2020年4月24日より発売されている2世代目「iPhone SE」を買って実際に使ってみたのでレビューしていきます。
iPhone SEは2020年4月16日に発表され、24日にApple直販SIMフリーモデルが発売されたAppleのスマートフォン。大手キャリア販売モデルの発売日は5月11日からとなっており発売前ですが、今回はApple直販モデルを無事早期に購入できたので実際に使ったレビューをしていきます。
iPhone SEの最大の特徴は税込で5万円を切る価格(64GBモデル)と、iPhone 11シリーズと同じプロセッサを搭載した高い処理性能の両立によるコストパフォーマンスにあります。単に本体価格が安いだけでなく、性能が高いため今後長い年数買い換えずに使い続けられるというメリットがあり、長い目で見て節約したい方におすすめしやすい機種となっています。
今回はApple直販サイトでホワイトの64GBモデルを購入して使ってみたので実際の使用感を中心に書いていきます。
この記事の目次
iPhone SEのパッケージ
今回購入したのはホワイトのiPhone SE。ラインナップされている「ホワイト」「ブラック」「(PRODUCT)RED」の3色は全てフロントのパネルがブラックに統一されており、今回のホワイトも前面の黒がパッケージに反映されています。
低価格モデルながら、iPhoneが印刷されている部分がエンボス加工で盛り上がっているのはApple製品らしいこだわりを感じるところ。動画で撮影したパッケージの開封は以下のとおり。
パッケージ開封動画
パッケージ詳細
パッケージの中身はこの写真のとおり。周辺機器としてはLightning接続の有線イヤホンのEarPods、Lightningケーブル、USB充電器が従来どおり付属します。
iPhone SE(ホワイト)の外観
こちらがiPhone SEのホワイトの前面。iPhone 8と同じ寸法の外観を踏襲しており、指紋認証のTouch IDを搭載したホームボタンが画面下部に配置されています。
本体下部。マイク、Lightning端子、スピーカーがiPhone 8に引き続き搭載。
左側面もiPhone 8以前と同等の配置で、マナーモードスイッチ・ボリュームキーが並んでいます。また、iPhone 8のシルバーではグレー系だった樹脂のアンテナラインは白色になっています。
iPhone SEのホワイトはシルバーのフレームとなっており、前面のブラックのパネルとの差がくっきりしたコントラストになっています。
右側のサイドボタンとSIMスロットもiPhone 8以前と同等。SIMスロットはnanoSIM一枚のシングルSIMスロットとなっており、追加でeSIMも利用可能。今回海外モデルも全てシングルSIM仕様となっており、物理的に2枚のデュアルSIMモデルは用意されていません。
背面のパネル。iPhone 8以前のモデルでは従来Appleロゴが上にあり「iPhone」のプリントが下にある構成でしたが、2020年モデルのiPhone SEはiPhone 11世代に合わせて中央にAppleロゴがあるシンプルな外観に刷新されています。
iPhone SEとiPhone 8の外観の違い
先代モデルのiPhone 8のシルバーとの比較は実機同士を並べた写真にて別記事に細かくまとめているので、気になる方は是非併せてご確認ください。
iPhone SEのスペックをiPhone 8と比較
機種 | iPhone SE(2020) | iPhone 8 |
---|---|---|
発売日 | 2020年4月24日 | 2017年9月22日 |
プロセッサ | A13 Bionic | A11 Bionic |
RAM | 3GB | 2GB |
ストレージ | 64GB、128GB、256GB | |
画面サイズ | 4.7インチ | |
画面解像度 | 1334 x 750 | |
3D Touch | 非搭載 | 搭載 |
幅 | 67.3mm | |
高さ | 138.4mm | |
厚さ | 7.3mm | |
重量 | 148g | |
防水防塵 | IP67等級 | |
カメラ | 1200万画素 F1.8 | |
インカメラ | 700万画素 F2.2 | |
Touch ID(指紋認証) | 対応 | |
FeliCa | 搭載 | |
ワイヤレス充電 | 対応 | |
SIMスロット | nanoSIM | |
eSIM | 搭載 | 非搭載 |
