2021年に買って良かったものランキングTOP10

早いもので、2021年も今月で終わり。今年も沢山のガジェットを買ってきましたが、中でも買って良かったなと思ったものを2020年の記事に続いて振り返ってみました。


1. iPhone 12 mini(パープル)

先日「紫のiPhone 12 miniレビュー。2021年最も買って良かった、本当にお気に入りの一台」というタイトルで別途取り上げたほど気に入っているのが、4月に購入したパープルのiPhone 12 mini。色が気に入っているのは勿論のこと、この軽さ・小ささでこの性能が詰め込まれているのは実用面でも大変満足しており、10年間毎年新型のiPhoneに毎年買い替えていた自分が初めてiPhone 13シリーズに置き換えず続投したほど。

物理的な小ささ故のバッテリー持ちのデメリットはあるものの、電車通勤が無くなり公共交通機関に乗る事が無くなったため、電池持ちの重要性が激減した生活にはぴったりとマッチしました。

2. HUAWEI MateView

以前から家電量販店などで実機を触って気になっていたファーウェイのモニター「MateView」が11月末のAmazonブラックフライデーで安くなっていたので、1日目の開幕早々に3枚購入。

まだ使い始めたばかりですが、28.2インチの3:2アスペクト比・4K+(3840×2560)の解像度・薄型&狭額縁のモダンな筐体デザインは既に大満足。ディスプレイの品質はiMacの内蔵モニターには劣るものの、十分実用的。

モニターアームに非対応というデメリットはあるものの、内蔵スタンドのクオリティがとても高く、映像入力や電源などのケーブル類をモニターではなくスタンドの最下部にまとめられるメリットもあるため今回はモニターアームを使わないデスクにしてみようと思わせてくれる魅力がありました。

3. Xperia 1 III

Xperia 1 IIIは個人的に今までに買った中で最もカメラの満足度が高いスマートフォン。今年はこれで写真を撮りに行くのが本当に楽しかったです。超広角・広角に加え可変式望遠レンズを搭載しており、16mm・24mm・70mm・105mmの4つの画角を使い分けることが可能。

特に70mmのレンズは特別気に入っており、今までの数々のスマートフォンと比べて群を抜いて満足度の高い写真が撮れて心底気に入ってしまいました。具体的な作例はXperia 1 IIIのレビュー記事に掲載しています。

今年は後に1型センサー搭載のXperia Pro-Iが発売されていますが、Pro-Iは望遠側レンズが50mmでコンセプトが全く別物。70mmレンズが気に入っていた自分としては実際に触ってみると全く食指が動かず、Xperia 1 IIIが一層気に入る結果になりました。

4. 第6世代iPad mini

今年大いに話題になり、人気に対して供給が追いつかず未だ品薄が続いている第6世代iPad mini。第5世代までの旧来のホームボタン搭載の外観から現代のiPadのお作法に刷新され、側面のボタンにTouch IDを搭載した狭額縁なスタイルになりました。

今回購入したのは256GBのセルラーモデルで、色は新色となるパープル。先述したベストバイに選んだiPhone 12 miniのパープルとセットでパープルのminiセットとして愛着を持って使っています。

コンパクトな鞄でも持ち運べる機動力に加え、第2世代Apple Pencilにも対応している本機はフォトレタッチに加えイラスト制作という用途でもクリエイティブマシンとして活躍してくれました。秋にはこれを使ってキャラクターイラストの作成に挑戦し、「お絵描き素人が1枚のファンアートを描くために歩んだ全ての工程を解説する」というnoteを書いたところnote編集部のおすすめにピックアップされたり、noteのお題「芸術の秋」のハッシュタグで最も読まれた記事になったりと、大きな反響がありました。

単に日々持ち運んで今まで通りの使い方をするだけでなく、新しい事に挑戦するための十分な性能を有しているという意味では2021年の人生に大きく影響のあった一台だったと思います。

ランキング4位なのは、上位と比べた利用頻度の少なさや使った時間の短さ故。時間の大部分を過ごしている自宅ではそこまで使わないニッチなサイズなので、この順位となりました。

