7月11日〜12日に開催されるAmazonのプライム会員向けの最大級のセールイベント「Amazonプライムデー」の先行セールが本日7月9日より開始しており、メインイベントに先駆けていくつかの商品が割引価格になっています。ここではイベントのおさらいと、セール対象となっているおすすめのガジェット関連の製品をピックアップしていきます。
この記事の目次
Amazonプライムデーのイベント概要
まず、Amazonプライムデーのイベントを手短におさらいしていきます。
Amazonプライムデーのイベント日程
今回の2023年のAmazonプライムデーは以下のような日程となっています。
- プライムスタンプラリー：6月21日〜7月19日
- プライムデーカフェ：7月7日〜7月9日
- ポイントアップキャンペーン：7月9日0時〜7月12日23時59分
- 先行セール：7月9日0時〜
- Amazonプライムデー：7月11日0時〜7月12日23時59分
本日7月9日はAmazonプライムデー本日程に先駆けた先行セールが開始されるほか、本日からの買い物がポイントアップキャンペーン対象に。キャンペーンページでエントリーしておけば、7月9日〜12日の期間中の買い物の合計額が10,000円以上になった場合最大15%還元でAmazonポイントとして還元されます。
また、渋谷PARCOで無料で楽しめるプライムデーカフェは本日が最終日となっています。
買い物の前にやっておくべきこと
今回のAmazonプライムデーのセールで押さえておくべき要点は以下のとおり。
- Amazonプライム会員に登録（30日間の無料お試しでもOK）
- ポイントアップキャンペーンにエントリー
- Amazonショッピングアプリをダウンロード（利用で還元率が0.5%アップ）
- プライムスタンプラリーに参加
事前にポイントアップキャンペーンにエントリーしておくことで最大15%のポイントが還元されるので、買い物を始める前にエントリーは忘れずに。また還元率アップ条件の中にAmazonショッピングアプリの利用があるので、買い物カゴの中身を決済する際はアプリの使用をお忘れなく。
また、最大50,000ポイントが当たるプライムスタンプラリーの条件の一つに「プライム対象商品を2,000円以上購入する」というものがあるので、買い物を始める前にこちらも参加しておきましょう。
同時開催中の無料キャンペーン
以下はAmazonプライムデーと同時にAmazonが開催しているキャンペーンです。
- Amazon Music Unlimitedが4ヶ月無料（月額880円×4＝3,520円分）
- Audibleが3ヶ月無料（月額1,500円×3＝4,500円分）
- Kindle Unlimitedが3ヶ月無料（月額980円×3＝2,940円分）
いずれも3ヶ月・4ヶ月間無料で料金不要でAmazonの有料サービスが体験できるキャンペーンなので、この機会に登録しておくのはおすすめ。
特にKindle Unlimitedは個人的に何年も継続利用しているおすすめのサービスで、読書に使わない時でもMac Fanのような雑誌も毎月新刊が0円で読めるので雑誌系サブスクを代替できるのが魅力。iPadやKindleデバイス、フォルダブル端末など大画面のデバイスをフル活用できるので、是非無料体験してラインナップを確認してほしいサービスとなっています。
それでは、実際にAmazonプライムデーで安くなっている商品を見ていきます。
Amazonプライムデーの先行セールで安くなっているもの
今回のAmazonプライムデー先行セールで安くなっているアイテムをピックアップしてみました。割引前後の価格はAmazonの表記をそのまま記載しているので、過去の価格推移まで確認したい方はプライストラッカーのKeepaをChromeにインストールして確認する事をおすすめします。
10.2インチiPad（49,800円→42,980円）
2021年発売の10.2インチiPad（第9世代A13 Bionicチップ搭載）の64GBモデルが14%オフの49,800円→42,980円に。256GBモデルも71,800円→64,650円となっています。現在もApple Storeでエントリーモデルとして扱われているモデルで、現行iPadの中でホームボタンを搭載した唯一のiPadです。
Samsung 970 EVO Plus 2TB（16,306円→13,680円）
サムスンのNVMeストレージの2TBモデルが16%オフで16,306円→13,680円。1TBモデルも同じ割引率で7,980円とお買い得。PCIe Gen3と古めのスペックですが、容量をコスパ良く確保できます。NPCの内蔵ストレージの換装用にはもちろん、NVMe用のケースを使ってUSB接続の外付けストレージに使うのもおすすめです。
