APN設定方法が無いrabbit r1にはspモードが繋がるirumoのSIMがおすすめ

小型AIコンパニオンデバイス「rabbit r1」が届いたので試していますが、APN設定が用意されていないため使えるSIMが限られていることがわかりました。そこで手持ちのSIMを実際に試してみたところ、irumoが無事通信できたので紹介します。


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rabbit r1は2024年1月に発表され、予約受付が開始されたAIコンパニオンデバイス。2024年6月下旬に日本向けの発送も始まり、無事手元に届いたので試しています。

rabbit r1はWiFiだけでなくモバイルデータ通信にも対応しているため、SIMカードを用意すればどこでもAIアシスタントを使うことができるハードウェアとなっています。

ただ実際試してみたところ、rabbit r1のソフトウェアはAPN設定が用意されておらず、networkの設定項目にはcellularのオン・オフしか表示されていないため、rabbit OSにハードコードされた通信事業者のSIMカードしか使えない模様。rabbit到着前には日本通信のSIMを使う計画を立てていましたが、実際試してみたところAPN設定ができないためSIMカードを挿入しても通信ができませんでした。

そこで4月から使っているドコモの割安プラン「irumo」のSIMカードを挿入してみたところ、無事通信に成功。irumoはドコモ本家のプランでドコモのspモードのAPNのまま繋がるプランのため、rabbit r1で無事通信することができたようです。なお、SNSを見るとirumo以外でもワイモバイルも成功報告が上がっているようです。

大手キャリア標準のAPN設定のまま繋がり、500MBプランであれば月額550円まで料金を抑えられるirumoは現時点ではrabbit r1用のSIMとしておすすめの回線。rabbit r1はAIコンパニオンに特化しているため動画のストリーミングや大容量のバックグラウンドの通信を行わず、irumoの小容量プランでも十分に使えるのではないかと思います。

APN設定がソフトウェアアップデートで搭載されれば選択肢は広がるものの、現時点では公式Discordなどで手動のAPN設定は不可と回答されている状態のため、irumoは最有力な選択肢なのではないでしょうか。

余談ですが、irumoは店頭の契約であれば事務手数料3,850円が発生するものの、オンラインからの契約であれば事務手数料0円で契約できるので、事務手数料3,300円が発生する多くのMVNOよりも更にリーズナブル。回線増設のハードルが低いのも魅力です。

rabbit r1が届いたものの、使えるSIMカードが無くて悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。