史上最軽量全部入りAndroidスマートフォン、Xperia SXに見蕩れて衝動買いしてしまいました。
95gに詰め込まれたXi・ワンセグ・赤外線・おサイフ。
持った瞬間から感動を感じる95gの圧倒的軽さ。この小さなボディにAndroid 4.0、Xiルーター、ワンセグテレビ、赤外線通信、おサイフ機能、そしてウォークマンアプリが詰め込まれていると思うと、胸に響く物があります。
クロスラインで分けられた、4ブロックデザイン。
今回買ったカラーバリエーションはホワイト。赤みのかかったメッキ部分のクロスラインが分けるブロックは上下の質感が異なっており、SONYロゴの入った下部はサラサラな質感のマット、裏蓋部分は光沢感のある素材。色は一見クリーム色に見えますが、角度によって赤みのかかったパールホワイトに光り、独特の雰囲気を醸し出しています。
最後のSony Ericssonロゴ。
ドコモの内覧会にて耳に挟んだメーカーの話によると、今回のXperia SXがSony Ericssonの緑のロゴを採用する最後の機種である可能性が高いとの事。
歴代Xperiaシリーズ全てに刻まれてきたお馴染みのマークは今回が終止符。Xperia arcを始めとする人気端末に共通して掲げられてきたSony Ericssonロゴと決別し、今後SONYブランドで展開していくXperiaシリーズのターニングポイントとも言えるのではないでしょうか。
iPhone 4Sをそのまま細くした絶妙なサイズ
いわゆる「全部入り」のスペックが信じられないほどに、本当に小さいです。高さ、厚さはiPhone 4Sとほぼ同じで、横幅は少し細い。
そして、圧倒的に軽い。
SXをポケットに忍ばせておけば、Xiを使ったパソコンでのインターネット接続、ウォークマンアプリでの音楽鑑賞、買い物や交通機関の利用が全てこの一台で完結できます。
iPhone 4Sをメインスマートフォンとして使っている筆者としては、iPhoneに足りない物を補ってくれるベストパートナー的存在だと感じました。
Xperia rayの遺産を引き継げる、バッテリーの互換性
Xperia SXで採用されているバッテリーはBA700。これは昨年発売されたXperia rayや、グローバルモデルのXperia Pro、Xperia Neoなどと互換性がある物です。
流通量が非常に多く互換バッテリーがAmazonなどで破格で購入できるため、Xiルーターとして使う場合重宝します。
現在互換バッテリーが980円、充電器+バッテリーのセットが2,100円で入手可能。
先日紹介したUSBバッテリーを使った継ぎ足し充電もコストパフォーマンスは同様に高く、どちらの方法もオススメです。
また、Xperia rayからの乗り換えユーザーはXperia rayを予備バッテリー充電器として活用するスタイルも良いのではないでしょうか。
通知バーのトグルは改善の余地あり
以前から通知バーのトグルボタンの搭載が望まれてきたXperiaシリーズ。今回念願の実装となりましたが、どうも納得の行く実装とは言えない代物。
トグル項目はマナーモード・Bluetooth・WiFi・データ通信・設定アプリですが、これらはカスタマイズができず、消す事も現状不可能。個人的には画面回転ロックやテザリングトグルなどを設置したいと感じたので、もう少し自由度が高くても良いのでは無いでしょうか。今後のソフトウェアアップデートによる改善に期待したい所です。
この感覚が、Xperia
総評としては、非常に満足な機種です。
ウォークマンアプリをBGMにルート検索をしつつ、自動販売機でジュースを買い、そのまま改札にかざして電車に乗り、FacebookやTwitterを眺めながら目的地へ向かう。全てこの一台で完結するライフスタイルはとても快適に思えました。
極限まで重量を削ぎ落とした軽量なボディは、コンビニのレジで取り出して決済したり、改札を通ったり、音楽を聴いたりという、日常の行為のフットワークまでもを軽くしてくれます。
ただの「全部入り」だけでなく、「この小ささに全部入り」である事に意味がある機種なのではないでしょうか。