楽天モバイル自社回線「Rakuten UN-LIMIT」のeSIMがiPhoneで利用可能に!設定方法はQRを読み込むだけ

先日自社回線の正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を発表した楽天モバイルですが、当初Rakuten mini専用だったeSIMが他社製品でも利用可能になったと話題になっていたので、iPhoneにて試してみました。


楽天モバイルは2020年4月8日スタートの正式サービスに先駆け、人数限定で自社回線を試す無料サポータープログラムを2019年より実施。今回はその無料サポータープログラムで提供された回線を、eSIMを搭載しているiPhone 11 Proの国内SIMフリー版に導入してみました。

なお今回の検証で実際に利用できる事は確認できたものの、iPhoneは記事公開時点では楽天モバイルが正式に対応を表明している機種ではないため、その点は注意が必要です。

Rakuten UN-LIMITのeSIMの再発行方法

既にRakuten UN-LIMITを契約済の場合、eSIMはAndroid用に提供されているmy 楽天モバイルのアプリ、あるいはブラウザからWeb上のRakuten web portalから再発行可能です。

まだRakuten UN-LIMITを申し込んでいない方は楽天モバイルのページから申し込みが必要です。

手順は以下のとおり。

最後は「Rakuten MiniでQRを読み込んでください」とのメッセージが表示されますが、Rakuten mini発売時はRakuten mini専用だったeSIMが、現在では他のデバイスでも導入可能となっています。

また、SIM再発行手数料に関しては物理SIMが3,000円だったところ、無料サポータープログラムではeSIMに関しては現時点では0円となっています。

Rakuten UN-LIMIT本契約では手数料は3,000円

追記:この記事の検証後4月から無事サービスインした楽天モバイルのRakuten UN-LIMITですが、正式プランのユーザーはeSIMの再発行に手数料3,000円かかる模様。なお、無料サポータープログラムの100GB無料プランを継続中のユーザーに関しては4月11日現在、「再設定」あるいは「その他」→「eSIM」で無料でQRコードを再発行できるようです。

連続した再発行はSIMカード交換が選択できなくなる場合あり

Rakuten Mini→iPhone 11 Pro→iPad mini 5と再発行を2つ跨いだところ、iPad mini 5での設定がうまくいかず、「SIMカード交換」のボタンがグレーアウトして選択できなくなりました。サポートに問い合わせたところ2週間程かかりこの不具合は解消したものの、複数のデバイスを跨いで入れ替えを検討している方は注意が必要です。

iPhone上での設定方法

以上でiPhoneは楽天の自社回線ネットワークに接続できます。なお、通話も問題なく利用できました。

他社で利用中のiPhoneへの追加回線におすすめ

4月8日よりサービス開始した楽天モバイルの自社回線正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」は初年度無料で楽天網は無制限、au網へのローミングは月5GBまで、以降も1Mbpsというもので、楽天の電波の届くエリア内では強い力を発揮するものの現時点ではまだエリアは発展途上。全域auローミングで賄っているエリアはともかく、楽天網があるエリアではauローミングが提供されておらず、飲食店の中などでは電波の届かないケースもしばしば。無制限なもののエリアが限られているという特性上、エリアに不安の無いドコモなどの他社回線を組み合わせて使う事で弱点を補い合い、便利に使う事ができます。

今回の楽天のeSIMの社外端末への解放は、既に他社でeSIM対応iPhone(XS、XR以降)を使っていて楽天回線も使いたいといった方には朗報。楽天で対応Androidスマートフォンを購入する必要なく、シンプルに無制限回線だけ追加できるのは非常に好都合です。楽天モバイルが販売する楽天回線対応スマートフォンのような楽天回線・au回線の細かい切り替え制御には期待できないという点はあるものの、既にSIMフリーのiPhone+物理SIMの楽天自社回線SIMで使っている感覚としては問題なく使えている印象です。

1年間無料の楽天モバイルに申し込んだものの、使う端末が無いといった方にも今回のeSIM導入はおすすめの手。対応機種であるSIMロック解除済みのiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxをお持ちの方は是非検討してみてください。

eSIMの場合はテザリング(インターネット共有)が上手く動かない場合も最初はありましたが、現在は問題なく利用できる模様。自分はデュアルSIMのiPhoneを購入してドコモ+楽天で使っており、無制限データ&テザリングは楽天、通話と楽天エリア外のデータ通信はドコモと、便利に使い分けられています。

現在申し込み受付中の楽天モバイル(楽天回線)は初期の事務手数料3,300円を全額ポイント還元、更にオンライン申し込みで3,000ポイント追加還元のキャンペーン(解説記事)を実施中。事務手数料が実質無料で1年間無料の回線が手に入り、3,000円分のポイントも貰えるという美味しいキャンペーンなのでまだ申し込んでいない方は是非。

次の記事
前の記事
アバター画像

キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。