5. 14インチMacBook Pro(M1 Max)

Macしか使えなかったiMac中心のデスクの問題点を解消し、MateViewモニター3枚置きのデスクでWindowsとMacを併用する環境を構築しつつ外にもそれを持ち出せるようにと購入した14インチMacBook Pro。

スペックとしてはストレージ容量以外特盛で、32コアGPU搭載のM1 Maxチップ、64GBのRAMを選択。グラフィック性能にこだわったのは動画編集をしたかったのと、既にM1チップのMacBook Airで外付けモニターを繋いだ際のパフォーマンス低下を強く感じていたため4K+解像度のMateView複数枚利用ではグラフィック性能不足が予想されたため。

実際3枚のMateViewに繋いで使ってみると、しっかりめに作業しても冷却ファンが中々回り始めない余裕っぷりを見せ、2019年の特盛MacBook Proでトリプルモニターをしていた頃はファンの騒音に悩まされていたのを思い出すと本当に動いているのか疑うような静寂っぷり。

ファンの音に気付いたのはVRoid Studioで3DCGのアバターをモデリングしたり動かしたりしている時だけで、他の作業では4K+モニターを3枚出力しながらもほぼ無音というモンスターっぷりを発揮してApple Silicon のポテンシャルの高さを感じさせてくれました。

実質2020年モデルのIntel最後のiMacからの乗り換えですが、乗り換え元のマシンが3.6GHz 10コア第10世代Intel Core i9・Radeon Pro 5700 XT・128GB RAMというIntel時代最後かつ最高峰のモデルだっただけに、体感の快適性としては流石にiMacの方が上。3枚の5Kディスプレイを並べて作業しても苦しさを一切感じさせないモンスターと比べると、解像度で下回る4K+3枚で同じ使い方であってもM1機特有のラグ感を感じるシーンは多少ありました。

いくら最強のM1 Max機と言えどもIntelのデスクトップには敵わなかったものの、ノートパソコンの筐体にこれだけのスペックを詰め込んで無音稼働できるのは今までのMacBook Proの限界を考えると合格点を余裕で上回る一台。14インチという名称ながら13インチ用のほとんどのバッグに収まるサイズ感で、機動力も抜群です。

年末年始はこのマシンでFinal Cut Proを動かしてがっつり動画編集に取り組んでいるので、これからもガンガンしばき倒して活躍してもらいつつレビューにもしていく予定です。

6. Belkin BOOST↑CHARGE Magnetic Car Charger

理想の車載iPhoneホルダーにやっと出会えたと言っても過言ではない、お気に入りの車載製品がこちら。iPhone 12から採用されているMagSafeは「車載の固定」と「充電」をワンモーションで完結できる点から個人的に非常に高く評価しており、MagSafeの使い道の中でも最も利便性の高さを感じているのがこれ。

そんな便利なMagSafe車載ホルダーの中でも最も洗練された収まりが実現できたのがこのBelkin BOOST↑CHARGE Magnetic Car Chargerという製品。iPhone 12 miniの裏にすっぽり収まるコンパクトな筐体に必要十分な磁力を兼ね備えており、左右から挟むアームも何も無く、車の内装デザインを邪魔しないミニマルな車載ホルダーとして大変気に入っています。

他のサードパーティのMagSafeマウント互換アクセサリ同様iPhoneのワイヤレス充電はMagSafe充電の15WではなくQiの7.5Wにとどまりますが、車移動中に短時間の間に急速充電したいシーンが自分の使い方だと無いため、全く不便せず使えています。

7. CLIP STUDIO PAINT PRO

ソフトウェアですが、今年の買い物で良かったのがクリスタことCLIP STUDIO PAINT PRO。Windows・Mac・iPadOS・iOS・Android・Chromebook対応のマルチプラットフォームで、本格的にイラスト制作ができるソフトながらPC版は一括5,000円、好きなデバイスが選べるサブスクリプションは月額480円からとあまりにバーゲン価格。

