WiFi版のiPad mini 4のスペースグレイを購入したので開封の動画・ファーストインプレッションを。
開封動画
今回は16GB/64GB/128GBの3モデルのうち中間の64GBモデルを選択しました。iPadは写真や動画、電子書籍などを入れて使うメディア鑑賞タブレットとして重宝する上、ゲームなどのアプリも大容量のものが多いため、16GBよりも大容量のものを毎回選択しています。16GBでは出来ることが限られてきてしまうため、出来れば64GB以上のものをおすすめします。
背面。今回スペースグレイを選択したのは、iPad miniシリーズのサイズ感は自動車に車載するのに重宝するため、車載に似合う色として選びました。ゴールドとシルバーも魅力的な色ですが、車載を検討しているのであればスペースグレイが一番馴染んでおすすめです。車載に少し大きすぎるiPad Air 2はゴールドで買いましたが、ゴールドもオシャレな色でおすすめです。
今回からiPad Air 2同様、iPad mini 3にはあったマナーモード・画面回転ロックスイッチの物理キーが消滅し、ボリュームのみに。割り振られていた機能は画面下からスワイプして出すコントロールセンターに統合されました。
2012年に初代iPad miniをレビューしてからすでに3年が経ちますが、iPad miniシリーズはiPad mini 2、iPad mini 3と分厚いままで、iPad mini 3に関しては変更点はTouch ID搭載にとどまり、スペックとサイズはiPad mini 2と同じ。サイズ感は絶妙なものの性能はほぼ進化しないままモデルチェンジが進んでおり、購入のタイミングが悩ましい機種でした。そのためiPad miniシリーズが次にスペックアップして薄型化したモデルが出たら買おうとおもっていたところで、iPad Air 2同等のスペックを謳う薄型化したiPad mini 4が発売され、購入に踏み切りました。
例年メモリ不足を感じていたiPadシリーズですが、今回iPad mini 4はiPad Air 2と同じく2GB搭載。マルチタスクが快適に行える容量となっています。出荷状態からiOS 9がインストールされているiPad mini 4は先日解禁されたiOS 9の新機能「Split View」が利用でき、iPad Air 2同様画面を分割して2つのアプリを同時に使うことができます。これを活用して車に車載した際にカーナビとカーオーディオをサイドバイサイドで利用する目論見でしたが、残念ながらカーナビはYahoo!カーナビと純正マップアプリがSplit Viewに対応しているものの、オーディオ系でSplit Viewに対応しているアプリが現状リリースされていないため、この使い方は今後のアップデートに期待といったところです。せめて純正のミュージックアプリは対応していて欲しかったのですが、iOS 9公開時までに対応できなかったのは残念です。
ベンチマークなどは追って公開予定ですがチップセットに関してはA8Xを搭載したiPad Air 2ほどの処理性能は無いようで、A8にとどまっているiPad mini 4はRAMこそは同じ容量でも、先日リリースされた3Dをフルに活用したゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」を最高設定でプレイするとややコマ落ちが見られ、iPad Air 2並に快適にプレイするには設定を下げる必要がありました。3Dをフルに駆使するゲームを満喫したいのであればiPad Air 2に軍配が上がります。
iPad mini 2、iPad mini 3に引き続き7.9インチで2048×1536のRetinaディスプレイを搭載していますが、発色が他のiOSデバイスに大きく劣ったiPad mini 3までと比べると品質が大幅に改善しています。写真のビューアーとして活用するのであれば、iPad mini 3以前からiPad mini 4に買い換えても良いほど大きな差があります。
歴代iPad miniシリーズの中でもRetinaディスプレイを搭載した2世代目、Touch IDを搭載した3世代目に続き薄型化・高性能化した4世代目ですが、今年のモデルは間違いなく買いのタイミングと言えるでしょう。過去モデルで気になっていたディスプレイ品質、分厚さ、メモリ不足などが解決され、完成度がぐっと高まっています。
iPad mini 4の購入はApple Online Storeから。
WiFi版とセルラー版で悩むところですが、自分はiPad Air 2のドコモ版を使っており、出先でモバイルWiFiルーターやテザリングを使わずともすぐにiPadを出して通信できるのは非常に快適で気に入っていただけにセルラー版を買おうと思っていました。ところがWiFi版の方が発売日が早いということで我慢できず、WiFi版を購入。ドコモ版は20日に発売予定となっているので、出先でストレスフリーにインターネットを楽しみたい方は断然セルラー版をおすすめします。また、国内版iPadは以前の記事でau版iPad Airを中国にて検証しましたが、国内キャリアのみにSIMロックをかけており、海外に持ち出した場合はSIMフリー。LTEの対応バンドも幅広く、外国の現地SIMを入れて現地でインターネットを利用するにもうってつけです。