インターネット検索エンジンを手がけるYahoo!が、イー・モバイルのサービスとしてLTE通信端末を販売しているイー・アクセスを買収する事が明らかになりました。
Yahoo!はイー・アクセスを買収する事によって第四の通信キャリアとしてではなく、インターネットキャリアとして通信事業に参入する見通しで、Yahoo!のサービスを絡めてインターネットを全ての人に届ける事を目的としています。
今回ソフトバンクからイー・アクセスを買収したYahoo!自身もソフトバンクの子会社ですが、Yahoo!の宮坂氏はソフトバンクの孫正義氏に会い我々自身がスマートフォンの普及を加速したほうがいいと思い、孫さんと会った時に譲ってくれないかと交渉した結果、「やるからには頑張りなさい」との返事を受け取り今回の買収に至ったとのこと。
ソフトバンクは以前イー・アクセスを買収する事によって契約者数の優位性を他社と比較しアピールしていましたが、米Sprintを買収した今、トータルの契約数の数字を水増しする必要も無くなったため譲ったという事でしょうか。
またY!mobileは未来のインターネットを切り開くための意見をTwitterの#ymobileのハッシュタグにて募集しています。
買収以来ソフトバンクのiPhone 5のLTEのオフロード用に用いられた上に既存のサービスの帯域も転用され、完全にソフトバンクを支えるインフラと化して尻に敷かれていたイーモバイルですが、今後Y!mobile化によって変革が見られるのは楽しみです。
個人的にはイーモバイルLTEのWiFiルーターが5月以降は月10GBの転送量制限をかけてくる予定のため、6月以降にY!mobileが大容量モバイルデータ通信のソリューションを提供してくるのかが気になるところです。
20140327 ヤフー株式会社発表資料
Y!mobile ~2014年6月 日本初 インターネットキャリア誕生~ – Yahoo! JAPAN