なお、Gen4のNVMeとしてはWestern DigitalのWD Black SN770 2TBが19,032円→16,919円となっているので、Gen4が欲しい方はチェックしてみてください。
Amazonベーシックモニターアーム（15,593円→12,555円）
Amazonのセールイベント常連のAmazonベーシックのモニターアームが15,593円→12,555円。Amazonベーシックブランドながら中身はエルゴトロン相当となっており、モニターをデスクから浮かせて卓上のスペースを広く取ったり、適切な高さに調整して作業効率をアップしたい方におすすめです。なお、本家エルゴトロンもセールとなっているので本家の見た目が好きな方はそちらも買い時。
SwitchBotロック ドアロックセット（18,980円→14,980円）
レビュー記事で紹介したばかりのSwitchBotロックのドアロックセット（本体＋指紋認証パッド）が18,980円→14,980円。同社のSwitchBotハブ2を介してAlexaやIFTTT等と連携できたり、スマートロック系の製品の中では早い段階で共通規格のMatterに対応してAppleホームアプリのオートメーションやSiriと連携できたりと、連携性能に秀でたスマートロックです。
セットに含まれる指紋認証パッドを追加する事で指紋でのロック解除ができるほか、NFCカード・暗証番号によるロック解除もできるようになり、スマホアプリやApple Watchアプリを使わずともスムーズに解錠できるようになります。
また、指紋認証パッド無しの単体でも11,980円→9,584円となっており、WiFi連携やアプリ中心に使うのであればこちらもコスパ良くおすすめ。WiFi連携用のハブ製品は11日〜12日のプライムデー本番で安くなる事が告知されているので、こちらも追加する場合はセール開始後の購入が良いでしょう。
SwitchBotロボット掃除機（59,800円→47,800円）
先日市販化前のサンプルをお借りしてレビューしたSwitchBotの新型ロボット掃除機K10+が早速Amazonプライムデーに登場。20%割引で、59,800円→47,800円。日本の集合住宅事情に合わせて小型化＆静音化しつつ清掃性能もキープした製品で、小回りの利くコンパクトなボディで静かに掃除できるのが特徴。
掃除のたびに充電ステーションへの自動ゴミ収集を行ってくれるためゴミ捨ての手間が殆ど無く、コンパクトなサイズながら水拭きにまで対応しています。
SwitchBotらしい強力な連携性能も健在で、スマートフォンのGPSに連動させて外出中に自動で掃除させるなど、スマートな自動化が構築できるのも強み。個人的に近年イチオシのロボット掃除機です。
Fire Max 11 タブレット（34,980円→26,980円）
Amazonから5月に発売されたばかりの新型タブレット「Fire Max 11 タブレット」が34,980円→26,980円。2000×1200の11インチディスプレイを搭載し、Fireタブレット初の指紋センサーを搭載、純正のスタイラスペンやキーボードをラインナップするなど、Amazonのタブレットとしては高性能な新商品となっています。
FireタブレットをAlexaのスパートスピーカー/スマートディスプレイのように使えるShowモードにも対応し、大画面のEcho Showかのように使えるのも他社製品に無い魅力です。
FlexiSpot電動昇降デスクEJ2（34,500円→29,120円）
FlexiSpotの電動昇降デスクフレームのEJ2が34,500円→29,120円。120〜210mmの天板に対応し、耐荷重は100kgまでと余裕のあるフレームです。こちら純正の天板を使う事もできますが、以前FlexiSpot E7のレビューで紹介したようにマルトクショップで好みの木材・サイズ・形状の天板と組み合わせることで、更にこだわって理想的なワークデスクが構築できる製品となっています。
座り作業のPC環境をそのまま維持しながらスタンディングデスクとして持ち上げて集中力を継続させられるので、在宅時間が長い方におすすめのアイテムとなっています。
CIO NovaPort TRIO 140W3C（12,980円→10,000円）
小型化に定評のある充電器メーカーCIOから6月に発売されたばかりのCIO NovaPort TRIO 140W3Cが12,980円→10,000円のセールとなっています。最大合計142Wの大出力で、出力は3つのポートに自動で振り分けられます。1ポート充電時は最大140Wまでの高出力に対応するほか、5WのPPS出力に対応しておりGalaxyシリーズの超急速充電2.0にも対応。
