15年ほど使っているドコモの回線の料金プランを「5Gギガホ プレミア」から「ahamo」に変更してみたので、実際にやってみて気になった注意点などをピックアップしつつ流れを紹介していきます。
この記事の目次
ahamoに変更しようと思った理由
今回料金プランを変更しようと思ったきっかけは、6月29日にサービス開始されたワンナンバーサービスの対応。オンライン契約専用のドコモの割安プランとして登場したahamoは当初このワンナンバーサービスに非対応で、2018年にApple Watch Hermèsを買って以来ワンナンバーサービスを契約し、セルラーモデルの痒い所に手が届く利便性を感じている身としてはahamoへの移行に踏み留まる理由の一つになっていました。
また、同月にahamoが月々のデータ使用量が20GBから100GBに増量できる「大盛り」オプションも提供開始したのも大きな理由。ドコモの「5Gギガホ プレミア」を契約し続けている理由の一つに「たまに外でしっかり作業する時に大容量のデータ回線が欲しい」という物がありましたが、実際に在宅で仕事する生活になってからは「たまに」外でしっかり使うとしても一度で20GBを超過する事はそれほど多くなく、また万が一超過した月には100GBの大盛りに申し込めば十分足りるだろうという結論に。
何よりahamoは月額2,970円で20GBのデータ+5分までの通話が無料と、月額7,315円の無制限プラン「5Gギガホ プレミア」と比べるとかなり割安。使い方の変化で利用データ量が減ってきた今としては、特に大きなデメリットも無く月々の料金を節約できます。
6月のahamoのサービス内容の改善で使わない理由がほぼ払拭される形となったので、長年使ったドコモ回線をサブブランドahamoに変更(サブブランドとは言いつつ別の料金プランという位置付けですが)する事に踏み切ってみました。
ドコモユーザーのahamoへの変更はahamoのサイトから
ドコモを既に契約しているユーザーがahamoへの変更を行う場合、ドコモ上のMy docomoではなくahamoのサイトから行います(最初はこれに気付かずMy docomoの中を探してしまいました)。
ahamoのサイト上で変更するドコモ回線のdアカウント(旧docomo ID)でログインする事で移行の手続きができるようになっています。
また、手続きはドコモ回線で通信する必要があるので、手持ちのドコモ回線の端末でインターネット共有するか、端末上でWiFiを切ってモバイルデータ通信で申し込む必要があります。
変更の際に引っかかったポイント
1. 既にahamoを契約済みだと別のメールアドレスが必要
docomoの5Gギガホ プレミアからahamoへの変更でまず引っかかったのが、連絡先メールアドレスの設定。実は以前ドコモのメイン回線とは別にahamoを契約していたため、同じメールアドレスを使って契約する事ができませんでした。
私が普段使いしているメールはGmailですが、Gmailには「ユーザー名+任意の文字列@gmail.com」といった形で任意のエイリアスをアドレスに追加する事で、別のメールアドレスを作って受信する機能があるためこういったケースでは役立ちます。
ただahamoは「+」の含まれたメールアドレスを受け付けていないようで、今回この小技は使えず。少し考えてみたところ、Gmailにはもう一つのエイリアス機能として「.」を@以前の任意の文字の間に入れても受信できるという機能(例:example@gmail.com→ex.ample@gmail.com)があった事を思い出したので、こちらを使ったところ無事ahamoのメールアドレスのチェックを通過。
一つのGoogleアカウントのGmailで2つのahamo回線の契約をする事ができました。
2. ドコモで端末を予約中だとahamoへ変更不可
次に引っかかったのが、ドコモで端末を予約中だとahamoへの変更手続きができないという点。ドコモオンラインショップでオンライン限定カラーの新機種「Xperia 10 IV」を予約中だった事を完全に忘れていたので、ahamoに変更するためにこちらを一旦キャンセルしました。
ワンナンバー、ケータイ補償などはそのまま引き継ぎ
今回新たにサービスが開始されたワンナンバーサービスのほか、ケータイ補償サービスも引き継ぎ可能。既にドコモの端末を使っていてケータイ補償を付けたままそのまま使いたいという場合にも問題なく対応しています。
「ドコモメール持ち運び」でメールアドレスの引き継ぎも可
月額330円の有料サービスにはなるものの、ドコモで使っていたメールアドレスを「ドコモメール持ち運び」サービスを契約する事で引き継ぐことも可能。ただ今回は長年使っている電話番号ではあるものの、キャリアメールのドコモのメールアドレスはもう一切使っていないので契約しないことに。
無制限なのに「実はそんなに使っていない」人は節約のチャンス
ドコモの5Gギガホ プレミアは無制限でデータ通信できるという事で、月々の通信量を全く気にしないで使えるという大きなメリットがあり、今までも外出時のテザリングは勿論のこと、引っ越しで光回線が開通するまでの2ヶ月間ずっとドコモ回線を使って自宅からの数百GBのトラフィックを流しても難無く乗り切ったりと、かなり心強いデータ通信のライフラインとしてお世話になってきました。
ただ固定回線が自宅にあり、仕事も在宅で完結するライフスタイルが定着した今、実際それほどモバイルデータ通信を使う事は稀。使わない月に関してはほんの数GBしか通信していなかったりと、実際の利用形態に対してオーバースペックなものの惰性でそのまま契約したままになっていました。
6月より+1,980円で80GB追加できる「大盛り」という選択肢も用意された今、ahamoに移って困るユーザーの割合は大幅に減ったのではないのではないかと思います。
在宅でほとんど使わない月もある身としては欲を言えばLINEMOのミニプランのように3GB・5分無料通話無し・990円の「小盛り」も用意して欲しいところですが、ドコモは「小盛りは考えていない」と取材に対して答えているので当面は2,970円・20GBのプランに落ち着くことになりそうです。