Xperia Z5 SOV32を購入してから1ヶ月ほど使用したので振り返ってみました。
Snapdragon 810の発熱問題
今夏発熱で話題となったXperia Z4の後継機Xperia Z5ですが、発熱をそこまで気にしなくて良さそうです。
1週間ほど使用して熱いと感じたのは充電しながら使用している時と蒸し暑い電車内くらいで、ベンチマークを回している時やデレステなど処理の重いゲームをプレイしている時は温かく感じる程度でした。熱いと感じるほど熱くなっても冬場だからなのか熱処理がしっかりしているからなのかすぐに冷えるといった印象でした。
DSEE HXが全てのアプリで有効に
Xperia Z5からはDSEE HXが全てのアプリで有効にできるようです。Z4まではソニーモバイル純正のミュージックアプリを使用している時にしかDSEE HXを有効にできなかったので嬉しい改良です。Z4から搭載されたヘッドフォンの自動最適化と併用できないのが惜しいです。
カメラはフォーカス速度が劇的に改善
画素数が2070万画素から2300万画素に増えフォーカス速度がとにかく速くなりました。今までのXperiaとは比べ物にならずこれだけのためにZ5にしてよかったと感じる方もいるでしょう。プレミアムおまかせオートで明るさや色合いなどを調節できるようにはなりましたが、残念ながらカメラの傾向としてはZ4までと変わっていないため夜景などiPhone 6s Plusと比べてオートで撮ると残念な写真になる事が多いです。
指紋認証
認証速度はiPhone 6と同じくらいです。Touch IDを押した瞬間に離しても認証されるiPhone 6s Plusと比較するとどうしても遅いですが不便には感じません。認証精度は指が少しずれただけでも認識されない事があります。同じ指を複数登録してもダメなのでアップデートに期待です。
設定
これはauの端末全般に言える事ですが普段ほとんど使用する事の無いauの設定項目が一番上にありとても邪魔に感じます。
フォントが変更できるようになりました。自分でフォントが追加できるようになると更に嬉しいですね。
ポケット内での誤作動
Z2から搭載されたタップで起動はZ5でも変わらず照度センサーと連動していないため、ポケットに入れている時でも起動してしまいます。HTCやHuaweiは照度センサーと連動して機能しているのでそのような事はありません。ソニーモバイルとしては改善する気が無いのでしょうか?
Xperiaホーム
アプリケーション画面からアイコン長押しでホーム画面に追加できるようになりました。以前は長押ししてから画面上部に持っていかないと追加できない仕様だったので便利になりました。また、ホーム画面から直接アプリをアンインストールできるようにもなりました。
アプリケーション画面やホーム画面の設定を開いている時にステータスバーが表示されなくなってしまったのが気になります。消す意味は特に無いと思うので戻していただきたいです。
ハードウェア
購入前はボタンがXperia歴代最悪だと思っていましたが左手で使用しているためか案外慣れてしまいました。しかし本体の持ちにくさには慣れる事ができませんでした。まるで見栄えしか考えていないようなデザインで片手で長時間使用する事が難しいです。角が丸くなるようなケースを付ける事をオススメします。ストラップは相変わらず付けにくいです。背面のフロストガラスは汚れが目立ちにくい付きやすいので気になる方は保護ガラスや保護フィルムを貼り付けたほうがいいでしょう。
まとめ
店頭などで触ってから期待しないで購入したXperia Z5でしたが、思ったよりも満足して使用できました。契約周期のタイミングとしてはXperia Z1からの機種変更だと思うので購入しても問題は無いと思います。しかし、Xperia Z2〜Xperia Z4から機種変更する意味は特に感じられないのでどうしても指紋認証を使いたい、という方以外はXperia Z6まで待った方が賢明だと感じました。