ドコモのiPhone 5sで日本通信のスマホ電話SIMが使えるか検証、LTE接続可能

ドコモが販売しているiPhone 5sはドコモのSIMロックが施されていますが、ドコモの回線を利用したMVNO業者の発行するSIMカードで通信できるか検証してみました。

スマホ電話SIM for LTEを使用

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今回は日本通信の販売するb-mobileスマホ電話SIM for LTEのナノSIM版を利用。音声通話に加え、上り下りともに150kbpsで通信できるデータ通信オプションを付けて契約しました。

APN構成プロファイルが必須

apn
ドコモ版iPhone 5sはAPNの設定項目がiPhone本体の設定アプリに表示されないため、MVNOのSIMカードを利用するためにはiPhone構成ユーティリティでAPN構成プロファイルを作成する必要があります。

iPhone 構成ユーティリティ 3.6.2 – Windows システム用
iPhone 構成ユーティリティ 3.3 (Mac)

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日本通信の設定一覧のページを参考にプロファイルを作成し、メールの添付ファイルやDropboxの共有リンクなどを経由しiPhone 5sへインストールします。今回はスマホ電話SIM for LTEなのでAPNは「bmobile.ne.jp」、ユーザー名は「bmobile@spd」、パスワードは「bmobile」となります。

docomo LTE Xiに接続可能

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b-mobileスマホ電話SIM for LTEのnano SIMを入れたドコモのiPhone 5sに上記のプロファイルをインストールした所、無事LTEで通信出来ました。アンテナピクトは無事表示されLTE表示になっているだけでなく、下り速度は契約通り150kbpsとなっているもののpingの応答速度は52msと、LTE接続を裏付ける物となっています。


結論として、APN構成プロファイルをインストールすればMVNOの音声+データSIMである日本通信b-mobileスマホ電話SIMでデータ通信、LTE接続が可能でした。ドコモの提供するiPhone 5s/5c向けのデータ定額のプランは月間の通信量が7GBの1種類のみで、他の機種のような3GB制限の安いプランが提供されていないため、安価にドコモのiPhoneを運用したい場合はMVNOのSIMカードも選択肢の一つなのではないでしょうか。

b-mobileスマホ電話SIM for LTE

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のサイト作りと愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブとカフェ開拓。2022年1月1日からガジェットVtuberとしてYouTubeも始めました!