PCやiPad、スマートフォンなどにBluetoothで接続して操作できるスマートリモコン「CheerTok」をCheerDots社より提供いただいたので紹介していきます。
CheerTokはクラウドファンディング発の多機能スマートリモコン。開発元のCheerDots社は2020年に第一弾の製品となる「CheerPod」をクラウドファンディングで送り出しており、今回のCheerTokはその後継となる第二弾。従来機には無かった物理メインボタンをタッチパッド下部に搭載した事で操作の幅が広がった新モデルとなっています。
iOS、Android、Windows、Macなどに接続できる汎用的なデバイスとなっており、操作を記録できる「ショートカット」というマクロ機能も搭載。発想次第で様々な活用の可能性のあるデバイスとなっています。
海外サイトでは既にクラウドファンディングを終了しており、現在は日本市場向けにMakuakeでクラウドファンディングを2022年7月30日まで実施中。クラウドファンディング限定価格で25%オフの5,980円で入手できるチャンスとなっているので、市販化に先駆けてお得に手に入れたい方は必見です。
それでは、実際に開封して使っていきます。
この記事の目次
CheerTokのパッケージ・同梱品
こちらがCheerTokのパッケージ。なお今回レビューしていくサンプルはグローバル版の英語パッケージとなっておりユーザーマニュアルは英語のものが同梱されていますが、日本市場向けは日本語の取扱説明書が同梱予定とのことです。
仕様としては40gの重量で200mAhのバッテリー容量。USB type C端子からの1時間の充電で20日以上の連続稼働が可能とされています。
こちらが同梱品。本体のほか、ユーザーマニュアルと充電用のUSB type A-Cのケーブルが付属します。
CheerTokの外観をチェック
続いて、CheerTokの外観をチェックしていきます。CheerTokは上部が左右端まで広がるタッチパッド、下部がメインボタンとなっており、かつてのiPodをはじめとするポータブル音楽プレイヤーのような外観。
上部のトラックパッドはMacBookやWindowsノートPCのトラックパッドのような感覚でカーソルを操作できるほか、端をなぞることで左右スクロール・上下スクロールが可能で、多くのノートPCと近い操作感で操作ができます。
下部の円形のメインボタンはiOS/Androidの物理ボタンとして使え、iOSでは従来のホームボタンと全く同じように単押しでホームに戻る、二度押しでタスク切り替えでき、ホームボタン時代のiOSデバイスの操作に馴染みがあれば違和感なく直感的に操作できる割り振りとなっています。
なおメインボタンの長押しはレーザーポインターとなっており、上部からレーザーを照射してプレゼンテーションのリモコンとしても便利な仕様になっています。
側面は上下に並ぶボリューム調整ボタンを搭載しており、操作先のデバイスの音量調整が可能。AndroidであればKindleなどの電子書籍リーダーアプリでページめくりができるのが便利です。
上部には赤いラインの入った電源・ペアリング・ショートカット(マクロ)記録用のFnボタンを搭載。ボリュームのボタンと比べると小さく、指先で凹みが分かるようになっていて目視不要で判別できるようになっています。
下部は充電用のUSB type Cポートを搭載。
背面は印字も無いすっきりとした印象。
上部はレーザーポインターの穴が配置されています。
タッチパッドの上部にはLEDインジケーターを搭載。
アルミの筒に詰め込まれた筐体は全体的に綺麗にまとまっている印象です。
ショートカット(マクロ)機能
CheerTokは操作を記録し、ワンボタンで再生して使えるショートカット機能を搭載。使い方は簡単で、Fnボタンを長押ししてLEDインジケーターが緑に光ったら記録したい操作を実際に行い、Fnボタンを再度押して記録を終了。後はFnボタンを押すだけで記録した操作を呼び出すことが可能です。
同じ一連の操作を何度も呼び出したい方には便利な機能となっています。
電子書籍との相性が抜群
横スワイプでKindleのページめくりが可能
CheerTokの端をスワイプして横スクロールできる機能は、電子書籍リーダーアプリのページめくりにも利用可能。12.9インチiPad Proのような大きなタブレットであっても手元のリモコンからページをめくれるので、かなり使い勝手の良い補助デバイスになります。
固定用アームと組み合わせる事で最強の「ごろ寝」環境に
実は今回のレビュー以前に、個人的に最近iPadを机やベッドなどにクランプとアームで固定できるスマホ・タブレットホルダーを買って導入したものの、結局操作するには手を伸ばす必要があり、不便に感じていました。今回その環境にこのCheerTokを導入してみたところ、使い心地は抜群。
リラックスした体勢で手を浮かせたり伸ばしたりする必要も無く、楽に漫画のページをめくったり動画を再生したりといった事ができるようになり、ベッドやソファー、リクライニングチェア等と組み合わせる事で理想の「ごろ寝」環境が構築できました。
Makuakeのクラウドファンディングではオプションでスマホ・タブレット用ホルダーが選べるので、CheerTok本体を検討している方は是非セットで手に入れるのが強くおすすめです。
一度使うと手放せない、楽に使えるリモコン
今回実際にCheerTokを使ってみて感じたのは、やはり一度この読書体験をしてしまうとタッチパネルでページをめくるのが億劫になってしまうほど楽に操作できるということ。特に寝転びながら腕を上げずに漫画を読める体験は戻れない心地よさがありました。
また本体が軽量コンパクトなことから、持ち運びにも便利。マウスよりも小さく持ち運べるため、先日紹介したiPad miniのコンパクトな持ち運びセットや薄型キーボードのKeys-to-Goなどに追加してミニマルな荷物でiPad miniをPCライクに使うのもアリ。
一方でデメリットとして感じたのは、Bluetoothの複数デバイスのマルチペアリングに非対応な点。とても便利なデバイスなのでiPadで使った後にデバイスを切り替えてMacで使ったりといった事がしたかったものの、現在の仕様では毎回ペアリングを解除して接続し直す必要があります。この点が改善すれば製品としての完成度はより一層アップしそうです。
現在実施中のCheerTokのMakuakeのクラウドファンディングは2022年7月30日まで継続予定で、25%オフの5,980円というお手頃価格で手に入るので、リーズナブルな追加投資で快適に電子書籍を読みたい方にはおすすめ度高めのアイテムです。