今回レビューするOPPO Find 5は中国のOPPO社のフラッグシップスマートフォンです。
質感は高級感があり、FullHDの5インチディスプレイ、CPUに1.5GHzのクアッドコアQualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064、2GBのRAM、1300万画素のカメラ、2500mAhのバッテリー、NFC対応と他社のフラッグシップスマートフォンと健闘するスペックを搭載。
SIMスロット
OPPOのロゴをモチーフにしたSIMピンが付属しており、SIMスロットはHTCのButterflyやAppleのiPhoneなどと同様にピンを挿入してSIMスロットを取り出す仕組みになっています。SIMサイズはmicroSIM。
なお、iPhoneやiPadに付属しているSIMピンは長さが短いためOPPO Find 5のSIMスロットを取り出す事はできませんでした。
LTEは非対応
ハイエンドなスペックが揃っているFind 5ですが、通信周りに関してはLTEに対応しておらず、通信できるのは3G/GSMのみ。W-CDMAは850/1700/1900/2100MHzに対応しています。
日本語化
Morelocale2を利用する事で日本語化が可能。ただし設定アプリなど日本語化されない部分もあります。
指定時間に電源ON/OFF
かつて日本のガラケーに搭載されていたような、指定時間に本体の電源をオン・オフする機能を搭載。カスタマイズ性の高いAndroidとはいえ電源オフの状態から自動でオンにするためにはメーカー側の対応が必要でアプリでは補えない部分のため、他の機種では利用できない嬉しい機能です。
アプリ別ロック
本体のロック解除とは別に、アプリ単位でパスコードロックをかけておく事ができます。プライベートなアプリのみロックをかけて、普段はロック画面をパスコード無しにロック解除して素早く使う、といった使い方ができるようになります。Android用の汎用アプリに同様の機能を持ったイージーロックがありますが不具合もあり、OSレベルでアプリにロックがかけられるのは安心感があります。
ロック画面
パーミッション設定
電話を発信したり、発着信履歴や連絡先にアクセスしたり、SMS履歴やSMS送信などの機能を利用するアプリに関してはパーミッションが設定でき、それらのアプリがアクセスする際には警告メッセージが表示されます。以前LINEなどで問題になったように、アプリに意図せず連絡先にアクセスされる事態を防ぐ事ができます。
他社と比べて知名度は劣るもののハードウェア的な完成度やスペックはもちろん、ソフトウェア的な作り込みもしっかりしており、かなり満足度の高い機種でした。165gと重めかつ5インチの大きめなディスプレイを搭載しているものの、ベゼルも狭めで持ちやすい形をしています、一方でLTEに対応していないため、通信周りに不安が残る所です。
価格は同スペックのフラッグシップ機と比較すると安めの4万円台後半で、安価で高級感のあるSIMフリーフラッグシップ機を探しているならうってつけの機種なのではないでしょうか。