SIMフリースマートフォンを取り扱っているExpansysさんより、Xperia XAのデュアルSIMモデル「Xperia XA Dual F3116」をレビュー用にお借りしています。
Xperia XAはXperia Xシリーズの中でも最も低価格なエントリーモデル。Expansysでは32,800円で販売されており、非常に手を出しやすいお手頃な価格帯になっています。今回Expansysさんからレビュー用にお借りしたのはグラファイトブラックのモデル。以前ホワイトを個人的に購入した際の開封の儀は以下のリンクから。
下部はmicroUSBポートとスピーカーを搭載。上位のXperiaシリーズのようなフロントステレオスピーカーではなく、下部一箇所のみとなっています。この辺りは低価格モデル相応のトレードオフといったところ。
側面は指紋センサーを搭載しないXperia Z4シリーズ以前のXperiaのようなボタン配置となっており、古き良き円形の電源ボタンが配置されています。
左側面。デュアルSIMスロットとmicroSDスロットは別になっており、3G以上でデュアルスタンバイする機能は無いもののSIMカード2枚+microSDの構成で利用する事は可能。この辺りはXperia X、Xperia X Performanceと比べると使い勝手が良い仕様となっています。
狭額縁をXperia Z3 Compactと比較
Xperia XAはXperia X Performanceと同じサイズの5.0インチディスプレイを搭載しながらも、ベゼルが細くコンパクトになっています。4.6インチディスプレイを搭載したXperia Z3 Compactと並べてみてもサイズ感が非常に近く、Xperiaのコンパクトモデル並の持ちやすさが魅力。
ベゼル部分に寄ってみたところ。Xperia Z3 Compactと比較するとベゼルの黒い部分が非常に少なく、画面サイズの割に横幅がとてもコンパクトに収まっていることがわかります。
カメラ性能を試す
Xperiaとしては控えめの1300万画素のカメラを搭載するXperia XAですが、格安スマホを中心に作っているメーカーの製品と比べるとしっかりXperiaのカメラらしいチューニングになっている印象。風景画が映えるのもXperiaらしいところ。
赤いテーブルの店舗でも色のバランスが崩れることなくしっかり料理が撮影できており、普段使いのSNSにシェアするカメラとして十分に実用的。
日本語入力のPOBoxは非搭載
Xperiaにプリインストールされている日本語入力システムのPOBoxはデフォルトではプリインストールされていません。ただ、搭載モデルからファイルを移植する事によって動作はする模様。日本語を入力するのであればGoogle PlayからATOKやGoogle日本語入力をインストールする事もできますが、XperiaのPOBoxが良いといった方は力技で慣れ親しんだ入力システムを使うことも可能。
プロセッサはMediaTek helio P10
Snapdragonシリーズを搭載した上位のXperia Xシリーズと違い、Xperia XAは価格を重視したMediaTek helio P10を搭載。更にRAMは2GB。AnTuTuベンチマークで計測したところのスコアは47,733。これはSnapdragon 650を搭載したXperia Xの6割程度の性能となっています。実際使ってみたところの印象としては流石にフラッグシップと比べると重たいシーンもあるものの、SNSなど軽い用途であればさほどストレス無く使う事ができました。
プロセッサはMediaTek、解像度は1280×720のHDどまり、RAMは2GBとスペックシート上はただの低価格スマートフォンといった印象のXperia XAですが、実物を使ってみると絶妙なサイズ感と狭額縁、丸みを帯びたフォルムによって手に馴染む使いやすい機種に仕上がっている事が感じ取れる一台。内蔵ストレージ容量は16GBと少ないものの、それを補う形でデュアルSIMのスロットもXperia XやXperia X Performanceのように2スロット目がmicroSDスロットを兼ねた二者択一スロットではなくしっかりSIMスロット2つmicroSDスロット1つの3スロットある点も親切。カメラもこのグレードの機種にしては安定感があり、低価格帯ながら普段使いの一台として思いの外アタリ機種なのではないでしょうか。
Expansysでの現在の販売価格はブラックとホワイトが32,800円、ライムゴールドとローズゴールドが32,500円。購入は以下のリンクから。