博多で開催されている「めんたいガジェットフェス2」の現場にサポーターとして来ています。
めんたいガジェットフェス2は2015年に開催されためんたいガジェットフェスに続く2回目の開催となる福岡のガジェットのお祭り。今回ガジェットショットはサポーター枠として招いていただきました。
2015年は国内初のキャリア外のSIMフリーXperiaが発売されたり、SIMフリー解除義務化が施行されたり、Windows 10 Mobile端末が投入されたりと、SIMフリーやWindowsスマートフォン盛り上がった年でした。めんたいガジェットフェス2は「SIMフリー」「MVNO」「Windows 10」をテーマにしており、これらのキーワードを中心に盛り上がっていきます。
オープニングセッションはITライターの甲斐寿憲さん、先日スマートフォン王国を開催したモバイルプリンス、秋葉原のピンク色のケータイショップ元勤務の黒ぽんこと迎悟さん。進行は実行委員長のタブ買いさんこと光瀬誠さん。
「2015年のASUSどうでしたか?」
「実は一番売れたのはZenFone 2ではなくZenFone 2 Laserなんですよね」
「ちょっと出し過ぎじゃないですか?」
「そうですね…」
「黒ぽんさんはASUSのZenFone買いましたよね、どうでしたか?」
「正直3万円ということで期待はしてなかったんですけど、意外とこの値段で使えて驚きました。Laserあたりでオススメしやすい機種が出てきたと思います。」
「BlackBerryについてお願いします」
「昔は料金プランに恵まれなかったBlackBerryが今MVNOで持ちやすくなっているのにも関わらず、BlackBerryが盛り上がっているタイミングとズレてしまったので勿体無いですね。BlackBerryは女性との会話の話題になって良いんですが。」
「甲斐さんトリニティさんでWindows 10 Mobile触った感じどうでしたか?」
「国内では最高峰ですね。Continuumが使えるのが良い。」
「技適通過しましたからね(笑)」
「KATANA 02を使っているけどもContinuumがないと物足りないですね。」
「長年のVAIOファンとしてVAIOを出してきたのはどうですか?」
「人前に見せるものなので、他にないカラーや質感で目立つような、女子ウケするようなのを出して欲しいです(笑)」
「Windows 10 Mobileに関して一言良いですか!!ちょっと今まではLumiaを輸入してこっそり使わないといけなかったWindows Phoneが国内で堂々と使えるようになったのは本当に良い時代になった。」
「国内のSIMフリー市場の価格帯。2万円以下の最安クラスから5万円以降のまでかなり幅があります。くろぽんさんどうですか。」
「3万円であれだけ動くものを出されてしまうと携帯屋が困りますね。」
「安かろう悪かろうという言葉もありますが」
「あれだけ安いとダメだと買い直すみたいなのもできますよね、服みたいに。」
「甲斐さんはこれが買いの価格帯とかありますか?」
「3〜5万円が買いだと思います。HTCとかは格安スマホと言われたくない価格帯にいますし。」
「価格の割によく動くと思うんですよ。ただキャリアが投売りされる端末が中古スマホとして安く流れてしまっているせいで価格がバカになっている。だからそこがフラットになれば一般の方も選びやすくなるんじゃないかと思います。」
「迎さんアレってどうなってるんですかね」
「mode1ですね、前の勤務先から借りてきました。実際にリアル店舗を持っているところが機種が出せるようになったことで、店舗のサポートを絡めた参入ができるようになったことで面白くなったと思います。」
「甲斐さん最近仲良くしてるアレってどうっすか。」
「TONE Mobileのm15はソニーに作らせました。よく動くんですけど、まぁ背面が汚れやすいのが欠点ですね。」
「MVNO市場のポイント。即日開通カウンタなどは増えてきているものの、まだまだ地方では浸透しておらず、福岡にも楽天モバイルは参入していません。」
「何か写ったらいけない人が写ってる気がするんですが……」
「皆さんこういった即日開通の店舗に行った事ありますか?ないですよね。やっぱりインターネットでいくら宣伝を頑張っても、リアル店舗で売るというのは難しいところがあると思います。」
「MVNOにも面白いサービスが増えてきて、mineoのフリータンクやFREETELのApp Storeのパケットだけ無料になるSIMなど付加価値をつけたサービスも増えてきました。この辺りどう思いますか。」
「オンデマンドの動画サービスだけ通信料が無料になるJCOMモバイルとか面白いと思いますね」
「私もモバレコさんでお借りしましたが面白いですね。その辺りのサービスをやってきた相乗効果があるのかと思います。」
「ほかにお二方何かありますか」
「やっぱり自社コンテンツと絡めるところでいうと、やっぱりDMMだと思います。いつでもどこでも動画が見れるサービスが出てくればコンテンツ提供者に金が落ちて”健全”なのではないかと思います。」
「甲斐さんは楽天モバイルと仲が良いとのことですが、独自端末とかカラバリとか多いですが、何かその周り話はありませんか?」
「振り返ると今年特別モデル沢山出しましたもんねぇHTCやAcerとか」
「今日はHTCさんAcerさんが限定モデルの展示もありますね」
「僕が気になってるのはやっぱりVAIOがSIMを出したのに注目していますね」
「今後どういった方向に行く事を期待をしてますか?まずは迎さんから」
「正直なところ、総務省のやつ、嫌ですよね。Z5 Premiumとか9万円ぐらいするのに分割払いで買いやすかったところが買いづらくなってしまうし、欲しいものの価値が上がりすぎたり、下がりすぎたり、混乱の1年だと思います。」
「SIMロック解除義務化に関してもSoftBankのZ4をSIMロック解除したのに使い勝手が悪い上に自社のバンドにしか対応しておらずメリットがありませんでした。」
「ソフトバンクから発表された1GBにせよ、嬉しくないですよね。先ほどのDMMにせよ面白いものが出てこないと。」
「甲斐さんWindows 10 Mobileのメーカーに関してどうですか。」
「Windows 10 Mobile何機種か触らせてもらいましたが、アプリ数が足りなくて一般の方にはまだオススメできないかなぁといった感じです。」
「私地方でiPad教室とかやってるんですが、MVNOや格安SIMの認知度がまだまだで、あらかじめ覚えておかないといけない予備知識が多いので、もっと契約しやすい環境になったら売れるのではないかと思います。今後総務省がどのようにそういった流れを作っていくかが大事なのではないでしょうか。」
「無茶振りいきます。受付にいらっしゃるそうすけブログのそうすけさん、いろいろレビューしてきてここ1年のSIMフリー市場・MVNO市場について一言お願いします。」
「個人としてはSIMフリーの端末が増えてきたのは嬉しいところがあって、一般のユーザーがそれを使ってみようと思うのはひとつの壁で、そこがうまく浸透してくれれば紹介しやすくなって良いのではないかと思います。」
オープニングセッションからいきなり濃い内容から始まっためんたいガジェットフェス2。引き続き発表を追っていきます。