電動式昇降デスク「FlexiSpot E7」をレビュー用に提供頂いたので紹介していきます。
FlexiSpotは健康と生産性に力を入れているソリューションメーカー。当ブログでも以前に同社のユニークな「デスクバイクV9」紹介していますが、同じ姿勢で座りっぱなしになりがちなオフィスワークに動きを取り入れる事によって健康的に生産性を高めていく方向性は同じ。
今回紹介するFlexiSpot E7は電動昇降式の脚に、任意の天板を組み合わせて電動式スタンディングデスクを構築できるという製品。オプションとして併売されている天板は勿論、任意の天板をホームセンターや材木屋から調達して好みに合わせたデスクを作るといった事が可能な製品です。
今回は標準的なブラックフレームとホワイト・120x60cm天板を組み合わせた物を提供頂いたので、標準構成での機能紹介と独自天板を組み合わせた応用例を紹介していきます。
外観
こちらがFlexiSpot E7本体。脚と天板はバラバラに届くので、自力で組み立てる必要があります。脚だけでも数十キロの重量があるので、組み立ては大人二人がかりでやるのがおすすめ。自分は一人でやってみましたが、二人以上推奨です。
天板はオプションとして選べる中の最小サイズの120x60cmの物で、PCを使う作業用デスクとしては標準的な構成となっています。
操作方法
こちらが電動昇降のコントローラー。タッチ式のボタンとなっており、左から上、下、メモリー記録のMボタン。上下の位置合わせをしたところでMボタン→任意の右側の4つのボタンを押す事で、4つのプリセットを記録して呼び出す事ができるようになります。
580-1230mmの範囲で昇降可能
今回頂いたE7のモデルは580-1230mmの範囲での昇降が可能。一般的な市販PCデスクは70cm程度の高さが多いですが、そこから体型や用途に合わせて上下に微調整したり、1メートル以上のスタンディングデスクとして使ったりと、同じ環境で複数の使い方をすることができます。
iMacのVESAディスプレイモデルをモニターアームでマウントしたところ。天板ごと上下するため、デスクトップPCや外部モニターなどの環境も全て天板にマウントしたまま環境を維持した状態で通常のPCデスクとスタンディングデスクを行き来できるのが便利なポイントです。
特注の天板を組み合わせると一層理想の環境に
FlexiSpot E7の対応天板サイズは幅120~210cm、奥行60~80cm、厚み2cm以上。今回はその条件に合致する天板の中からマルトクショップのオーダー品を組み合わせてみました。
27インチモニター×3を横に並べるデスクという事で、天板は180×80×2.5cmという大型サイズ。木材は独特な雰囲気のあるアカシアを選定。FlexiSpot純正オプションのケーブルダクトを使って配線をまとめ、サンワサプライのケーブルトレイを取り付けてACアダプタを机下に格納して見た目をクリーンにまとめています。
FlexiSpot E7は80cmまでの奥行きに対応しているので、トリプルモニターで角度を付けたい、かつ手元でノートパソコンなど色々なデバイスを並べて使う広さも欲しい、といった今回のようなニーズでも問題なく対応可能。
今回は180cm幅を選定しましたが、210cm幅まで対応しているので更に広大なワークスペースも構築可能な余裕を持った電動フレームとなっています。
スタンディングに加え、着座でも納得のいく高さが実現可能
FlexiSpot E7は座りっぱなしになりがちなデスクワークを環境そのままスタンディングに移行して立ち作業を挟む事で身体を動かして効率化を図れる製品ですが、着座時の高さ調整だけでも十分に価値がある製品。今回は高さを調整できないパーソナルチェアと組み合わせてデスク側で調整する環境を組んでみましたが、作業しやすいドンピシャの高さまでデスクを電動調整できる効果は抜群。70cm前後の通常のPCデスクは一般的な日本人の身長に対してやや高めに設定されている印象を受けるので、デスク側を少し下げる事ができると体制がとても楽になると感じました。
スタンディングデスク自体も有用だと感じており、通勤やオフィス内での移動が無くなった在宅勤務ではどうしても座りっぱなしで閉塞感を感じて行き詰まりがち。そんな時に立ち作業を挟むとうまくリフレッシュでき、作業効率の向上を図る事ができました。
FlexiSpotの電動昇降デスクは今回紹介したE7だけでなく、許容する天板サイズやメモリー機能の有無などの機能差分で様々なモデルをラインナップしています。幅100〜160cmまで対応で上下ボタンのみのエントリーモデルは23,000円、120-210cmの大型天板対応でメモリー機能も搭載したモデルが34,500円と、ニーズに合わせて選択可能。
天板も4色展開の純正天板や、今回のようにオーダーの天板を組み合わせて予算・部屋の間取りに合わせてオーダーメイド感覚で自分に合ったデスクを構築できます。
2020年は在宅勤務に移行した方も多かった年だったとは思いますが、多くの時間を過ごすデスク環境は作業効率に直結する有効な自己投資。自宅の作業環境をワングレード格上げしたい方には検討する価値のあるアイテムです。
実際に電動昇降デスクを導入する際の注意点やモデルの選び方などは「電動昇降デスクおすすめの選び方」の記事にて解説しているので、購入に迷っている方は是非参考にしてみてください。