iPhone SEはiPhone 8と基本的に同じ筐体デザインを採用しつつも、スペックを2020年最新モデル相当に底上げしたモデル。プロセッサがA11 BionicからA13 Bionicにアップグレードされ、iPhone 11 Proと同じ世代の物に。RAMは2GBから3GBに増量され、iPhone 11、iPhone 11 Proなどと同じnanoSIM+eSIMのデュアルSIM構成に進化。その他、ワイヤレス充電・FeliCa・防水防塵・Touch IDによる指紋認証などは引き続き搭載しており、選択できるストレージ容量もiPhone 8と同じく64GB、128GB、256GBの3種類。
総合的なアップグレードの裏で唯一取り払われた物としてはタッチパネルからはiPhone 8にあった3D Touchが去勢されており、iPhone 11世代同様に3D Touchの感圧操作には非対応になりました。
iPhone 6sからiPhone XSまで搭載された3D Touchは上記の動画のようにキーボードを押し込む事でどこからでもカーソルが移動できるなど便利な機能ではあったものの、2019年モデルのiPhoneからは既に取り払われており、現行モデルで非搭載なのは順当。とは言いつつも、iPhone 8以前のiPhoneでこの機能をしていた場合は無くなる事を念頭に置いておく必要があります。
iPhone SEではスペースバーを長押しする事で代替できるようになっていますが、カーソルを右側に動かしたい場合は一旦左に行って右に戻す往復が必要になるなど、やはり使い勝手は3D Touchがあった頃の機種の方が便利に感じる部分です。
iPhone SEの処理性能・ベンチマーク結果
iPhone SEはA13 BionicをiPhone 11シリーズと同様に搭載しており、スペックシート的に見ればCPUの処理性能はiPhone 11やiPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxと同等なことが予想できます。今回は実際に同等の性能なのか、ベンチマークソフト「Geekbench 5」で計測してみました。
熱を持っていなければiPhone 11系と同レベルの性能
1回目は充電器から外した直後、2回目はしばらく常温で放置してから計測したもの。充電直後など、熱を持った状態マルチコアの処理性能が6割程度に落ちてしまうようです。逆に、卓上で常温に冷えるまで放置してから計測したところ、iPhone 11シリーズと近い数字をマークしました。
続いてグラフィックの処理性能のMetalスコアも計測。こちらもiPhone 11シリーズに近い数字となりました。
iPhone 11系、iPhone 8、旧iPhone SEとベンチマーク比較
参考までに手元にあるiPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 8、旧iPhone SE(第1世代、2016年モデル)のベンチマークも計測して比較表を作成してみました。
機種 | シングルコア | マルチコア | グラフィック |
---|---|---|---|
iPhone SE (2020) | 1332 | 3369 | 6608 |
iPhone 11 | 1388 | 3495 | 6316 |
iPhone 11 Pro | 1333 | 3211 | 6429 |
iPhone 11 Pro Max | 1333 | 3266 | 6497 |
iPhone 8 | 934 | 2192 | 3223 |
iPhone SE (2016) | 496 | 1032 | 2242 |
2代目iPhone SEの処理性能はスペックシートどおりiPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxと同等と言っても差し支えない結果が出ました。
また、同じ筐体サイズのiPhone 8と比較するとシングルコアスコアが1.4倍、マルチコアスコアが1.5倍、グラフィック性能が2倍(いずれも四捨五入)という結果に。iPhone 8からの乗り換えであればグラフィック性能を多用する3D系のゲームでは特に差が感じられる数字となっています。
同じ名前の先代モデルにあたる2016年モデルの1世代目iPhone SEと比べた場合、シングルコアスコアは2.7倍、マルチコアスコアは3.3倍、グラフィック性能は2.9倍と、飛躍的な進化。普段使いでも動きの差を感じられる数字となっており、性能向上だけでも乗り換える価値がありそうです。
iPhone SEはiPhone 11シリーズと比べると旧来のコンパクトな4.7インチの筐体を採用しているため同じプロセッサだと放熱性能で差が出てきてしまい、充電直後など熱を持っている状態では処理性能がある程度抑制されてしまうものの、機種としての処理性能のポテンシャルはiPhone 11シリーズと同等である事は確認できました。
iPhone SEのカメラ性能を試す