先述したとおりイラスト制作にチャレンジした2021年でしたが、この価格のハードルの低さとApple Pencilと組み合わせてiPad上で強力なイラスト制作環境をすぐに作れるCLIP STUDIO PAINTが無ければ実現しませんでした。こちらも2021年を大きく変えてくれた買い物と言えるものです。

今までAdobeをはじめ様々な有償サブスクリプションを契約して使ってきましたが、クリスタのコスパの良さは極めて異例。機能的にも非常に使いやすく強力だったので、これからイラストに挑戦したい方には是非おすすめしたいソフトです。

8. Fractal Design Era ITX(自作PCケース)

秋葉原でたまたま見かけて一目惚れしてしまい、つい中学生の頃ぶりに自作PCを組んでしまったスタイリッシュな自作PCケースFractal Designの「Era ITX」も今年買ってよかったアイテムの一つ。実際にパーツ選定して組み上げるまでの流れはオトナの自作PC計画として連載しましたが、今でもしっかり稼働しているマシンです。

卓上に置きたくなる曲線的な金属ボディ+木の蓋のスタイリッシュな外観で、かつコンパクトながら取捨選択で色々な構成でパーツを組み込める柔軟性の高さは久々の自作PCとして構成を考えるのもとても楽しいケースでした。

9. Logicool MX Anywhere 3

Logicoolのコンパクトかつハイエンドなワイヤレスマウス。自作PCでWindowsマシンをメイン環境に久々に復帰させたのでApple Magic Trackpad以外のポインティングデバイスが欲しくて導入しました。元々Macに乗り換える前はWindows+Logicoolの同格のマウスを愛用していたので、このコンパクト感・精度・適度なボタンの数は違和感無くしっくりきました。

中央のスチール製MagSpeed電磁気スクロールホイールはとても精度が高く、フリー回転と通常のモードを切り替えて使える機構は使っていてやみつきになる気持ちよさです。

他の使い勝手としても背面のボタンで3台のデバイスを切り替えできるためWindows自作PCとMacをサクサクと行き来してMac上でVRoid Studioなどの3D系アプリケーションを操作したい時にサクっと使え、充電もUSB type Cのため他の機器で使っている既存の充電環境がそのまま使えるのも高評価。

価格は約1万円と高めですが、マウスの中では個人的に間違いの無い鉄板の選択肢だと思います。

10. AirTag

買って導入したまま存在を忘れつつあるものの、なんだかんだ愛用品として定着したのがAirTag。これが本当に活躍するようなシチュエーションにはそもそも遭遇したくないですが、AirTagを着けておけばカバンを車に置いたまま外に出たりすると「置いてきたよ」とiPhoneに通知が毎度くるので、持ち物のリマインダーとして日常的に活躍しています。

また、Apple製品だけあってサードパーティのアクセサリが充実したのも他の紛失防止タグと比べて嬉しかったポイント。個人的に一番お気に入りのアクセサリがクアトロガッツの「ダリ レッド」のレザーケース。アルファロメオの鍵の赤レザーと相性がばっちりで、普段使いの車の鍵のアクセサリとして見栄えも素敵になりました。

選りすぐりのお気に入りの所持品に装着する紛失防止タグは機能性はもちろん、アクセサリとしての見た目が気に入るというのも非常に大事。その両方を兼ね備えている製品として、AppleのAirTagは今までの製品と比べると満足度が高いアイテムでした。

新しい事を始めるために環境を試行錯誤した2021年

2020年は今までのMac環境の集大成として最後のIntel iMacを買ってトリプル5Kモニターの最強のMac環境を作る事に取り組みましたが、2021年はそこから一転。新しい事をやるために新しい機材を取り入れた、新しい環境への変化の年だったように感じます。

久々に自作Windowsマシンを組んで配信環境を作ってみたり、iPadやApple Pencilを使ってキャラクターイラスト制作に挑戦してみたり、それら新しく入ってきた要素を一つのデスクに詰め込むためにモニター類をMateView×3枚に一新したりと、破壊と創造を繰り返してラディカルに事を進めた一年でした。

2022年は1月1日からYouTubeチャンネルも始める予定。リニューアルした環境を存分に使い込んでいきたいです。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。