iPhone SE(第2〜3世代)向けおすすめケース種類別まとめ。耐衝撃性やグリップ感のあるものから手帳型まで厳選

2020年に発売された第2世代iPhone SE、2022年に発売された第3世代iPhone SEで使えるiPhoneケースを、実際に使ってみた物の中からおすすめの物をピックアップしてみました。


iPhone SE(第2世代)は「SE」を冠したモデルとしては2世代目となる2020年版。iPhone 11と同じA13 Bionicチップを搭載しつつ、iPhone 8と同様のコンパクトなボディに収めて価格を5万円以下に抑えたお買い得なモデル。詳細な実機のレビューは以下の記事にて紹介しています。

カラーバリエーションは「ブラック」「ホワイト」「レッド」の3色展開となっていますが、今回のラインナップは全てのカラーのフロントパネルが黒に統一されており、iPhone 8までのカラーにはあった前面がホワイトのモデルは無し。そのため、前面の枠が黒いケースが全てのカラバリとの組み合わせで映えるモデルとなっており、iPhone 8までの色の組み合わせとは若干イメージが変わってくるのがポイント。

また、2022年には処理性能を最新の物にアップデートした第3世代iPhone SEも登場。寸法は第2世代iPhone SEと変わらず、ケースも同じものが流用できます。第2世代、第3世代の違いはこちらの記事で解説しています。

今回は様々なiPhoneケースの中から、種類別の個人的なおすすめアイテムをメリット・デメリットなどと共にピックアップして紹介していきます。

iPhone SE(第2〜3世代)用のケースを選ぶ際の注意点

初代iPhone SEはiPhone 5、5sと同じサイズでしたが、新型はiPhone 7、8と同じサイズで旧型iPhone SE用のケースは使い回せないので注意。「iPhone SE用ケース」として検索しても、旧iPhone SE用のケースを買ってしまうと新型iPhone SEでは使えないため、買う際は2020年/2022年モデルのiPhone SE(第2世代、第3世代)用のケースを選ぶよう気を付けましょう。

一方、第2世代&第3世代iPhone SEはiPhone 7やiPhone 8とはサイズが同一のため、既に発売されているiPhone 7/8ケースで気に入る物があれば使う事ができます。ただし、Appleロゴの位置がiPhone 8→iPhone SEで移動しているので、ロゴに合わせて切り抜きがあるケースの場合は穴がズレてしまうので注意が必要です。

以上の点に注意すれば、iPhone SEのケース選びの失敗は減るかと思います。続いて、具体的なiPhone SEにおすすめのケースの紹介に入っていきます。

1. どの色のiPhone SEにもおすすめな「TPUクリアケース」

iPhoneケースとしては定番のTPUケース。カラーは透明なものが主流で、iPhone本来の色・デザインを活かしつつ本体を保護できるのが特徴。どんな色のiPhoneにも合わせやすく、万人におすすめできるケースです。数あるTPUケースの中でのおすすめ製品は以下のとおり。

TPU&ポリカーボネートの「ウルトラ・ハイブリッド2」

TPUのクリアケースは数多く発売されていますが、中でもおすすめなのが長年iPhoneケースの販売に定評のあるSpigenの「ウルトラ・ハイブリッド」シリーズ。全体がTPU製のケースは長く使っていると経年劣化で黄ばんできますが、ウルトラ・ハイブリッドシリーズは背面パネルにポリカーボネートを採用する事で長く使える高い透明感を両立。実物は以下の記事にてレビューしています。


TPU製のバンパーフレームは四隅に気泡のクッションを内包する事で落下時の衝撃から保護する「エアークッションテクノロジー」を採用しており、耐衝撃性能は抜群。「見た目の透明感」と「保護性能」を高いレベルで両立したクリアケースに仕上がっています。Amazonでの価格は1,890円。購入は以下のリンクから。

スリムでグリップ感のあるTPUの「リキッド・クリスタル」

同じくSpigenの販売する「リキッド・クリスタル」はTPUのみで構成されたシンプルなケース。背面もTPUとなっているため、グリップ感が高く滑りにくいケースとなっています。Amazonでの価格は1,690円

2. iPhone SEにグリップ感を追加できる「シリコンケース」

手に持った際のグリップ感の良さカラーバリエーションによる個性の主張といった点でおすすめできるのがシリコン製のケースです。Apple純正品、サードパーティともに長年発売されている定番の一つです。

iPhone Apple純正の「シリコーンケース」

Apple純正品は税込4,180円とシリコンケースとしては高めですが、iPhoneにぴったりフィットする精度の高さは純正ならでは。今回iPhone SE用としては「ピンクサンド」「ホワイト」「ブラック」の3色が発売されています。

