開されているHow to use your MagSafe Battery Packのページによると、MagSafeバッテリーパックはiOSウィジェットでの電池残量の確認が可能。
価格は税込11,800円となっており、モバイルバッテリーとして見ると単純計算で1,000mAhあたり8,000円以上の高単価な製品。ただし15WのMagSafe充電器として使える機能は他社製の競合製品に無い魅力となっており、4,950円の純正MagSafe充電器と同等の性能を備えていると考えると価格の一部には合点がいくかもしれません。
15WのMagSafe充電対応・スリム&軽量な筐体・iOS連動辺りが差別化ポイントですが、本日の発売直後から配送日が延びており、記事公開時点では約1週間待ちの7/20以降の配送となっている事から高めの価格設定にも関わらず初期在庫以上には売れているようです。
バッテリー容量的には1,460mAhと小さい事から、単にモバイルバッテリーというよりかは同社のMagSafeレザーウォレットのように装着したまま使えるバッテリー内蔵MagSafeアタッチメントといった位置付けに近いかもしれません。
ちょっと面白そうなので、iPhone 12 miniで使う用に予約してみました。楽しみです。