iPhone用クランプ式MagSafe車載&充電ホルダー「CHOETECH T200-F」レビュー

iPhone 12以降のMagSafeを使った車載ホルダーは非常に便利で気に入っているのですが、クランプを使って車内に固定できる物が無いかと考えていたところ、ちょうどCHOETECHというメーカーからぴったりのアイテムの商品提供のお話を頂いたので、実際に使って試してみました。


今回提供頂いたのはCHOETECHの「MagLeap Magnetic Wireless Car Charger」という製品。型番としては「T200-F」となっており、Amazonで2,380円で販売されています。

CHOETECHは充電系アクセサリを多く取り扱っているブランドで、当ブログでも過去にApple Watch専用モバイルバッテリー2台同時充電できるQiワイヤレス充電器といった便利なアイテムをレビューしています。

今回も例に漏れず充電系アクセサリで、iPhone 12以降のMagSafe対応iPhoneをマグネットで車載しつつワイヤレス充電できるというもの。それでは実際に使ったレビューに入っていきます。

パッケージの中身を解説

パッケージに含まれるのは車載充電器本体、クランプ部分、ユーザーマニュアル。ケーブルは本体と一体型となっており、着脱不可。

クランプ部分は一般的な車載ホルダーに多く採用されているボールジョイントとなっており、周りのネジを緩めてからボールを穴に差し込んで固定できます。

上部はスリットが設けられており熱対策がうかがえます。

下側は底面に同様の穴が並んでおり、中央から一体型のケーブルが伸びています。

ケーブル形状はUSB type C。入力は5-12V/2Aとなっています。

クランプ部分の先はゴムのツメが配置されており、エアコンのフィンの裏側に引っかかるようになっているのがユニーク。またこの部分のゴムは柔らかい素材となっているため、万が一引っかかってしまった場合でも車側のパーツを破壊するリスクが低いよう工夫されているのも優れたポイント。

今回試すMagSafe充電器T200-FはUSB type C接続ですが、CHOETECHからは別売でUSB type Cポートを2つ備えたカーチャージャー「C0054」が販売されており、組み合わせて使うには最適。Amazonで記事作成時点で1,380円で販売されています。

組み合わせたところ。2つのUSB type Cポートはそれぞれ20Wの合計40W出力が可能なため、片方をMagLeap充電器で使っている状態で有線で別のスマートフォンも20WのPD充電できるのは便利。

実際の取り付け

実際に車のエアコンのフィンに装着したところ。スリムな筐体かつ黒系統のカラーリングのため、悪目立ちしないデザインだと感じます。

エアコンのフィンの隙間にはやや広めのスペースが必要。今回はアルファロメオ・ジュリエッタのセンター部分のフィンで試してみましたが、一番上の段でなければ入りませんでした。

フィンの裏側にゴムのフックが回り込んで固定されるので、単に挟むだけのホルダーと比べると安心感があります。

また、上のツマミで締め付けるタイプのため相乗効果で強力に固定することが可能。エアコンのフィンに装着するタイプのホルダーとしてはコンパクトなクリップでありながら、かなり安定感は強い部類の製品です。

電源を取るためUSB type Cケーブルを繋いだC0054をアクセサリー電源に装着したところ。通電するとリングが青く光ります。

実際にiPhone 13 miniをマグネットマウントしたところ。幅がMagSafe対応iPhoneで最も小さいiPhone 13 miniやiPhone 12 miniでもはみ出ないコンパクトなサイズのため、iPhoneを取り付けると宙に浮いているようなすっきりした見た目になります。

なお、充電時はApple純正充電器では最大15Wのワイヤレス充電が可能なMagSafe充電特有のアニメーションは表示されず、通常のQiのワイヤレス充電の表示。最大15W出力の製品ですが、iPhoneの場合はQiの最大7.5Wワイヤレス充電となっているようです。

バイク用クランプと組み合わせて装着位置が難しい車種にも対応

今回「クランプ式」の車載ホルダーを探していたのは、実はこれのため。以前Aouevyoの吸盤タイプのMagSafe車載ホルダーをレビューした際にマウントしたロータス・エリーゼは中央の社外ポップアップナビがエアコンを塞いでおり、閉じた状態でも丸型の吹き出し口なので回転してしまいスマホホルダーの取り付けが困難。

そして吸盤タイプのホルダーをダッシュボードに設置するとオープンカーな事もあり真夏は剥がれてきてしまったりと、運用に難があるため小物入れ部分にクランプできる2輪車用のスマホホルダーを装着していたのですが、毎度バイク用ホルダーで四隅しっかり固定するのは大変でMagSafeの手軽さが欲しくなり、いいとこ取りした物を探していたところ辿り着いたのが今回の製品という格好。

そういった経緯で期待を持っていざ設置してみたところ。クランプ式のため小物入れの手前の膨らみにマウントはできるのですが、元々水平なエアコン用なので角度的にかなり厳しい位置になってしまいました。

固定はできたもののコンパクトなiPhone 13 miniでも頭上スペースが内装と干渉してしまい、残念なことに横置きしかできませんでした。

ただここで、以前に使っていた2輪用のスマホホルダーとボールジョイント部分のサイズが同じ事に気付きます。ボールジョイントを一旦取り外し、クランプ部分を2輪用、スマホホルダー部分を今回の製品に組み替えて見ました。

結果は大成功。MagSafeマウントとワイヤレス充電の機能を持った便利なスマホホルダー部分と、2輪用の強力なクランプマウントの良いとこ取りホルダーが完成。

基本カーオーディオ用なので、運転の邪魔にならない位置に固定できて満足。バイク用クランプのため安定感も抜群で、振動を受けやすい車種ながら走行中もしっかり固定できていました。

見た目も良く、安定感も抜群のMagSafe車載ホルダー

実際に使ってみた感想としては、クランプを使ってしっかりと固定する仕組みのため安定感があり、MagSafe車載ホルダーの利便性を求めながらもしっかり固定できる製品を探している方にはぴったりなアイテムだと感じました。

以前紹介したBelkinのMagSafe車載ホルダーと比べるとBelkinのものが単に挟むタイプだったのに対し、こちらは挟んで締め付けて裏側にもフックする仕組みのため、安心感はこちらが圧倒的に上。

見た目も黒基調で綺麗にまとまっており、USBケーブルの着脱ができない点意外は他社製品と比べて優秀なMagSafe車載ホルダーだと感じました。

価格はAmazonにて2,380円とBelkinより約1,000円安く、コスパ面でも優位。iPhone 12シリーズ以降をケース無し・あるいはMagSafe対応ケースで使っている方には是非おすすめしたい車載ホルダーです。


おすすめのMagSafeアクセサリは種類別に以下の記事にまとめているので、MagSafe環境を揃えて便利にiPhoneを使いたい方は是非参考にしてみてください。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。