先日Xperia Z1 f SO-02Fを早速SIMロック解除した記事でSoftBank 4G LTEでの利用を紹介しましたが、auで使ってみたのでレポートしたいと思います。
設定方法
SIMロック解除したXperia Z1 f SO-02FはBand 1の2100MHzのLTEでそのままau 4G LTE契約のSIMカードで利用する事ができます。
au 4G LTE回線の契約はISPとしてLTE NETもしくはLTE NET for DATAが契約されていればどちらでも接続可能。LTE NETを契約している場合は非公開APNの設定が必要ですが、LTE NET for DATAを契約している場合公開されているAPN情報で接続する事ができます。
APN設定は設定アプリから無線とネットワーク>その他設定>モバイルネットワーク>アクセスポイント名から新規設定可能。注意点としてはAPNプロトコルはIPv4/IPv6に設定します。
またLTE SettingアプリでLTE Onlyに設定するとLTEに接続しやすくなります。
20MHz幅のLTEにも対応
上記の数字はXperia Z1 fで2100MHz帯のBand 1で展開されている20MHz幅のau 4G LTEのエリアでスピードテストを行った所。Xperia Z1 fはCategory 4のLTEに対応しており、20MHz幅のau 4G LTEエリアで下り最大150Mbpsで通信する事ができます。
LTEエリアはBand 1(iPhone 5相当)のみ
Xperia Z1 fは現在展開されているau 4G LTEの中ではiPhone 5と同じく2100MHz帯で展開されているBand 1のみ対応となっており、au 4G LTE対応AndroidやiPhone 5s/iPhone 5cの利用する800MHz帯のBand 18で広く展開されているエリアでは利用する事ができません。
また、auの3GエリアはCDMA2000規格のためXperia Z1 fは対応しておらず、Band 1のLTEエリアのみでの利用となります。
実際使ってみた感想としては都内では予想以上にau 4G LTEのBand 1は広く、圏外も少ないため思いの外使えるのではないかと思いました。ただどうしてもエリアに穴は生じてくるため、1台持ちで常用するには厳しいのではないかといったところです。
3Gの頃は同じWCDMA規格を利用しているdocomoとSoftBankの間でのみ行き来できたSIMフリーですが、LTE時代になりある程度docomo/au/SoftBankで機種を使い回せるようになりました。実用性としてはエリアが限定されてしまうものの、同じハードウェアでこういったキャリア間を跨いで最新の高速エリアを利用できるのは面白いですね。