以前iPhone 11 Pro用をレビューしていますが、高い工作精度、触り心地の良さといったところは価格に対して満足度の高いポイント。一方デメリットとしては、最初はサラサラな質感の表面が長期間使い続けるとテカテカになってくるところ。何年も使うのであれば、気になるポイントではあります。

コスパ抜群のESRのシリコンケース

同様製品でApple純正以外の選択肢としておすすめなのが、ESRというメーカーのシリコンケース。Amazonにて1,699円という低価格で販売されており、純正よりかなり割安で購入する事ができます。

以前iPhone 11用のものをレビューしていますが、Apple製のものと比べると柔らかくしっとりした触り心地が特徴。低価格かつApple純正ラインナップにないカラーがほしい方にはおすすめです。色はピンク・ブラック・ダックグリンの3色が販売されています。

3. 味わい深い「レザーケース」

日常使いするアイテムとしての味わい深さでおすすめなのがレザー製のケース。他のケースと比べて経年変化しやすいものの、モノとしての愛着が湧きやすいカテゴリのアイテムです。

一体感の高いApple純正レザーケース

Appleから発売されている純正品を以前レビューしていますが、レザー特有の触り心地の良さ、使っていくにつれて増していくグリップ感はならではの魅力。Appleからは「ミッドナイトブルー」「ブラック」「レッド」の3色が販売されています。

デメリットとしてはレザーの経年変化がある事。使っていくうちに色・質感が変化していくので、この辺りを「革製品の味」として楽しめるかどうかがポイント。これはメリットとしても取れるポイントなので、使い込みによる経年変化を見越した色の選定がおすすめです。

直販の税込価格は6,380円とやや高めですが、レザーの高い質感は勿論のこと、レザーでありながら高い加工精度でぴったりiPhone本体に合う純正感、同社のシリコンケースにはない金属のサイドボタンのカラーの一体感など、高い満足度が得られる一品です。

CYRILL by SpigenのPUレザーケース

レザーケース特有のデメリットを避けつつもレザーの質感を楽しみたい方には、PUレザーとTPUを複合的に使ったCYRILL by Spigenのケースもおすすめ。価格は2,399円と比較的お手頃ながら、背面のPUレザーの質感、フレームのTPUバンパーの保護性能を両方兼ね備えた良いとこ取りのケースです。

4. iPhone SEの背面を活かせる「バンパーケース」

最近では少なくなりましたが、根強い人気があるのがバンパータイプのケース。最大の特徴は背面パネルが無い点で、iPhone本来の背面の色と質感を味わいつつ、外周部分は落下から保護できるのが魅力です。

透明なエレコムの「ハイブリッドバンパー」

バンパータイプにも色々な素材の物がありますが、最近おすすめなのが以前iPhone 11 Pro Max用をレビューしたエレコムから発売されている「ハイブリッドバンパー」というもの。ポリカーボネートとTPUを組み合わせたバンパーケースで、落下時の耐衝撃性能を持ちつつも透明感があるためiPhone本来のデザインを活かした外観で使う事ができます。

ストラップホールがついているのも魅力ポイントで、ストラップホールを使って首から下げたりする方にもおすすめ。

価格もAmazonにて1,190円とお買い得で買いやすいアイテム。コスパの良い、ミニマルなケースが欲しい方にはおすすめです。

ESRのメタルバンパー

TPUクリアタイプのバンパーのほか、金属タイプのバンパーもおすすめ。以前iPhone 11 Pro用をレビューしているESRのバンパーもiPhone SEで使える物が販売されています。

金属バンパーかつ背面パネルが無いため、iPhone本体にマッチしたミニマルなデザインになるのが特徴。iPhone SEの外周に似たマットな質感の金属フレームであたかもケースを付けていないような外観になるため、ケースレス風にしたい方にはイチオシのアイテムです。ストラップホール搭載なのも嬉しいところ。

デメリットとしては、フレーム形状的に持った際の体感サイズ感が一回り大きくなるところ。持ちやすさで言えば他のケースに劣る部類のケースなので、新型iPhone SEのコンパクト感に惹かれている方は要注意。