SHURE MV7（30,900円→26,930円）
SHUREのポッドキャストマイクロホンMV7が30,900円→26,930円。多くの配信者にも人気の高音質マイクで、オーディオインターフェースが必要なXLR接続だけでなく、USB端子からPCやスマートフォンに直結して使える手軽さも兼ね備えているのが魅力。
個人的にもマイクアームのElgato Wave Mic Arm LP（同じく先行セール対象）と組み合わせて愛用している製品なので、自宅で通話や収録を行う機会が多い方にはおすすめの製品です。
DJI Action 2 Powerコンボ（49,500円→29,260円）
手のひらに収まるキューブ型のブロックのモジュール式アクションカメラ「DJI Action 2」のPowerコンボ（外部バッテリーセット）が49,500円→29,260円の41%オフ。なおカメラ側から映像を確認できるモジュールが同梱されるデュアルスクリーンコンボは36,678円となっています。
個人的にも愛用している製品ですが、カメラとしての取り回しの良さだけでなく、キューブ型のブロックをフックと磁石の機構で着脱するギミックは触っているだけで所有欲を満たしてくれて気に入っているアクションカメラの一つです。
元々新モデルのAction 3が登場して値下がり傾向にはあったものの、従来のオーソドックスなアクションカメラに回帰したAction 3登場後でもユニークな箱型形状は魅力的なガジェットです。
OPPO Pad Air（37,800円→29,180円）
薄型軽量デザインの10.3インチAndroidタブレット「OPPO Pad Air」が37,800円→29,180円。薄さ6.9mm、重量440gの薄型軽量デザインと、アルミ合金のボディの触り心地が魅力の機種。店頭で触った際の感触の良さから個人的にとても気になっていた機種です。
SP Silicon Power microSDXC 1TB（9,382円→8,747円）
シリコンパワーのUHS-1 U3・V30・A1規格の1TBのmicroSDXCが9,382円→8,747円。ROG Allyにおすすめの周辺機器でも取り上げましたが、ポータブルゲーミングPCの容量増設に十分な性能を持っており、大容量のmicroSDが必要な方にはおすすめのタイミングです。
Dell S2722QC 27インチ 4K モニター（49,800円→36,800円）
Dellの27インチ4Kモニター「S2722QC」が49,800円→36,800円。スタンダードなIPSパネルの4KモニターながらUSB type C接続にも対応し、映像入力と同時に最大65Wまでの電力供給にも対応。ノートPCやポータブルゲーミングPC、UMPCの出力先モニターとして優れた性能を持ちながら、今回の先行セールでかなりお買い得な価格に値下げされていておすすめ。
4K・27インチの組み合わせは近年のWindowsやMacで使うには大きすぎず小さすぎずのちょうど良いサイズで職場でも愛用してきており、個人的にも気に入っている組み合わせなのでシンプルに「外付けモニターが欲しい」という方に広くおすすめできる一台です。
Fire TV Stick 4K Max（6,980円→3,980円）
AmazonのFire TV Stick 4K Maxが43%オフで6,980円→3,980円。Dolby Vision、HDR10、HDR10+に対応してハイクオリティな4Kコンテンツを楽しめるほか、それを快適に受信できるWiFi 6に対応した機種。Amazonプライムビデオなどの4K動画のストリーミングをスムーズに楽しむのに最適です。
コンパクトな筐体のため家のPCモニターやTVに設置するだけでなく、ホテルに持ち込んで現地のTVで自分の好きなコンテンツを快適に楽しむのにもうってつけ。
Logicool MX Keys mini KX700GRd（15,950円→12,920円）
ロジクールのテンキーレスのワイヤレスキーボード「Logicool MX Keys mini KX700GRd」が15,950円→12,920円。私はこれの「for Mac」のモデルを愛用していますが、今回セールとなっているのは日本語配列の通常モデル（Windows向けの印字があるだけで、こちらでも問題なくMacで使用可能）。個人的に最高のコンパクトワイヤレスキーボードです。
