「MOFT Smart Desk Mat」レビュー。7mmの薄さで膝上デスクや資料スタンドなどマルチに活躍する一枚

ノートPCやスマートフォン向けのスタンドで徐々に知名度が上がってきた「MOFT」さんから、現在クラウドファンディング中の新製品「MOFT Smart Desk Mat」を送っていただけたので、使用感をチェックしていきます。


「MOFT」という名前自体は以前レビューしたMOFT Snap-on Stand & WalletやノートPC/iPad向けのスタンドなどで知っている方も多いかと思いますが、そのMOFTが何の略称かを知っている方は少数派なのではないでしょうか。

MOFTは「Mobile Office for Travellers」の略で、「旅行者のためのモバイルオフィス」という意味。そのブランドに込められたメッセージを体現するような新製品が、今回紹介するMOFT Smart Desk Matです。

MOFT Smart Desk Matはマグネット式のモジュールを組み合わせる事によって、自分のワークスタイルに合わせた環境を構築できる多機能デスクマット。

MOFTの強みである折りたたみのキックスタンド構造により様々な角度で固定でき、ノートPCを乗せたタイピング作業、iPadを乗せた手書き作業、起こした状態での動画鑑賞など、幅広い作業スタイルに対応。

浅い角度を付けた作業の台座にする事はもちろん、付属のクッションを付けて膝上テーブルにしたり、ひっくり返してiPadが張り付けられるマグネット掲示板的に使ったりと、台座の汎用性×乗せるモジュールの多様性できめ細かく自分好みの作業環境にすることができます。

MOFT Smart Desk Matは現在Makuakeにてクラウドファンディング実施中で、期間は2022年01月21日まで。市販化前に定価よりも安く手に入れられる期間となっています。

公式の動画は以下のとおり。

それでは早速MOFT Smart Desk Matを実際に使って紹介していきます。

MOFT Smart Desk Matの機能をチェック

こちらがMOFT Smart Desk Mat本体。色は「ナイトブラック」「オックスフォードブルー」「シエナブラウン」の3色展開となっており、今回届いたのは「オクスフォードブルー」というカラーです。

サイズは50.4cm×30cmで、折り畳むと7mmの薄さ。重量は1.5kgとなっています。

背面には上下それぞれ異なるスタンドが内蔵されており、組み合わせることで様々な角度で固定可能。

手前にはノートPCやタブレットを乗せるための段差がついており、設置することでノートパソコンに角度を付けて使うことができます。

右端にはNFCタグが2つ内蔵されており、iPhoneのショートカットアプリなどと組み合わせることで、任意のアプリを起動したりといった活用が可能。NFCタグでタイマーを起動してから作業スペースの横にiPhoneを設置し、時間を決めて作業する、といった具合のルーチンが簡単に組めるようになっています。

専用のクッションを背面に装着すれば卓上だけでなく膝上デスクとしても使えるため、ソファーやチェアでリラックスしながら使うスタイルにも対応。様々なパーツを組み合わせた作業スペースを膝上でそのまま使えるのはもちろん、Smart Desk Matは7mmの薄型でありながらマンガン板金を採用しており、タイピングなどをしてもストレスを感じない高い剛性を実現しているのがこういったスタイルを実現している大きなポイント。

ひっくり返せばそのままテントのように立てて使えるため、動画鑑賞や資料貼り付け用の補助デバイス的に使うことも可能。iPad用のスタンドの他にもメモが挟めるクリップ、ブックホルダーなどもあるので電子媒体と紙媒体を組み合わせた資料ボードとして優秀。

こちらのモードだとNFCタグが左上にくるため、iPhoneのNFCタグをかざすのにはとても良い位置。直下に付属のMagSafe充電器を置けばアプリ起動→取り付け→充電がワンモーションで完結できます。

各種磁気対応アクセサリーをチェック

Smart Desk Matには様々な磁気対応アクセサリーがあるので、順番にチェックしていきます。

MagSafe充電器・ケーブルホルダー

iPhone 12以降のMagSafe対応iPhone、あるいは同社のMOFTマグシールを貼り付けたQiのワイヤレス充電対応スマートフォンを装着して充電できるのがこのMagSafe充電器アクセサリ。

マグネットでSmart Desk Matの好きな位置に固定でき、ケーブルホルダーを使えば配線も綺麗にまとめられます。

タブレットホルダー

タブレットホルダーはMOFTらしい折り返しギミック。安定感があり、起こした角度でもしっかりiPadなどのタブレットを設置できます。

ブックホルダー

ユニークなのがこのブックホルダー。約4cmまでの厚さの本を開いたまま固定できるので、紙の参考書などを設置したまま参照できて便利。技術書などを出したままパソコンで作業するシーンなどで重宝しそうです。

メモホルダー

メモホルダーは紙のメモを張り付けられるのはもちろん、画用紙を押さえて画板として使う事も可能。

Apple Watchホルダー

今回頂いたセットには含まれていないオプションですが、Apple Watchホルダーもアクセサリとしてラインナップ。充電こそはできないものの、腕時計を外して作業したい派には嬉しいアイテムです。

AirPodsやApple Pencilなどはそのまま磁力でマウント可能

これらのアクセサリを使わずとも、Apple PencilやMagSafe充電器に対応した新型のAirPods/AirPods Pro(2021年マイナーチェンジ後)などはそのまま磁力でマウントが可能。iPad+Apple Pencilなどでは作業には使いつつも一時的に置いておきたい時に地味に便利です。

膝上デスクとしても資料マウントボードとしても便利な一台

MOFT Smart Desk Matを実際に使ってみた感想としては、シンプルにMacBook用膝上デスクとして優秀ということ。7mmの薄さでこの剛性を確保しつつ、クッションで膝上にしっかり安定して乗り、かつ膝上作業で不満になりがちな角度もしっかり確保できるスタンドを搭載しているので、ソファーやチェアでリラックスしながらMacBookで作業するには必要な条件をしっかり満たしている一台でした。

この薄さ・クオリティの膝上デスクは他に類を見ないアイテムです。

MacBookの横で資料用のスタンドとして使う用途も秀逸で、iPadとiPhoneをまとめて立てて参照できるのはそれぞれ別々のスタンドを用意するより卓上がまとまって集中できる効果もあると思いました。

MagSafe充電しながらiPhoneをマウントしておけるので、充電しながらのビデオ通話用にiPhone、資料参照用にiPad、作業用にMacBookといったリモートワークの仕事環境をこれ一枚で構築できるのもスマートです。

剛性があり「おぼん」として使えるので、PCなどの仕事道具を一式まとめて乗せて部屋間を移動するにも便利。リモートワーク時にリビングやダイニングなどへ移動して気分転換しつつ仕事している方も結構居ると思うので、そういった用途には良い感じにはまるのではないかと思います。

ワークスペースがこれ一枚でまとまるので、ノートPC中心で作業している方にはおすすめの一品です。

MOFT Smart Desk Matは記事作成時点でMakuakeのクラウドファンディングで9,480円から応援購入が可能となっており、リターン品の到着時期は2022年03月末を予定。クラウドファンディング実施期間は2022年1月21日までとなっています。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。