iPhone SEのカメラはハードウェアとしてはiPhone 8同等のシングルカメラを搭載しつつも、ソフトウェアはA13 Bionicを活用した最新のものにアップデート。Appleのプレスリリースでは「iPhoneとして最高のシングルカメラシステム」を謳っており、シングルカメラの従来機「iPhone 8」や「iPhone XR」よりも高性能であると公式に宣言しているカメラです。
iPhone SEはナイトモード非搭載
気になる点としては、同じA13 Bionic搭載機のiPhone 11シリーズに搭載されている夜景撮影用の「ナイトモード」ですが、iPhone SEはiPhone 11シリーズよりも搭載RAMが少ないためなのか、こちらはiPhone SEには非搭載。実際にどれだけの差が出るのか、今回はiPhone 11 Pro Maxとの撮影比較を行ってみました。
iPhone SEの昼間の撮影をiPhone 11 Pro Maxと比較
昼間の風景の写真をiPhone SEとiPhone 11 Pro Maxで同じ構図で撮り比べてみました。この作例ではiPhone 11 Pro Maxは少し色褪せて見え、iPhoneSEの方がくっきり写っているように見えます。昼間の撮影に関しては、体感としてはiPhone SEの方が写りに安定感があるように感じました。
2倍望遠は物理レンズが付いているiPhone 11 Pro系が優位
続いて2倍望遠。iPhone 11 Pro Maxは物理的に2倍望遠のレンズを搭載しているのでこういった遠くの被写体に寄って撮るケースでは優位で、遠くの被写体でもクッキリ撮れています。
とは言いつつ、案外iPhone SEのソフトウェアズームも2倍程度であればぱっと見では気付かない程度には綺麗に撮れるのではないかと感じました。スマホの画面程度のサイズで拡大しないで見るのであればこれでも十分かもしれません。
iPhone SEはナイトモード非搭載が夜景撮影で大きな差に
iPhone 11シリーズでは搭載している「ナイトモード」がiPhone SEでは非搭載ということで、実際に夜景を撮影してその差を確認してみました。ぱっと見はiPhone 11 Pro Maxの作例が明るく撮れている感じに見えますが、拡大するとディテールに大きな差が出ました。
上記は写真右下のレンガの建物の部分を切り抜いて比較したもの。スライダーで2枚の写真を切り替えて見ると分かりやすいですが、ナイトモードの無いiPhone SEは建物の壁のレンガ1つ1つが潰れてしまっている一方で、ナイトモードで撮影したiPhone 11 Pro Maxはしっかりとレンガの形が視認できます。
夜景を綺麗に撮りたい、という目的であればiPhone SEとiPhone 11シリーズで大きな差がありそうです。
ゲーム機としての性能は十分、バトロワには視野狭めか
普段からスマホの3D系のゲームを遊んでいるので、実際に新型iPhone SEはゲーム機として快適か、いくつかのタイトルで試してみました。
iPhone SEでデレステは横断スワイプが楽
スマホ向けの3Dアイドルリズムゲームとしては定番の「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」通称「デレステ」をプレイしてみました。5つのノーツをタップしたりスワイプしたりするこのゲームですが、最近の大型のiPhoneと比べると、iPhone SEの4.7インチのサイズ感は左端から右端までスワイプするような譜面を処理するのが楽。また4.0インチの旧iPhone SEと比べると狭い画面で親指がぶつかり合うという事もそこまで無く、カジュアルプレイヤーとしては4.7インチはちょうどいいサイズ感でした。
PUBG、Fortniteなどのバトロワ系は左右の視野の狭さが気になる
iPhone SE購入以前はiPhone XS Max、iPhone 11 Pro Maxと大画面&狭額縁のiPhoneをゲーム用に愛用してきた事もあり、iPhone SEは横持ちした際の左右の視野の狭さが気になりました。バトルロワイヤル系のゲームは広い範囲から攻めてくる的を視覚的&聴覚的に索敵する事がゲームの要素として大きいため、死角の敵に気付かない事も。
ゲーマーな方でバトルロワイヤルをやり込みたい方はiPhone 11系のホームボタン無し・狭額縁のiPhoneの方が優位に立てるので、価格差に課金してアドバンテージを取るかどうか検討すると良さそうです。
iPhone SEでシャニマスは16:9のスクショが撮れる
元はブラウザーゲームとして開始した「アイドルマスター シャイニーカラーズ」はiPhone SEのような高い処理性能を求めるゲームではないものの、普段プレイしているので試してみました。