ESRの金属バンパーはAmazonにて1,499円で販売されています。

光沢感のある21SPECのバンパー

同様の形状の金属バンパーで、光沢感のある質感を採用しているのが21SPECの金属バンパー。個人的にiPhone 8から使っていてiPhone SEでも継続して使っており、お気に入りのケースの一つです。

ESRのものとほぼ同じですが、質感がメッキ系の光沢となっており、iPhone 11 Pro系、iPhone X系に似た雰囲気になるのが特徴。ゴールド・シルバー・ブラックのほかレッドも用意されており、レッドのiPhone SEに似合うケースとして有力候補。こちらはAmazonにて1,690円で販売されています。

5. iPhone SEを全体保護できる「手帳型ケース」

外周を一周保護してくれたり、Suicaや免許証などのカードが一緒に収納できる事などから日本国内では特に根強い人気の手帳型ケースですが、手帳型に共通するデメリットとして形状的にかさばる事から片手で持つと落下リスクが気になるところ。そこでおすすめなのが、CASEBANKの手帳型ケースです。

CASEBANKの手帳型ケースは留め具が落下防止用リングを兼ねており、使う際に指を通して使えるデザインになっているため片手で使っても落としにくいのが特徴。おしゃれかつ実用的なギミックになっています。

カラーも赤・黒・水色・オレンジ・ピンクなど揃っているほか、素材もPUレザー以外にサフィアーノレザースエードなど幅広く選択肢が用意されており、ファッションのテイストの好みに合わせて好みの質感が選べるのもポイントです。

実際に使ってみた感想は別記事にレビューとして公開しています。


価格もAmazonで2,099円と手帳型ケースとしてはリーズナブルでおすすめです。

6. 薄型・軽量・高剛性な「アラミド繊維ケース」

iPhone SEのコンパクトさを活かしたケースの選択肢としては、素材にアラミド繊維を採用したケースがあります。アラミド繊維採用のケースのメリットとしては、一般的なケースと比べて薄型・軽量でありながら高い強度を実現している事で、コンパクトでありながらしっかり保護できるという点があります。

薄さ0.7mm、重さ10gの「Ultra Slim & Light Case DURO」

Deffというメーカーから発売されているUltra Slim & Light Case DUROは、薄さ0.7mm、重さ10gという薄型軽量でありながら、アラミド繊維でしっかりと強度も両立したケース。背面もiPhone SEのカメラ部分にしっかり高さが合わせられており、大きく切り抜かれたケースと比べるとツライチの一体感がある作り込みも感じられるこだわりのケースです。


Amazonでの価格は4,928円と高めですが、iPhone SEのコンパクトさを活かしつつ保護したい方にはおすすめの高性能ケースです。

7. 上質な質感の「スエード系ケース」

手触りが格別な「Ultrasuede Air jacket」

パワーサポートから発売されている「Ultrasuede Air jacket」は、東レの「ウルトラスエード」を採用した手触りの良いケース。高級車の内装のような手触りが特徴で、グリップ感も良好。触った際の質感にこだわる方にはイチオシのケースです。

Amazonでの販売価格は約3,000円で、写真の「スカイ」、より濃い青のブルー、上品な赤のレッドの3色がラインナップされています。

8. iPhone 12用MagSafeアクセサリが使えるケース

VECI iPhone SE用シリコンマグネットケース

iPhone 12から採用された「MagSafe」は様々なアクセサリがラインナップされており、背面にカードケースをマグネットで装着したり、ワイヤレス充電スタンドにiPhoneをマグネットで装着したり、車にマウントしたりといった使い方ができて便利。本来であればiPhone 12よりも前の機種であればMagSafeアクセサリを利用できませんが、ケース側にマグネットを入れる事でiPhone SEでもMagSafeアクセサリが使えるようにしたケースも社外品として販売されています。

iPhone 12発売後便利なアイテムが続々と登場しているMagSafe対応のアクセサリをiPhone SEでも使いたい方にはおすすめのケースです。

豊富な選択肢から選べるiPhone SEのケース

最新のスペック&低価格で魅力のiPhone SEですが、やはり「ケースの選択肢が豊富」という点も大きなメリットなのではないかと思います。iPhone 7、iPhone 8と続いてきたロングセラーのiPhoneと同じケースが流用でき、2020年モデル・2022年モデルの第2・第3世代のiPhone SEで同じケースが流用できる事から、自分の好みに合ったお気に入りのアイテムをもっとも探しやすいスマートフォンとも言えるのではないでしょうか。

次の記事
前の記事
アバター画像

キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。