【レビュー】HTC Desire 626を3週間ほど使ってみて。HTCの世界観を体験できる良いエントリーモデル

HTC NIPPONさんからHTC Desire 626をお借りして3週間ほど使ってみたので総括レビューを書いていきます。

持ちやすいサイズ感👍

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HTC Desire 626は5.0インチのHDディスプレイ。SIMフリー機としては同時に投入された上位モデルのHTC Desire EYEのFullHD 5.2インチと比べると手に収まりやすいサイズ感となっており、手軽に使う事ができます。また背面の質感も滑りにくく、丸みを帯びていて持ちやすいボディなのも魅力。EYEと比較してサイズも価格もコンパクトに収まっています。

妥協しない質感😎

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販売価格3万円前後の廉価モデルではあるものの、他の格安スマホメーカーのように無理に擬似的な金属感を演出せず、プラスチックで持ちやすい手に馴染む質感を実現。以前レビューしたHTC Desire EYEの同色と同じ質感となっており、他社には無い質感のアイデンティティを生み出しています。

ナビゲーションキーがカスタマイズできるのは便利👍

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HTC Desire EYEの際も紹介しましたが、画面下のナビゲーションのボタンをカスタマイズできるのはHTCのUI「HTC Sense」の最新バージョンの魅力。通知バーを下ろすボタンなど通常のボタンに加え1つ追加できるため、左端に追加して戻るボタンを右手側に寄せれば片手操作がしやすくなるのでおすすめです。

充電ランプがわかりづらい👎

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使っていて最も違和感を感じたのが充電インジケーター。通常のスマートフォンは充電時にはオレンジに点灯しますが、HTC Desire 626は赤。あたかも充電残量が非常に少ないかのように感じるので、直感的に誤認してしまうこの仕様は良くないのではないかと思いました。なお、充電完了時には緑になります。

マットカラーは少し汚れやすい👎

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Desire 626の今回のマリーンブルーと楽天モバイル限定のブラックはマットな質感。手に馴染んで使いやすい質感ですが、使っていると写真のとおり、やや汚れやすい印象です。これはマットカラーの宿命かもしれません。一方光沢感のあるカラバリであるマカロンピンクと楽天モバイル限定のホワイトは異なる質感で、マカロンピンクに関しては指紋がつきやすいとの評判。質感でカラバリを選ぶ機種となっています。

格安SIMの場合通話かSMSオプションが必須👎

HTC Desire EYEの時も紹介しましたが、HTC Desire 626もMVNOの格安SIMではSMSが送受信可能なSIMでなければ電波表示が出ない問題があります。契約する場合通話つきのSIMか、データSIMの場合SMSオプションを付けるのを忘れないよう注意しましょう。やや上の価格帯で販売されているHTC Desire EYEはさておき、低価格帯を狙う格安スマホHTC Desire 626が最低維持費で運用できるSMSオプション無しのデータSIMで運用できないのは非常に残念なところ。是非ソフトウェアアップデートで改善してほしい点です。

カメラは完全に価格相応😐

メインカメラの画素数はDesire EYEと同じ1300万画素となっていますが、以前書いたDesire EYEのカメラレビューDesire 626のカメラレビューを比較すると差は歴然。同じ1300万画素でも、価格相応のカメラとなっているのでHTC Desire EYEと同等のカメラを期待している方は注意が必要です。

低価格でHTCの世界観を味わえる機種👍👍

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HTC Desire 626は低価格に抑えるにあたって採用するカメラ・ディスプレイ解像度(1280×720)・プロセッサ(MSM8916 1.2GHz)を相応のものにしているものの、LTE対応バンドもB28/B5/B8/B3/B1/B7/B19ということでドコモの主要エリアのBand1/3/19をカバーしFOMAプラスエリアにも対応。HTC Sense 7.0による最新のHTCのUIを体験でき、持ちやすいフォルムとサイズ感に落とし込んだ良いHTCのエントリーモデルに仕上がっています。SMSオプション無しのデータSIMで問題が発生するのは非常に惜しいところですが、機種としてはこの価格帯としては高評価。

この価格帯の対抗馬としては以前レビューしたファーウェイのP8 LiteASUSのZenFone 2あたりになりますが、比較するとHTCのDesire 626はソフトウェアにクセがなく使いやすい印象。HTCのUIの世界観は使っていて気持ち良いものなので、それを低価格で楽しめるという意味では非常に価値あるエントリーモデルなのではないでしょうか。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。