この手のゲームは16:9のアスペクト比でコンテンツが制作されている事が多く、iPhone 11系の狭額縁端末だと左右の余ったエリアの余白は壁紙が入ってしまい、スクリーンショットを撮ると左右に無駄な部分が付いてきてしまいます。
iPhone SEは従来どおりの16:9のアスペクト比の端末のため、こういった最近の端末にありがちな心配は無し。シナリオパートでスクリーンショットを撮りたいプレイヤーも多いと思うので、そういった方は撮った後にわざわざトリミングする手間が省けてとても楽。
16:9で制作されているコンテンツを楽しむのであれば、iPhone SEは意外に便利です。
なお、いずれのタイトルもiPhone SEでは動作の不満は特に無し。さすがiPhone 11系と同じA13 Bionicを搭載しているだけあり、3Dのゲームでもストレスフリーに遊べました。
iPhone SEはeSIM対応でデュアルSIM化が便利
iPhone SEはnanoSIMスロットを1つ搭載している他、iPhone 11シリーズと同様にeSIMも内蔵。eSIMは物理的なSIMカード無しに端末に回線を追加できる仕組みで、QRコードやアプリなどを使って端末に回線契約を読み込む事ができます。
メインのSIMカード+サブのeSIMの2回線を同時に利用する事が可能で、例えば「ドコモの電話番号で待ち受けしつつ、Rakuten UN-LIMITの無制限回線でデータ通信」といった使い方も可能。
昨年までは国内のeSIMの選択肢はIIJmioのeSIMのみでしたが、今年からは楽天モバイルが参入した事でeSIM搭載端末のメリットが一気に倍増。
Rakuten UN-LIMITは4月から開始したドコモ・au・ソフトバンクに続く第四のキャリア「楽天モバイル」の自社回線サービスで、現在1年間無料キャンペーン中。エリア内であればデータ容量無制限なので、毎月のデータ量が足りないといった場合は既存の回線に加えてRakuten UN-LIMITのeSIMを読み込むだけでデータ量が増やせて便利。
iPhoneへのeSIMの追加方法は別記事にて手順を紹介していますが、データ量の不安が払拭されるのはとても快適。個人的にも愛用していますが、おすすめの運用方法なので是非確認してみてください。
上部の「ノッチ」が無いため、左右の常時表示が便利
iPhone SEはiPhone 11シリーズなどの狭額縁な端末と違い、画面上部の切り込み、いわゆる「ノッチ」が無い端末。iPhone X以降の端末に乗り換えたiPhoneユーザーは既に忘れてしまったかもしれませんが、昔のiPhoneは「キャリア名」や「バッテリー残量」を常時表示しておくことができました。もちろん、今回のiPhone SEも例に漏れず可能です。
キャリア表示はデュアルSIMと相性抜群
先ほど紹介したnanoSIM+eSIMのデュアルSIM構成は、このキャリア表示と相性抜群。iPhoneのデュアルSIMには「データ通信できない場合はもう1つのSIMに自動的に切り替える」という機能があるため、例えば「楽天が圏外の場合はドコモに切り替える」といった運用が可能。iPhone SEであれば、キャリアの自動切り替えが常時画面上部で確認可能なので、デュアルSIM運用との相性が抜群に良いです。
バッテリー表示が%で見れるのが良い
かつてのiPhoneでは当たり前でしたが、iPhone X以降iPhoneユーザーは諦めなくてはならなくなったバッテリー残量の常時表示もiPhone SEであれば当然可能。iPhone X、XS、11系であれば一旦通知センターを引っ張らないと確認できないバッテリー残量が、iPhone SEであれば何も操作しなくとも常時確認できるのは地味に便利です。
古き良きiPhoneを感じさせる部分です。
保護ガラスは7/8用は縁が浮いてしまうためSE専用品が推奨
iPhone SEは寸法こそはiPhone 8と同一なものの、画面のガラスの湾曲がiPhone 8と比べると異なるためか、iPhone 7/8以前用に販売された保護フィルム・ガラスをそのまま貼ると縁が浮いてしまう個体が多くあるようです。
実際に貼り付けて検証してみたところ、公式に対応を謳っているDeffのTOUGH GLASS 3D for iPhone SEが問題なく装着できました。iPhone SE用の保護フィルム・ガラスを買う場合、しっかりと「iPhone SE対応」のものを選ぶことをおすすめします。
総評:ホームボタン付きiPhoneのメリット&最新機の性能の良いとこ取り端末
iPhone SEを触ってみて思ったのは、やはりホームボタンがあった頃のiPhoneは最新モデルには無いメリットが沢山あったという事。マスクをしていてもTouch IDでロック解除ができる、電池残量が常時確認できる、といった当時当たり前だった物が今のiPhoneからは取り払われてしまっている事に改めて気付かせてくれる機種でした。