Bluetoothに加えてLogi Boltレシーバーを介した独自の無線接続方式にも対応しており、混線の中でもBluetoothより安定して使う事が可能。3台までのデバイスをペアリングして切り替えられるほか、Logi Options+のソフトウェアから設定する事でSmart Actions機能で様々な機能を割り振ることもでき、MX Keys Sのレビューで紹介したように工夫をすればスマートホームの操作をキーに割り振ったりといったカスタムも実現可能なデバイスです。
Anker Eufy Security SmartTrack Card（3,990円→2,993円）
以前レビュー記事でも紹介したAnkerのEufyブランドのクレジットカードサイズの紛失防止タグ「Security SmartTrack Card」が3,990円→2,993円。Apple製品の「探す」ネットワークに乗り入れすることができるので、紛失時にAirTagと同じ追跡網を使った位置情報追跡が利用できつつも財布のクレジットカード用のポケットに収まる秀逸な製品。置き忘れ通知にも対応しており、財布に是非入れておきたい一枚です。
先行セールでまだ安くなっていないもの
続いて、7月9日スタートの先行セールではまだ安くなっていないものの、Amazonプライムデー（7月11日〜12日）での値下げが予告されていたり、以前のセールイベントで目玉となっていた定番をピックアップしていきます。
Amazon Echoシリーズ
Amazonの先行セールが始まっているものの、未だ静かなのがAmazon Echoシリーズ売り場。例年のプライムデーや他のAmazonセールでは最もアグレッシブな値下げが見られた製品群なので、7月11日〜12日のプライムデー本編での値下げに期待ができます。
特に新製品のEcho Popは今までに無いスタイリッシュな外観でありながらEcho Dotよりも安価なエントリーモデルに位置付けられているため、今回のセールの目玉となりそうです。
MacBook Air（M1・M2）
Appleシリコン搭載の第一世代のM1チップ搭載MacBook Air（2023年のレビュー記事）や、筐体が刷新されたM2チップ搭載MacBook Airは、最近Amazonで頻繁にセールに登場する製品。実際私も春先のAmazonのセールでM2チップ搭載MacBook Airをかなりお買い得に買っているので、今回のAmazonプライムデーでも期待ができそうです。
第2世代AirPods Pro
AirPodsシリーズはAmazonのセールの定番アイテムですが、昨年レビューしてから毎日愛用しているAirPods Pro（第2世代）はセール対象となったら是非検討してほしいアイテムです。
ノイズキャンセリング性能が圧倒的で、これ一つあればどこに居ても落ち着いた空間を作る事ができ、音質も十分。そこから社外イヤーピースのAZLA SednaEarfit Crystalを導入すると耳から落ちにくくなり使い勝手・迫力ともに増すので個人的におすすめ。
こちらはiPhone 15の登場に合わせてUSB type C対応版がリリースされるとの噂がありますが、本製品はQiのワイヤレス充電・MagSafe・Apple Watch充電器で充電できてそれらの充電環境がある場合はLightningケーブルで有線接続する事が無いほど便利なので、端子変更があったとしてもiPhone本体の場合と比べて影響は小さいでしょう。
お買い得価格であれば購入タイミングとしてはかなりおすすめです。
SwitchBotハブ2
以前レビューでも紹介したSwichBotハブ2は先行セールでは登場しませんでしたが、Amazon上の告知ページにて7月11日〜12日に割引価格になる事が予告されています。
ハブ2はスマートホームの標準規格「Matter」に対応しており、SwitchBotカーテンやSwitchBotロックの操作を仲介してAppleのHomeKitからSiri・オートメーションなどで操作できるようになるなど、今後のスマートホーム機器を一歩先取りしている製品。
今後最新のMatterを組み込んだスマートホームを構築していくのであれば是非ともプライムデー価格で押さえておきたいアイテムです。
思いのほか「先行セール」の割合が多い2023年プライムデー
今回2023年のプライムデーを調べていくつかピックアップをしてみましたが、想像以上に7月9日スタートの「先行セール」にてセールの始まる商品の割合が多くて驚きました。プライムデー自体は7月11日〜12日の2日間とされていますが、今回は実質的に7月9日〜12日の4日間のセールと言っても良いでしょう。
Amazon最大のセールイベントだけあり今回ピックアップした物以外にも割引率の高いアイテムが多く登場しているので、是非イベントページをチェックしてみてください。
