Alexa/Google Homeから声で操作できるMerossの1600万色調色LED電球「MSL120」レビュー

スマートホーム機器を販売しているメーカー「Meross」のWiFiスマート電球を買って実際に使ってみたので、レビューを書いていきます。


先日リビング用に自作PCを組んだためリビングで過ごす時間が増えたものの、長い時間リビングで時間を過ごしていると照明が暗い事に気付き、気になっていました。リビングの照明はE26型の電球を使っているため+Styleの調光・調色スマート電球を何個か使っていましたが、今回の増設にあたって少し違う物も試してみたくなり、今回の製品を買う事にしました。

購入したのはMerossの調色スマートWiFi LED電球 MSL120。Amazonの商品画像を見るとやや中華製品っぽい怪しさがありますが、Merossというメーカーは以前USBポート付きスマート電源タップを購入し、使い勝手が良かったので信頼していた事もあり、電球も買ってみた次第です。

複数個購入してまとめて運用すると費用がかさむためコスパの良い物が欲しかったというのも理由で、以前購入した+Styleの電球は1個2,480円。日本企業の製品という事で信頼できるものの、4個購入すると1万円近くなったりと割と総額が膨れます。今回のMerossのスマート電球は通常価格でも2個セットで3,390円、1個あたり1,695円と割安。更に今回はセールで1個あたり1,400円以下で、しかも色温度の調整に加え1600万色の色変更も可能ということで、色々と遊べそうだなと思い購入してみました。

ゴウサンド(Gosund) WiFiスマート電球 LB1-1
ゴウサンド(Gosund)

余談、今回の選定にあたっては2個セットのセール価格で1,780円、1個あたり890円という格安のGosundのスマート電球も買ってみたのですが、こちらは安物買いの銭失いそのもので、Google Assistant連携が機能しておらず使えなかったり、電球自体もチカチカと発光が安定していなかったりと、使い物にならずレビューするまでもない代物でした。接続アプリなどは+Styleの色違いのそっくりの物だったり面白い点もありましたが、モノの品質管理は雲泥の差といった感じ。

それではMerossのスマート電球を実際に使っていきます。

Meross MSL120は形状としては多くのスマート電球と同様、E26電球そのものの形をしています。今回は2個セットのパッケージを購入。

部屋の照明の増設にあたって、今回は部屋にライティングレールが備えられていたので木目柄のE26ソケットを購入。これにMerossのスマート電球を装着してセットアップしていきます。

セットアップはMerossのiOS用アプリまたはAndroid用アプリから可能。Merossのアカウント作成が必要で、作成したアカウントはGoogle HomeアプリやAlexaアプリに読み込む事でスマートホームデバイスとして追加する事も可能です。

セットアップ後はMerossアプリから自由に明るさ・色温度・色の調整が可能で、通常の電球色・昼白色の電球として以外にも様々な色が設定可能。

実際にLEDの色を設定したところ。ゲーミングPC部屋の照明などにも使えそうです。

レスポンスは国産に劣るものの、機能と拡張性は圧倒的

今回は国産の+Styleの電球に買い足す形でMerossの物を買ってみましたが、機能性だけで見ればMerossは非常に高機能。単なる調光・調色以外にもLEDで様々な色が設定できるという点は勿論ですが、一括操作やタイマーによる操作といった基本的なスマートホーム機器としての機能はカバーしているほか、Google AssistantやAlexaにも対応しており以前レビューしたAmazon Echo Dotなどのスマートスピーカーからも声で操作可能。+Styleでは対応していないIFTTTとの連携も可能で、派生モデルのApple Homekit対応版を買えばSiriからの操作にまで対応するという高い連携性能を持っています。

あらかじめグループを組んでおけば「OK Google、リビングの電気を付けて」「Alexa、リビングを暗くして」といった音声アシスタントを使った声での操作も可能で、IFTTTを使えば更にきめ細かな処理も仕込む事ができて自分好みのスマートホームを作り込むには最適です。

一方で、やはり国産の+Styleに劣るのは操作のレスポンス。サーバーの国内外の設置場所の違いなのかは分かりませんが、Google Homeアプリで一括操作した場合、+Styleの電球が先に反応してMerossはワンテンポ遅れて作動します。この辺りの最適化はやはり日本のローカル製品の方が心地よく使えそうです。単独で操作する分にはそれほど気になりませんが、両方使っていると差が分かる程度、といったところです。

通常価格でも1個2,000円を切る調色スマートWiFi LED電球 MSL120はスマート電球としては非常に価格に対しての機能性が高く、個人的にはかなり満足な買い物。E26型の電球は様々なライトスタンドが販売されており汎用性が高いので、自分好みのスタンドで好きなスマート照明が組めるのも魅力。スマホアプリやスマートスピーカーを使って操作したり、帰宅や外出に合わせて自動でオン・オフしたりといったスマートホームを構築したい方にはお手頃でおすすめなアイテムです。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。