このコンパクトなサイズ感に指紋認証を搭載したiPhoneは普段使いのスマホとしての使いやすさは抜群です。
性能に関してもRAM容量以外は現行の最上位モデルに劣らないレベルなので、これから長く使える一台なのは間違い無し。ケースに関してもiPhone 8以前からのケース資産がそのまま使えるため、ケースを変えていけば飽きずに使う事ができるという強みもあります。新型iPhone SE向けおすすめケースは別記事でまとめているので是非参考にしてみてください。
筐体としては見慣れた馴染みのある形ではありますが、実用性を考えると「最上位機に近い処理性能」「ワイヤレス充電」「おサイフケータイ」「防水」「十分綺麗なカメラ」と一通り揃っており、普段使いにほとんど不満が無い一台である事に気付きます。
最近の高性能スマホのトレンドである望遠や超広角などのカメラの飛び道具はありませんが、「普段使いに必要か?」と考えると、シングルカメラでも十分だと思います。
iPhone 8以前のホームボタン付きのiPhoneからの乗り換えで満足できるのは勿論のこと、マスク必須の生活で指紋認証が恋しくなったiPhone X以降のユーザーの出戻りの受け皿としても役目を果たしてくれそうです。
iPhone SEおすすめの購入方法・最安値
最後に、iPhone SEの購入方法を整理していきます。iPhone SEの購入ルートは大きく分けて4種類。中でも4つ目に紹介するMVNOのUQモバイルが64GBで35,640円と最安値でコストパフォーマンス抜群となっています。
- 国内SIMフリーモデルをApple直販・家電量販店で購入(ビックカメラ.comなど)
- 国内キャリアモデルを大手キャリアから購入(5/11発売)(auオンラインショップなど)
- 海外SIMフリーモデルを輸入(イオシスなど)
- MVNOで購入(UQモバイル、Y!mobileなど)
1. SIMフリーモデル
国内SIMロックフリーのiPhone SEを購入するメリットは単体購入のため、余計な手間がかからないところ。格安SIMと組み合わせて使いたい方は勿論のこと、既に大手キャリアでiPhoneを使っているのであっても端末だけ購入してSIMを差し替えるだけで使い始める事ができるので、機種の一括購入に抵抗が無ければおすすめの方法。Apple直販サイトのほか、ビックカメラ.comなどの家電量販店直営の通販サイトでも取り扱い中。価格は64GBモデルが49,280円、128GBモデルが54,780円、256GBモデルが66,880円となっています。
2. キャリアモデル
日本ではもっともメジャーな購入方法。auオンラインショップやソフトバンクオンラインショップなどのキャリア直営のオンラインショップで購入すれば、店に出向かずともネットで購入可能です。キャリアモデルは分割手数料無しに分割購入ができるのもメリットです。
3. 海外版
意外とおすすめできるのが海外版という選択肢。個人的に愛用しているメインのiPhoneもこのパターン。
海外モデルのため日本のシャッター音規制を受けず、マナーモードにすれば純正カメラアプリでも無音撮影が可能というメリットがあります。iPhoneのシャッター音はかなり目立つので、レストランなどで周りに迷惑をかけず食事の撮影をしたい方にはおすすめ。なお、シャッター音以外の部分に関しては国内版と同様に使え、Apple PayによるSuica/QUICPay/iDのおサイフケータイ決済も利用可能。保証に関してもApple直販のAppleCare+に加入可能で、Appleの正式なサポートを世界各国で受ける事が可能です。
海外スマホを取り扱っているイオシスでは現在数量限定ながら海外モデルのiPhone SEを取り扱っており、国内から発送が可能。こちらもキャリア版の発売日前に手に入れる事ができる選択肢の一つです。
イオシスでの販売価格は大体国内SIMフリー版+1万円程度の金額となっていますが、この差額でもすぐに手に入る&シャッター音が消せるメリットに魅力を感じる方にはおすすめできる選択肢です。また、在庫切れの場合は海外発送のETORENでもイオシス+数千円ほどの相場で取り扱っているので併せてチェックしてみてください。
4. UQモバイルなどのMVNO
2020年8月より、UQモバイルやY!mobileなどからもiPhone SEが発売されています。
中でもUQモバイルでの販売価格は格安で、64GBで35,640円とApple直販の49,280円より1.4万円以上割安。iPhone SEを買うのであればUQモバイルがお買い得でおすすめです。