HTCからモニター機としてお借りしているHTC Desire EYEをドコモMVNOのmineoで使ってみました。
HTC Desire EYEはHTCが今期投入するSIMフリースマートフォン。ドコモのMVNOの使用を推奨しているということで、手元にあったmineoのドコモ回線のプランのSIMカードを挿入してみました。なお、SIMサイズはnano SIMとなっています。
SIMカードを入れると各種MVNOの一覧が出てきますが、残念ながらmineoは一覧に含まれていませんでした。また、用意されたどれかの設定を選ぶ必要があるため、一覧以外のAPNを入力できる項目も用意してほしかったところです。
APNの設定を済ませたところ、4G表記が出てLTE網でデータ通信はできるものの、アンテナピクトが×のまま。どうやらデータ通信専用のMVNOのシムカードのうち、SMS機能の無いものは電波表示ができない問題があるようです。
プロバイダにspモードではなくSIMフリー端末向けのmoperaを契約したドコモ本家のSIMカードを入れて使ってみたところ、無事データ通信・発着信でき、アンテナも正常に表示されました。
HTCのSIMフリー端末はどうやらSMSオプションの無いデータ契約のSIMカードではいわゆる「セルスタンバイ問題」なるものが発生するようです。そのためHTC Desire EYEやHTC Desire 626などの今期のHTCのSIMフリースマートフォンをMVNOの格安SIMで運用する場合はSMSオプションをつけるのがオススメ。セルスタンバイ問題はアンテナピクトの表示だけでなく、電池持ちにも影響してきます。
MVNOでのSMSオプションの有無は後から変更できる場合でもSIMカードごとの交換になるため、MVNOの格安SIMでHTC Desire EYEを検討している方は必ず先に音声SIMを選ぶか、データSIM+SMSオプションのSIMであることを確認しておきましょう。なお、ドコモ本家のデータ契約のSIMカードはSMS機能に対応しているため、こういった問題は発生しないようです。